訪日外国人観光客や日本語がわからない生活者への配慮を大きな被害を出した台風21号に続き、9月6日午前3時すぎ北海道で震度6強の地震が発生しました。いずれも外国人観光客や定住外国人が多い地域が含まれています。 災害時、日本語のわからない外国人や海外にルーツを持つ方々は情報弱者となりやすく、適切な防災、減災、避難行動がとれない場合が少なくありません。災害が発生するたびに外国人観光客などが、日本語がわからずどうしたら良いかわからなくて不安だった、避難が遅れたなどの報道がなされています。 一方、被災地や被災地支援を行う日本人(日本語がわかる人)にとっても、日本語がわからない方々に対してどのように情報提供や支援をすればよいのか、いざとなるとそれどころではなかったということも多いのではないでしょうか。 日本に長く暮らしている海外ルーツの方々にとっても、災害時の日本語は日常会話とは異なる言葉や表現が多用