北海道胆振東部地震の影響であちこちで山肌が崩れた=2018年9月6日、北海道厚真町 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 政府の地震本部が発表した地震動予測地図。今後30年間に震度6弱以上の揺れが予想されている(作成/地震本部) 2018年の世相を表す漢字は「災」。大阪北部地震や北海道胆振東部地震のほか、西日本の広い範囲を襲った西日本豪雨など、日本中で災害が相次いだ1年だった。 【政府が発表した地震予測地図】 近年は自然災害が相次いでいて、その範囲も日本各地に広がっている。では、2019年以降はどのような災害が予想されているのか。 政府の地震調査研究推進本部(地震本部)によると、今後30年以内にマグニチュード(M)8~9クラスの巨大地震が起こる確率は、静岡県から九州沖合にかけての南海トラフ沿いが70~80%と予測されている。 さらに、北海道東部の千島海溝沿いを震源とする巨大地震も警戒