世界的な人気作家の村上春樹さんがニューヨークで行われたイベントに登場し、ユーモアを交えながら自身の創作活動について語りました。 編集者の質問に答える形で英語で語った村上さんは「年齢を重ね、小説家であるとともに紳士であろうとしているが、トランプであると同時にオバマであるかのように難しい。大事なのは、払った税金の額や過去のガールフレンドについて語らないこと、そしてノーベル文学賞について考えないことだ」などと、トランプ大統領を念頭にユーモラスな語りを披露し、会場の笑いを誘っていました。 また創作活動について聞かれると「登場人物はゼロから創作しており、登場人物がひとりでに動き始め、その様子を見つめるだけだ」と述べたうえで「小説に集中すると、現実か非現実かわからないどこかに行ってしまい、深い地下、無意識の部分に入る。そして、また現実に戻ってくる」などと話しました。 村上さんは会場からの質問も受け、「