ドラマが元気だ。視聴率好調の「半沢直樹」(TBS)、社会派で固定ファンをつかんだ「Woman」(日本テレビ)、「救命病棟24時」(フジテレビ)、そして「あまちゃん」(NHK)。春にも「ガリレオ」第2シーズンと「ラスト☆シンデレラ」(ともにフジ)とヒット作があった。最近のヒットドラマには共通する法則があるようだ。 ドラマウォッチャーによると、最近のヒットドラマはキャスティング、テーマ、演出に特徴があるという。 キャスティングでは演技力に定評ある「舞台俳優」の起用だ。ドラマに詳しいライターの田幸和歌子氏は、「そもそも『半沢直樹』の主演、堺雅人が舞台出身。笑顔で多彩な喜びから激怒まで、さまざまな感情を演じ分けられる。共演陣に、歌舞伎界から片岡愛之助、歌舞伎俳優でもある香川照之。大阪編の敵役となった支店長は元劇団四季のスター、石丸幹二」と解説する。 「あまちゃん」に至っては、脚本の宮藤官九郎氏が根