タグ

ブックマーク / blog.szk.cc (6)

  • 選挙の後こそ、民主主義が問われる

    選挙が終わった。というよりは新しい体制での政治が始まるという方が正しいのだけど、ともあれその結果を見て、予想通りだという人もあれば、意外だという人もあるだろう。特に第三極の政策や政権公約に興味があった人の中には、結局のところ自民党大勝という結果に失望した人も多いのかもしれない。みんな党の名前しか見てないんじゃないか、と。 ところで、それよりも気になっていたのは、選挙直前になってネットのあちこちからあがった「選挙に行こう」の声だった。それ自体はとても大事なことだし、勢い余って「選挙に行かない人に政治に口を出す権利はない」とか「選挙に行かない男と付き合うな」なんて話が飛び出すのもまあ仕方ない(どちらも間違った意見だと僕は思うけど)。ただ若年層に関して言えば、近年むしろ政治への関心は高まっているし、昨今の調査ではネットを熱心に見ているのはむしろ30代から40代らしいので、どこまで的に当っているの

    massunnk
    massunnk 2012/12/17
  • それでも正義の味方は勝つ

    最近、正義の味方と悪の組織を対比させた議論を目にすることが多くなった。元ネタは例の画像だろうけど、大まじめに組織論として語る記事なんかもあって、これはこれで面白かったりする。僕もそもそもあの持ち上げ方にはちょっと疑問なところもあったので、試みに正義の味方よりで理屈を並べてみる。 組織の体制 言うまでもなく、悪の組織には親玉がいて、彼を頂点とする上意下達の組織系統が存在する。それに対して正義の味方は、ときにケンカしたりすれ違ったりすることがあっても、最終的にはチームとして行動する。メンバーにはそれぞれ役割があり、互いの能力を補完しあいながら戦うのである。 目標 悪の組織の目標は「世界征服」だが、それはトップと一握りの幹部に共有されているにすぎない。下っ端の戦闘員は全体的な目標に限定的にしか関与を許されず、ときに特攻同然の戦いを強いられる。それに対して正義の味方は、「正義のため」という抽象的な

    それでも正義の味方は勝つ
    massunnk
    massunnk 2012/05/07
  • 「みんな知っていること」

    世の中には、色んな事情で「明るみに出ないこと」というものがある。たとえば、不正に関わることだ。不正というのは悪いことだから、暴かれない限りまずおおっぴらにされることはない。だが不正が起きるのにもそれなりの理由があって、気がついたらその不正を前提に行動しないといけなくなるなんてこともある。「談合」なんてのはその一例だろう。 明るみに出ない出来事とは、要するに「公式的には事実でないが、非公式には事実である」ということだ。その存在を誰も認めることはないけど、ほんとうにそれが事実でないかのように振る舞うとバカを見るので、非公式な事実に基づいた行動が求められるようになるのだ。 そして大抵の場合、こうした非公式な事実は、それがあることを知っている人間には有利に働くか、あるいは知らないと損をするという性質をもつ。だから非公式な事実は一部の人によって独占されるのだけど、独り占めしすぎると、その恩恵にあずか

    「みんな知っていること」
    massunnk
    massunnk 2012/03/25
    「みんな知っていること」 -
  • ギャル演歌の世界へようこそ

    学生たちと話していると、「ギャル」と呼ばれることに抵抗感を示す子が多いことに気づく。この数年で急速に「ギャル=イタイ子扱い」が進行したけれど、彼女たちの反応は、ファッションとしてのギャルに対する忌避感だけでなく、ファッションやコミュニケーションスタイルは、かつてであればギャル扱いだった子でも、「あんなイタイ子とは違う」という形で否定する。いわばギャルはギャル的なものの極北の部分だけを指すマイナージャンルに落ち着いたというわけだ。 その話は別に題じゃなくて、その「イタさ」みたいなものを直接的に感じた出来事の話。個人的にはあちゃーと思ったKyleeの日語デビューシングル「キミがいるから」にまつわるあれやこれやのことだ。 先に断っておくと、カップリング曲はこれまでのNature Livingが担当していた路線を継承した「On My Own」、Evanescenceを思わせるミドルチューン「S

    ギャル演歌の世界へようこそ
    massunnk
    massunnk 2010/04/16
  • 直列・並列問題ふたたび

    このブログは毎週金曜日23時の定期更新を目指しているのだけれど、ここんとこ忙しくてスケジュールがイレギュラーになりがち。そんなわけで今日も時間に遅れたのだけれど、帰宅したらちょうどいい頃合いでバルス祭り(テレビ放送されている『天空の城ラピュタ』を見ながらネットで名台詞をつぶやく祭り)が始まるところだったので、久しぶりに実況体勢に入っていた。放送終了後のBuzztterは画像のような感じ。 Twitterのサーバーは「バルス!」の声と共に一斉にみんながつぶやいたのだけど、その直前にCMに入った辺りからハッシュタグlaputaのページを表示しっぱなしにしてたら、そこからムスカの「目が~、目が~」までの間で約4200件のツイートがあったと表示されていた。ちなみにVIPの実況は落ちたらしいけど、これはF5で更新する掲示板と、自分のタイムラインだけを眺めていても勝手に更新が表示されるようになったTw

    直列・並列問題ふたたび
  • 〈ほんもの〉を捏造する « Soul for Sale

    昨日は、仕事の予定が思ったより進んだ(というか〆切が延びた)ので、行けるかどうか微妙だった「Architecture After 1995」のシンポジウム、「『2000年以後』を考える」を見に行ってきた。パネリストは五十嵐太郎氏。氏が関わった2000年の展覧会「空間から状況へ」と今回の展覧会を比較しつつ、10年前と何が変わったのか、何が引き継がれたのかについて、出展した建築家たちを交えつつ振り返るという構成。『思想地図vol.3』の巻頭座談会「アーキテクチャと思考の場所」が、1999年の『批評空間』誌上における「いま批評の場所はどこにあるのか」へのアンサーになっていたことと、おそらくパラレルに企図されたものだろう。シンポジウムの中身というより、出展されていた方々のアティテュードについては個人的な問いが残ったが、それは会場でも言ったとおり「保留」としたので、押しかけでコメントした部分だけ、あ

    〈ほんもの〉を捏造する « Soul for Sale
    massunnk
    massunnk 2009/11/10
  • 1