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ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (8)

  • 『リベラリズムの存在証明』「エピローグ(草稿)」 - shinichiroinaba's blog

    以前今はなき玲奈さんのご厚意でアップしていただいていたものだが、消滅して久しいのでこちらにアップする。 ======================== 少々長い旅になったが、このあたりでいったん筆は置かれる。その前に、少し違った角度からこれまでの議論を総括してみよう。 書前半で提示した私なりの権力概念はかなり常識的なものであり、とりわけそれが権力を振るわれると感じ、それに服従する側の主体の自覚、了解を媒介としてはたらくものと定義されている点で、少々時代遅れである、と少なからぬ読者の方は思われたかもしれない。とりわけ私は要所要所でミシェル・フーコーの所論をどちらかというと肯定的に参照しているのであり、彼フーコーこそは20世紀後半の科学的権力概念の革新者と見なされているのだから。 フーコーの権力概念が人を惹きつける理由のひとつは、不可視の、意識されず、了解されないままに作動するものとしての

    『リベラリズムの存在証明』「エピローグ(草稿)」 - shinichiroinaba's blog
  • いただきもの - shinichiroinaba's blog

    永井均『翔太とのインサイトの夏休み』(ちくま学芸文庫) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4480090924/interactivedn-22 解説は中島義道。 『東浩紀コレクション 情報環境論集』(講談社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4062836262/interactivedn-22 期せずして「転向」前の集成、といった趣になりましたな。

    いただきもの - shinichiroinaba's blog
    massunnk
    massunnk 2007/08/10
    「期せずして「転向」前の集成、といった趣になりましたな」
  • ハンス・アビング『金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか』(grambooks) - shinichiroinaba's blog

    http://www.bk1.co.jp/product/2761370?partnerid=p-inaba3302385 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903341003/interactivedn-22 文化・芸術経済学の好著。アーティストとか学者とかを目指す若者必読。 何だかんだいって芸術には威信があり、愛好者は無論のこと、それを需要しない人々でさえその権威を認める。ゆえに市場ベースでは採算がとれずとも芸術にはメセナや公的助成がなされる。そして人材は供給過剰となり、一部の勝ち組を除けば貧困に甘んじざるを得ない。その貧困にもかかわらずアーティスト志願は、一部はそのリスク愛好性ゆえに、また一部は芸術そのものの威信へのより強いコミットメントゆえに、市場からなかなか去らない――。 自身アーティストで、副業として長く大学の経済学非常勤講師を

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  • ゲームと公共性(反響……じゃなくて) - shinichiroinaba's blog

    RGN(Research on Game design and Narrative。コンピュータ・ゲームのデザインと物語についての研究会)第3回「プレイヤーという存在」 http://www.4gamer.net/news.php?url=/news/history/2006.08/20060803142459detail.html ふーん。 茂内報告の言う「プレーヤーとPCの非同一性」については『マイクロ・エシックス』の項目「テレビゲーム」で書いておいたし、増田報告の「Rule-Breaking」の話は、ご人も言うとおり、「ゲームと公共性」とつながる話じゃん。 茂内氏の修論は結構力作ですね。

    ゲームと公共性(反響……じゃなくて) - shinichiroinaba's blog
  • インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - ゲームと公共性

    http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_e146.html 文献リストがほしいですな。 とりあえずweb上では http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/lhcontents.html#vol2 http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/510/510-1.pdf http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/510/510-2.pdf 告知を忘れていたが実は24日土曜日には福岡に飛んで、久留米大学サテライトキャンパスの公開講座で、「日にとってマルクス主義とはなんだったか」という話をしてきたのだ。 昨日28日には都立新宿高校で出張模擬授業をしてきたのだ。お題は「ゲームと公共性」。でも「公共性」という言葉の解説に時間をとられてゲー

    インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - ゲームと公共性
  • 2005-11-11

    今回はおすすめできません。つーかダメだろこれ。特に書き下ろし部分。 小田中先生のおっしゃることが基的に正しいと思います! http://d.hatena.ne.jp/odanakanaoki/20051111#1131631802 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062718/interactivedn-22 http://www.bk1.co.jp/product/2610043?partnerid=p-inaba3302385 まあ「しろはた」を読んでいれば分かることだが、普通の読者向けの文章も書けるのですね。安心。 「萌えは正しい(少なくとも邪悪ではない)」というご主旨はごもっともですが、「ちょっとこれは……」というところも多々あり。 「脳内恋愛」は当に無害かというと、必ずしもそうとはいえないのではないかと。だって花沢健吾

    2005-11-11
  • インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - ご盛況で何より

    土日で見てなかった間にまあなんと。 仕切直しがあった方がいいですから、先のコメントツリーと関連リンクをトラバして、こっちに上げます。続きはこのコメント欄にお願いします。 まず論争の出所。 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/comment?date=20051111#c 枝分かれしてsvnseedsさんところ。dojinくんの疑問をめぐる応酬。 http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20051118 あらためて(既に山口二郎の話はどっかにいった)山口二郎スレ@2ch政治板。 http://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1131737168/ ギャラリーは2chを含めいろいろいますがたとえば http://hpcgi3.nifty.com/biogon_21/aska/aska.cgi の

    インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - ご盛況で何より
  • インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - 教育の政治経済学(含む「経済の教育社会学」by末廣昭)おさらい

    また仕切りなおして上げます。 山形氏がクルーグマンの「生産性、所得分配、失業」の話をしていたので、まず、生産性について昔書いたことを転載、リンクしておきます。ここまでの議論では「経済学が社会学を追い詰める」という感じにともすればなってますが、経済学で言えることもたかが知れています。 「生産性のメカニズムは実のところ経済学にとっては解明の対象と言うよりは議論の前提である、という印象はかつて労働問題を学んできた私自身がかねてから抱いていたものである。 たとえばこのことは、現代マクロ経済学の主潮流となった内生的成長理論には明確に当てはまる。内生的成長理論はかつての経済成長の理論モデルでは外生変数、モデルを作る際に前提として与えられていた技術進歩、生産性上昇を、モデルの中で決定されてくる内生変数として取り扱うところにポイントがあるわけだが、それにしたって、やれ、規模の経済がはたらいて(要するに、た

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