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ネット上で政治言論を観察していると良く見かけるのがネット右翼*1とサヨクの対立だ。彼らは対米・対中韓外交政策や改憲問題、教育改革など多方面で対立が見られ、その対立が議論によって埋まったことは殆ど見たことがない。何故彼らは対立するのか、何故わかり合えないのか。その原因と構造を考えようと思う。 オルタナティブ@政治経済という2ch型スレッドフロート式掲示板がある。ここは2chの共産板や政治思想板から離別するほどの強烈な左翼思想と2chへの怨恨を持つ者が書き込みを行っており、政治思想系ヲチャーの重要観察地点のひとつである。このオルタナを観察していて分かってきたことなのだが、どうも私とオルタナンとでは差別の「定義」が違うらしい。 私は差別と言う言葉を「偏見に基づき相手を批判すること」と定義して使用している*2。偏見の判断基準は「個人の属性を集団に当てはめること」及びその逆。例えばある韓国人が犯罪を
このエントリーは、こちらの続きです。 なぜ『フェアトレード』なのか なぜ『フェアトレード』なのか−その2− フェアトレードの問題点として、今まで見てきた点より重要な点があると梶氏が指摘されている点について見てみます。 もちろん、これには例えばRAなどによる認証ラベルが市場で「プレミアム・コーヒー」であることの正しいシグナルとして広く認識されていることが必要になる。しかし、ここに必ずしも「プレミアム・コーヒー」と同じだけの品質を保証しないが、多くの消費者にとって本当の「プレミアムコーヒー」と見分けがつかない、そんな「類似品」の認証ラベルが出回ったとしたら?RAの戦略にとっては大きな脅威になるだろう。 そう。僕が言いたいのは、フェアトレードの認証こそが「プレミアム・コーヒー」にとってのそういった「類似品」になる可能性があるかもしれない、ということだ。 RAのような、複合付加価値型の商品の普及を
このエントリーは、こちらの続きです。 なぜ『フェアトレード』なのか 「本当の問題」を踏まえた上で、The Economistの記事を読むには、フェアトレードという多層的な面を持った概念全般に関して、読者も記事に書かれていない問題点についての知識も踏まえていないと正しく理解できません。例えば、「スターバックス VS エチオピア」を見て、この主張について検討するには、この問題に関する知識を得る必要があります。 ・事のあらまし スターバックスに、エチオピア産コーヒー豆の「商標出願」妨害疑惑 - 米国 ・スターバックスのCSR(企業の社会的責任)について広報しているページ Coffee CSR スターバックス ・スターバックスのCSRの事例のレポート記事 CSR Archive Vol.2 ・駐日エチオピア大使館のサイトからエチオピア政府の主張 スターバックスは農民の年間歳入見積り額US8800万
メモ:the economistのフェアトレード記事の日本語訳 by山形浩生氏(@研究メモ by DOJIN氏) 一連のThe Economistの記事のフェアトレードへの姿勢を見ていると、弾氏の経済成長の一言に端を発したやりとり全体への、漠然とした違和感の底流に繋がっているような気もするので少し考えてみることにします。 「フェアトレード製品は問題を悪化させるし、まずいし、そもそも本来の目的を果たしていない。」という文章から読み取れる事 ・「フェアトレード」は問題を悪化させる ・「フェアトレード」はなにか「本来の目的」がある という事で、この話を検討するには、まず「フェアトレード」やその「本来の目的」を理解している事が前提となります。 http://cruel.org/cyzo/cyzo200507.html 以前に、山形氏がここで触れられているように、そもそも山形氏のサイトをチェックする
世の中では、図書館の民営化なるものが話題になっているのだそうです(例えば、こちら)。 しかし、そんなもの、あの著作権法改正以降、違法に決まっているじゃない!! レンタルコミックならともかく、図書館ともなれば、貸与権管理センターで貸与権を管理できている著作物だけを貸し出しの対象とするわけにも行かないでしょう。また、顧客からは貸出料をとらなくったって、地方公共団体から図書館業務に関してお金をもらって営業していれば、「非営利」の要件を満たさなくなるでしょうに。 もはや、民間でできるのは、貸し出しなし、館内で閲覧するだけの図書館だけですよ。しかも、コピー機をおいたらアウトですよ。選撮見録事件の法理で行けば、コピー機の設置者が複製の主体になりますから、「私的使用目的の複製」とはなりえませんし、公益法人ならばともかく、営利法人が設置する「図書館」なんて著作権法施行令1条の3を満たしそうにありませんから
「五輪開催まで中国の治安が保たない」 という物騒な噂を聞いたのは、一昨日のことだった。臺灣在住の友人が小耳に挟んだ話で、 南も北も火種がある というのだ。そろそろ新疆ウイグルあたりでは 毎年恒例の民族紛争 が起きるはずなのだが、経済的・政治的に不利益を被っている西南もきな臭いという。これまで抑圧されまくっていたのが、海外の情報に自由に接することが出来るようになり、外国企業が進出し始めたので、自分たちがこれまでいかに中央政府に搾取されていたかが、分かってきたのである。 中央が北京五輪の準備と開催で身動きできないうちに決着をつけようとするかも と言う話で、最近の各地で起きる「暴動」のニュースを側聞する限り 中央集権は脆くも崩れつつある という印象がぬぐえない。 そこへ来て、 新疆で東トルキスタン独立運動の活動家達が中国の公安によって18人殺害、17人拘束、かつこのニュースを国内で報道 という、
今回は下記の論文について。 林真人,2006,「若年野宿者の形成と現存」『社会学評論』57(3): 493-509. 3人の若年野宿者(男性)の生活史の紹介が主な内容。いずれも家族や友人との関係がなくなり、最終的には半ば "自発的に" 野宿生活に入るというお話。一般に野宿生活者は、高齢になって日雇いや飯場などで働けなくなり、野宿生活に入るというのが典型的なパターンだが、若年の場合は、がんばれば働けなくはないのだが、人間関係をうまく処理できないなどの理由で、継続的な就労をあきらめているケースが相対的に多いことが示唆されている。このように、「仕事がない」のではなく「自分自身の内面的要因」が原因として本人たちによって語られることから、「下層の再編成を通じて新たな個人化のモード(再埋め込みなき脱埋め込みが出現し」ていると著者は主張している。 若年野宿者が増えているという噂は聞いていたので、どんな感
Yesterday Michael Spence, the 2001 Nobel laureate in economics, a senior fellow at the Hoover Institution, and a professor emeritus at Stanford University discussed out trade deficit with China. Here's what he had to say followed by the reactions of Brad DeLong and Brad Setser. First, the editorial: We Are All in It Together, by Michael Spence, Commentary, WSJ: In 2005, the People's Bank of China
http://d.hatena.ne.jp/contractio/20070107/1168170564 そこが最大の対立点なら、あまり対立していないわけですが。以下、あんまり練れてない(というかそんなに考えてない)ですが、こんな感じで考えているということを。対立の分岐点が明らかになれば。 (追記) 書き終えてみたら何に反論したいのかわからなくなってしまった・・・。 - ある現象を観察して、その観察だけから、その現象がこれこれの選択肢集合からの選択であるといえるか。いえないと思う。「それはある集合の要素ですが、どんな集合の要素でしょう。」といわれても答えられないのと同じ。 ある作動を観察して、それがどんな構造の下での作動であるかがわかるか。わからないと思う。 ただし、「作動を観察する」ということが、「特定の構造の下での作動として観察する」ということでしかありえないという議論は可能。これは行
製作者:指宿信 (成城大学法学部教授) 本ブロッグの記述を無断で転載 することを禁じます。 Makoto Ibusuki©2012 指宿 信 著 被疑者取調べ録画制度の最前線 可視化をめぐる法と諸科学 発行: 2016年6月30日 価格(税抜): 4,500円 法律文化社 ISBN: 978-4-589-03774-9 指宿 信 監修 リーガル・リサーチ〔第5版〕 発行: 2016年3月 価格(税抜): 1,800円 日本評論社 ISBN: 978-4-535-52162-9 指宿 信 監訳 アメリカ捜査法 発行: 2014年5月20日 価格(税抜): 13,000円 ISBN:978-4-902625-94-3 ジェニファー・トンプソン-カニーノ,ロナルド・コットン,エリン・トーニオ 指宿 信 ・ 岩川直子訳 とらわれた二人 無実の囚人と誤った目撃証人の物語 発行: 2013年12月
福島県鏡石町で昨年11月、酒を飲んで車を運転し、妻(当時43歳)をはねて死なせたとして業務上過失致死と道交法違反(酒気帯び運転)の罪で起訴された同町の会社役員、滝口重被告(45)の弁護人が5日、弁護権を侵害されたとして国と県を相手取り、慰謝料など200万円を求める訴訟を福島地裁郡山支部に起こした。 訴えたのは斎藤利幸弁護士(54)。訴状などによると、斎藤弁護士は滝口被告が起訴された翌日の06年12月15日に県警須賀川署で滝口被告に接見し、起訴後に署員から遺棄致死容疑で取り調べを受けたことを知らされた。斎藤弁護士は「刑事訴訟法に違反する」として同署に中止を通告したが、同19日にも取り調べが行われた。 同法198条は検察官や警察職員による被疑者の取り調べを認めているが、被告の取り調べについては規定していない。斎藤弁護士は「起訴後の拘置を利用して取り調べ、重罪に変更しようとしている」と主張してい
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070107-00000007-kyt-l26 ボツネタ経由。 捜査段階の調書は「はじめから盗むつもりで店に入った」となっていたが、被告は公判で「買うつもりでレジに行こうとしたが、財布がないのでポケットに入れた」と主張した。普通なら争点になるところだが、あらかじめ「結論」が見えているせいか、検察、弁護側ともあっさりと被告人質問をやめてしまった。 別の窃盗事件の審理では、余罪について取り調べを受けた被告が「朝の5時、6時まで調べを受け、半分寝ていた」と証言し、「言ったら楽になると思って、やってもいないことをベラベラしゃべりました」と続けた。これも通常なら弁護側が捜査手法について激しく追及するはずだが、弁護人は「起訴されていない余罪だった」として争わなかった。 京都地検の幹部は「まだ制度に慣れていない面がある。もし審理の途
春の伊予国漫遊記。松山・今治と愛媛の魅力を満喫してきました。 法事を兼ねて愛媛観光へ 2024年のGWは、毎年恒例の名古屋帰省ではなく自宅でゆっくり過ごしておりました。というのも、4月に法事のため愛媛・松山に親族大集合というイベントがありまして、そちらをGWの旅行代わりにしたという理由です。法事は日曜日の予定ということ…
「オーマイニュースに2ちゃんねるの亜流になることを望んでどうなるのか。」というエントリーに対して、BigBanさんに、反論のエントリーを立てて頂きました。 BigBanさんは、鳥越さんに対して「何しろネットリテラシーがなさすぎる」と仰るのですが、鳥越さんがやろうとしているのは、匿名電子掲示板でもなければブログでもない、ネットを活用した市民ジャーナリズムなのですから、ジャーナリズムとしての倫理に合致させることを優先させたのは1つの見識というべきでしょう。 また、BigBanさんは、 「アメリカン・スタンダードがそうである」とか、「先行する韓国版がそうであるからとかいう理屈は、議論の本質を不明確にするだけであり、意味がないと考えられる。と仰るのですが、「Oh! My News」の日本語版としてサービスを開始している以上、大元の韓国版の仕様を基本的に引き継ぐのは当然のことです。韓国版の仕様を基本
Parsleyさんがオーマイニュース日本語版の平野編集次長らにインタビューされた様子が、Parsleyさんのブログに掲載されています。 平野さんらの受け答えは極めて常識的なものだと私は感じました。といいますか、市民型ジャーナリズムを推し進めていこうと思ったら、普通、ああいう方向になるだろうなと思いました。もちろん、編集部が一切のリスクを引き受けるという方針もあり得なくはないのでしょうが、その場合は、編集部としては、全面的にリスクを引き受けるに値するものだけを掲載するという方向で採用の基準を高くせざるを得ないでしょうから、いずれにせよ、2ちゃんねる基準に慣れきってしまった甘えん坊さんたちを満足させることはできなかったでしょう。 あと、面白いのは、「誰が書いたかではなく、何が書かれているかが重要である」という意味をオーマイニュースの編集陣は正しく理解しているのに対し、アンチな方々は「俺様基準」
学歴はお金にならない。損だ。みんなそう感じ始めている。にもかかわらず、進学競争がやまらないのはなぜか。兵庫県立大学大学院・応用情報科学研究科の中野雅至助教授はその著書「高学歴ノーリターン」(光文社ペーパーバックス)で、学歴の価値が大暴落し、東大卒でも報われないギャンブル社会がやってくる、と予見している。歪む日本の教育と格差社会の現状を、2回にわたり中野氏が斬る。第1回は「学歴は割に合うのか」について聞いた。 ――「学歴の価値が暴落している」と指摘していますね。 中野 受験戦争を勝ち抜き、東大を卒業したエリート官僚たちが霞ヶ関でやらされていることは、パソコンの使えない上司の代用でしかありません。上司の手書きの文書を、しかも深夜に代打ちするのです。はっきり言って東大卒がやる仕事ではありませんが、彼らのそんな姿をわたしは旧労働省に勤務していた時代にみてきました。これまでは、彼らはそれなりに尊敬を
■2007/01/06 (土) 10:14:20 米政権、人事刷新急ぐ・イラク政策立て直し 本日朝刊6面【国際1】 ワシントン 加藤秀央 ブッシュ米大統領はイラク政策の見直しに合わせて大型人事刷新に踏み切った。5日、ネグロポンテ国家情報長官を国務副長官に指名。同氏の後任をマコネル元安全保障局長官とする人事を正式発表した。任期切れまで時間的な余裕はなく、イラク政策の転換へ向けて外交・安保チームを一新させ、求心力回復を目指す。 中東の戦略的要衝イラク、そのレジームチェンジを武力で解決したのがイラク戦争の実相であります。 イラクを北朝鮮に置き換えてみれば理解できると思いますが、フセイン大統領が息子に世襲するような独裁体制が今も継続していたとすると、世界はもっと困った状況に置かれていたでしょう。 その意味で、イラク戦争は充分に意義のあった戦争であり、「大量破壊兵器が見つからない」という部
ジェンダーフリー・バッシングを行なっている連中が言っているのは、「家庭」「家族」の復権であり、「女らしさ」の擁護である。手元にないのでうろ覚えだが、『美しい国へ』でも、安倍は「家族のきずな」やら「家庭」の大切さ、子供を持つことの大切さを強調していたはずだ(注:この辺は、後日確認します)。『美しい国へ』を読みながら、子供のいない安倍が、子供を持つことの大切さを語るくだりで笑ってしまったが、「ヒトラーのように金髪で、ゲーリングのようにすらっとやせていて、ゲッベルスのように筋骨たくましい」人種的に純粋な子供を育てようというドイツ人の冗談(クーンズの紹介による)のように、イデオロギーの必要性は政治家個人の現実を乗り越える。安倍などある意味では「家族」イデオロギーの被害者だと思うのだが。 自民党への女性の支持率が高いのは、女性がワイドショーなど「テレビ政治」に影響されやすいから、党首である小泉・安倍
クーンズは、女性がナチ党を支持した要因をいろいろ挙げている。主な点をまとめると、 ・男女同権への幻滅。ワイマール憲法の下、男女平等が公的に謳われたにもかかわらず、社会民主党も含めて男性は政治的にも社会的にも権力を放棄しようとせず、「男女平等」の理念に多くの女性が幻滅したこと(クーンズは、1920年代に、特に若い女性の間でフェミニズムが衰退したことを指摘している)。 ・低賃金労働への幻滅。第一次世界大戦による総動員体制下での女性の社会進出により、ドイツでは、1920年代には賃金労働者に占める女性の割合が約三分の一に達しており(アメリカでは15%)、女医や女性弁護士も続々と登場し、ホワイトカラーの事務的な仕事は若い女性に担われつつあるという女性の社会進出の「先進国」だったが(クーンズは、アメリカのフェミニストが羨望のまなざしでドイツの仲間たちを見つめていた、と報告している)、大多数の既婚女性は
「ジェンダーフリー・バッシング」(以下、「」は省く。どう呼んだらいいのでしょうか)の力が強くなっている原因について最近考えている。ジェンダーフリー・バッシングを表立ってやっている連中よりも、本来声を上げるべき人々の沈黙・黙認について考えたい。 これは、構図としては、近年のマイノリティに対するバッシングと似たものがあるように思う。たとえば、『嫌韓流』的な在日朝鮮人バッシングの隆盛は、非常に大雑把に言えば、リベラル派や一般市民がバッシングを黙認している点に大きな要因がある。<嫌韓厨>が増えているのは事実だろうが、そうした差別主義者は戦後を通して一定数存在してきただろう。これまでは戦後民主主義(?)の「良識」によって、そうした攻撃は表立っては「やってはいけないこと」になっていたが、彼ら・彼女らが「黙認」に転じたからこそ、あからさまな民族差別言説が大手を振ってまかり通っている現状を迎えているという
重度障害児の成長を止める療法(growth-attenuation treatment)について、これまでに当blogで関連記事と論文を見てきました。 これについてさらに関連資料がありましたので、以下に紹介します。 1)まず、過去のエントリーについてはこのようになっています。 →重度発達障害児の成長を止める“療法”(2006/11/04) →growth-attenuation treatment 追記 (2006/11/07) →growth-attenuation treatment(その3)(2006/11/16) →growth-attenuation treatment(その4)(2006/11/23) →growth-attenuation treatment (その5)(2006/11/24) →growth-attenuation treatment (その6)(2006/
本を読むときは、一冊ずつ読み終えてから次に移るのではなく、数冊を同時期に読み進めるのが私の読書パターン。年末年始の時間の隙間には、植木等『夢を食いつづけた男――おやじ徹誠一代記』を読んだり、新渡戸稲造の『武士道』などを読んだ。明治末期―大正―昭和を生きた、神学者ではないレイマン(平信徒)・キリスト者2人の話に耳を傾けることとなった。 1つ前の記事でも書いたとおり、『…徹誠…』を読みたかったのは、いったんキリスト者になった人がその後得度して、浄土真宗の僧侶となって生きた人から、何かを学びたいと思ったからだ。本書の実際の執筆は、植木等氏とは別の人物と記されているが、内容は氏その人を髣髴させる、真面目で面白くて、温かいものだった。意外だったのは、当時の社会運動などに関する資料集めや取材が、かなり詳しかったことである。特に徹誠が関係した、朝熊闘争と呼ばれる解放運動に関する資料は、歴史的価値がかなり
最近、よくはてなブックマークでブックマークされた記事を見ている。2chが極論や言いっぱなしの無責任な話である割合が多いのに対して、はてブのコメントはずいぶんまともな気がする。いろいろとはてブの仕組み的なものもあるんだろうけど。 まあそれはいいとして、ちょっと気になった記事が一つ。図書館の公共性をめぐる論争だ。 ほどよい司書さんによる図書館の「民営化」という馬鹿馬鹿しさという記事に対し、プリオンさんが「図書館の公共性という馬鹿馬鹿しさ」という批判記事を書き、それに対して司書さんが反論、プリオンさんが再批判、司書さんがさらに反論という形で議論を展開している。 僕の印象としては、プリオンさんの批判は、全体の論理構成としては揚げ足取りに近いもので、司書さんの主張により説得力を感じる。プリオンさんの議論が揚げ足取りだというのは、たとえば図書館の所得再配分機能をめぐる次のような論述にみられる。 図書館
以前「ことば」というエントリを書いた時にも引用した、「理論と方法(Sociological theory and methods)」2000年Vol.15に収録されている佐藤俊樹の論考「「社会システム」は何でありうるのか」より。 ルーマンのシステム論が成立しないならば、従来のシステム論や社会の一般理論はもっと成立しない。 例えば、行為―コミュニケーションの事後的成立という事態はパーソンズのシステム論には出てこない。論理実証主義的―物理学的モデルでは、そもそもこの点を考えることができないからである。行為―コミュニケーションの事後成立性=他者依存性ゆえにルーマンのシステム論が破綻するのであれば、行為を素朴に同定できると考えてきた従来の行為論やシステム論は全て、そのはるか手前で破綻する。少なくとも現時点で比較すれば、ルーマンのシステム論はこの事後成立性=他者依存性を最もよく考えている。 わかりや
季刊・本とコンピュータ (第2期13(2004秋号))に掲載されている小熊英二の文章は、オリジナリティや引用について考える上で重要なものだと思ったのでメモ。 ある作家と対談したときに述べたことだが、私は小説を書こうと思ったことがない。作家や詩人とは、世界に対して根本的な違和をつきつけるような、存在感のある言葉を自分で創れる人なのだと思う。私は自分ではそういう言葉は創れないので、過去の言葉の集積のなかから、現代に生きる人間にとって衝撃力のありそうな言葉を集めて編集することによって本をつくる。いわば、「言葉の高み」に上昇するにあたって、作家や詩人は自分自身にジャンプ力のある人だから自分で跳ねればよいのだが、私はジャンプ力がないので、石ころや木片を集めて足場にしているのである。 そのような引用に満ちた本を、どのような方法で執筆(ないし編集)するか。もっとも理想的な場合には、「ここであの引用を使い
【追記】2007年01月10日:07を追加。 【追記】2007年01月08日:06を追加。 【追記】2007年01月07日:05と「美術」の項目(書目のみ)を追加。01のコメントを加筆訂正。 【追記】2007年01月05日:04を追加。 2006年中に目を通した書物のなかから、印象に残ったものをご紹介します(これらの書物にかたちを与え、世に送り出し、一読者の手元に届くまでのすべての過程にかかわるすべての関係者に感謝の意をこめて)。 まずはジャンルを気にせずとりわけ印象に残った10冊について、短いコメントつきでご紹介(順不同)。 ★01:三中信宏『系統樹思考の世界——すべてはツリーとともに』(講談社現代新書1849、講談社、2006/07、ISBN:4061498495) 限られた知覚能力と記憶力をもつ人間が、どうしたら複雑きわまりない(とは人間の立場から見てのことだが)世界やそこで生々流転
2007年01月03日の朝日新聞「モノサシ探し――文化の現場から(1)」(執筆=野波健祐さん)にコメントを寄せました。 昨今の古典人気(光文社古典新訳文庫やクラシック・ベスト100など)を受けて、教養や知のあり方について、どんなふうに眺めているか、そもそもどうして私と吉川浩満(id:clinamen)は、「哲学の劇場」などというサイトをはじめたのか、そして『心脳問題(朝日出版社、2004/06、ISBN:4255002770)や『問題がモンダイなのだ』(ちくまプリマー新書50、筑摩書房、2006/12、ISBN:4480687521)といった本を書くにいたったのか、といったことをお話ししました。前述の記事にはその一端をご紹介いただいています。 なぜ、私たちにお声かけいただいたのか、「ひょっとして教養崩壊世代のサンプルとして!?」と、変な覚悟を決めて取材に応じたのでした。幸い想像ははずれ、野
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今日は札幌にある小さな町の本屋さん「くすみ書房」です。 昨年、この書店ほど全国的にマスコミに注目された店はないのではないでしょうか?朝日新聞にとりあげられ、ダカーポに特集が組まれ、日書連の懸賞論文「私の書店論」で特選を受賞するなど、華々しい活躍ぶりでした。何故そこまでこの店は注目されたのでしょうか?今日はその秘密を探っていきましょう。 札幌地下鉄の琴似という駅を降りて5分ほどあるいたところに、このくすみ書房があります。駅には近いのですが、駅前、というほど近くもない微妙な立地です。以前にも紹介しましたが、札幌は現在大型書店の出店ラッシュが続いており、それはこの琴似周辺も例外ではありません。駅前には200坪ある文教堂と300坪のTSUTAYAが出店し、お隣の発寒地区に昨秋できたイオンモールにも大型の未来屋書店が入っています。極めつけは今年の春に新川に日本最大級の書店コーチャンフォーまでが出店さ
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佐藤俊樹, 2005, 「閉じえぬ言及の環──意味と社会システム──」 in ISBN:4326601884 この論文においては、どのようにして「ごもっともな主張」と「ヘンな主張」が共存可能になっているのだろうか。 もうひとつの大きな謎: どうしてこういうヘンな主張が ある種の──しかも個々にはみな優れた──社会学者たちの間に広く受け入れられ、再生産され続けてきたのだろうか*。(ex. isbn:4326652551、isbn:4326601604) * 言い換えると、「柄谷=クリプキの爪痕」は、どうしてこんなにも長く残ってしまったのか。 ところでここ→で「そのテのルーマン解釈」をまとめて引用してくれている:http://d.hatena.ne.jp/ced/20060625 もちろん、この件についてルーマンその人に何の責任もない、などということもまたありそうにないことだが。 【ごもっとも
2007年01月07日 20:15 先に【国会図書館が閉鎖サイトのデータ収集と公開開始】で報じたように【国立国会図書館】では一般書籍同様にインターネット上のウェブサイト(ホームページ)を収集・蓄積する事業を2006年7月10日から正式に「インターネット情報選択的蓄積事業」としてスタートしている。プロジェクト名も【WARP(Web ARchiving Project)】と決まったようだが、そのサイト収集事業が本格化すると共にさまざまな問題点も明らかになってきたという([参考:産経新聞])。 国立国会図書館には国立国会図書館法に基づき、一般書籍・小冊子・楽譜・地図、さらにはパッケージされた電子出版物に至るまで1部ずつ献本する義務がある。公的書籍はもちろん、民間の出版物もしかり。ところが(当然といえば当然だが)ネット上で公開されたものにはその義務は無い。 紙媒体の不調とコストダウンや読者ニーズの
藤原正彦『国家の品格』 昨年(2006年)、ベストセラーになったこの新書を今頃読んでいるのは相当恥ずかしいです。恥ずかしい思いをして通勤電車などで読みました。新書カバーとかかけて、ですね。 内容を大ざっぱにまとめると、次のようなものになります。 「論理」を中心にした近代的合理精神には限界がある。新自由主義も共産主義も民主主義も自由も平等もそれらが生み出したもので、今日の世界のいたるところで破たんを生じている。 その原因は「論理」を軸にしているから。論理はある条件下では問題を正しく導くが、それを忘れて万能薬のように扱うと大間違いに至る。 大事なのは「論理」ではなく、「情」や「形」であり、それを大事にしている文化はまさに日本文化である。これらの情緒を育む形が武士道精神だ。いまの日本はこれが廃れてしまった。 日本はこれらの文化を大事にし「品格ある国家」を再建し、世界の危機を救う聖なる使命を果たす
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