昨日判決文が届いた。削除請求すら認められない全面敗訴である。 しかし驚くべきしっちゃかめっちゃかな判決文である。いったい、ミクシィのハンドルネームを変えた理由を説明しなければならないのだろうか。いわんや、筆名として「とん」にした理由などこの裁判と何の関係があるのか。あるいは、『禁煙ファシズムと戦う』にちゃんと出てくるジャムロジクという名前を、同書を熟読したはずの相手にわざわざ説明しなければならないのだろうか。第一、私の側の第一準備書面に対してあちらは何も答えていない。言うまでもなく、不当判決である。 しかしこれを、裁判所も禁煙ファシズムなのだ、とするのは早計かもしれない。『週刊現代』の、相撲界における八百長を報じた記事を相撲協会が訴えた事件の裁判長であった中村也寸志という人が裁判長だからである。あれだけ証拠を出したのに「取材はきわめてずさん」という判決を出した人である。あの判決が出たからと