国土交通相が名護市辺野古の新基地建設の設計変更申請を承認するよう指示し、沖縄県の玉城デニー知事が応じるかどうかの判断が注目を集めています。沖縄県内に新基地建設反対の意見が根強くある中、日米両政府は、建設を推し進める理由として、「世界一危険」と言われる普天間飛行場(宜野湾市)の危険性を一日も早く除去するため移設先を用意する必要性を訴えています。しかし、そもそも、どうして普天間飛行場は「世界一危険」な場所にあり、同じ沖縄県内の辺野古が移設候補地になっているのでしょうか。 QA方式で福元大輔記者が分かりやすく解説します。 -普天間飛行場といえば、米海兵隊トップが2018年、記者会見で「飛行場の建設時(1945年)の写真を見ると、数キロ内に人は住んでいなかった。現在はフェンスまで都市地域が迫っている」と発言したことがあったね。 「『危険になったから名護市辺野古の新基地建設を進める』という意図を持っ