今回のコラムは、日本株の話をする前に海外の話から入ろう。先週末19日のNY株は4日ぶりに反落した。NYダウは前日比99.89ドル安の1万8015.95ドル、ナスダックは15.95ポイント安の5117.00ポイント。NYダウの出来高は第3金曜日のSQ(特別清算指数)算出もあり、25億8302万株だった。 結局、米国の株式はさほど波乱がなかったわけで、先週のマーケットを最後まで揺らしていたのはギリシャ問題だった。18日のユーロ圏財務相会合では、22日の緊急首脳会議へ先送りになっただけで、解決の糸口も見えていない。この状態は、返済期限の6月末まで続くと思われる。 ギリシャがもし「アフリカ」や「中東」になったら? ギリシャのGDPは、約1830億ユーロほどで、これはドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン1社の売上高2020億ユーロ(2014年度)よりも小さい。国としての規模がこうなのだから
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