下村博文文科相は10日、閣議後の記者会見で、新国立競技場のデザイン審査委員長で、7日の有識者会議を欠席した建築家の安藤忠雄氏について「堂々と発言していただきたい」と求めた。 会議では、総工費2520億円の建設計画が了承された。下村文科相は安藤氏について、「当日はお忙しかったのかも分かりませんが、自信を持って選んだと思うので、なぜ今回の案を選んだのか、そして21世紀においてこれが世界、国内にどう重要かについて、発言していただきたい」と述べた。また、「(当初予算案の)1300億円がデザインする人にきちんと伝わっていたのか、検証すべきだと思う」とも語った。