『メイド諸君!』 きづきあきら + サトウナンキ 実存とストレートに結びつきすぎる生き方 | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために きづき あきら, サトウ ナンキ メイド諸君! (1) 評価:★★★星3つ (僕的主観:★★★☆星3つ半) ■きづきあきら+サトウナンキ作品のおもしろさの核心 きづきあきら+サトウナンキさんは、けっこう好きで追っている作家なのだが、何が面白さの核心なのかが、どうも言い表せなかった。が、ある程度、この作品で、最終的な分析が出た気がする。 ①バッファーが無さすぎる裸でむき出しの心 この人の作品に出てくるキャラクター(登場人物)というのは、実存がクッションなしに現実世界とリンクしすぎている、というのが特徴なんだ。結論から言うと、その脆弱な自意識を、これでもかってエグって告発することにカタルシスを得るという作風なんですよね。 前に、いずみのさん とオフ会