中国の国有鉱業大手の紫金鉱業は3月23日、アフリカのコンゴ民主共和国にある「カモア・カクラ銅山」の第2期プロジェクトが稼働したと発表した。カモア・カクラは高品位の銅鉱石を産出するアフリカ最大級の銅山であり、紫金鉱業とカナダ資源大手のアイバンホー・マインズ、中国の国有複合企業大手の中国中信集団(CITIC)が共同で開発している。 今回稼働したのは、現地に建設された2番目の選鉱プラントだ。当初計画より4カ月前倒しで完成し、3月21日に銅精鉱(訳注:銅鉱石を粉砕・選別して品位を高めたもの)の生産を開始した。第2プラントの銅鉱石の処理能力は年間380万トン、そこから20万トンの銅金属が精錬される予定だ。 カモア・カクラ銅山は、コンゴ民主共和国の南部から隣国のザンビアにまたがる「カッパーベルト」と呼ばれる鉱山集中地域に位置し、銅金属の資源量は4369万トン超と見込まれている。それだけで、中国国内で確
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