投稿日: 2022年4月4日 17:30 TEXT: 山本晋也 PHOTO: WEB CARTOP/フォルクスワーゲン/メルセデス・ベンツ この記事をまとめると■欧州メーカーはサプライチェーンの分断で生産調整を余儀なくされている ■ロシアの自動車産業は投資対象ではなくなり多くのメーカーが撤退を検討 ■ロシア市場を失う大手メーカーはさらに生き残りが厳しい状況になっていく ロシアの自動車工場はほとんどが操業停止している 2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻した。それから一カ月以上経っても紛争状態は続いている。グローバル社会において、これはロシアとウクライナという隣国同士の争いではなく、自動車産業も大いに影響を受けている。 メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンといったドイツの自動車メーカーは、ウクライナで製造していたから、自動車部品(電気ハーネス類)の輸入が滞っていることで、生産調整