「第1回IHSテクノロジーフォーラム2016」の基調講演に登壇したIHSマークイットの南川明氏は、IoTの鍵を握る要素として「人工知能チップ」「中国」「電子部品メーカー」などを挙げた。 調査会社のIHSマークイットは2016年11月29日、東京都内で「第1回IHSテクノロジーフォーラム2016」を開催。同社 日本調査部ディレクター 主席アナリストの南川明氏が、「動き出したIoTの実例とエレクトロニクス産業への影響、カギは人工知能(AI)」と題した基調講演を行った。 同氏は講演の冒頭で「今後IoT(モノのインターネット)と人工知能を活用していく上で、人工知能チップが求められるようになる」と説明。IBMが開発を進めている「TrueNorth」をはじめ、半導体メーカーだけでなく大手IT企業などが人工知能の計算処理に特化した半導体チップの開発に注力している事実を指摘した。「IoTの普及で最大のネッ