2009年2月19日、筆者は中国出張で零下2度の雪降る北京から27度と初夏の広州へ向かい、広州白雲国際空港へ降り立った。 機内で広州の気温が27度というアナウンスが流れていたから、飛行機が停止すると同時に乗客たちは我先にと着ていた冬物のセーター類を脱ぎ捨てて軽装に早変わりするが、ズボンの下の厚手の下着は人前では脱げないから、上は涼しくなったが、下は依然として暑い。飛行機を降りたら暑さはますます募ってきたが、ホテルにチェックインするまでの辛抱。 春節後の出稼ぎ農民はどうなった? 今回の広州入りは春節後に故郷から戻り、広州・東莞地区で職探しする出稼ぎ農民たちの実態を実地に見聞するのが目的であった。2月6日付の本リポート「発表よりも多い?!現在失業中の“出稼ぎ農民”2000万人」で述べた「1月26日の春節から数日後には故郷を離れて職探しに都市へ向かった出稼ぎ農民たち」はどうなったのか。就職難とい