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黄河と環境に関するobata9のブックマーク (3)

  • 黄河崩壊 水危機が生む中国の“環境難民” - 日経BP セカンドステージ

    ナショナル ジオグラフィック日版 2008年5月号 「 黄河崩壊 汚染と水不足の現実」より ※そのほかの記事や写真については、ナショナル ジオグラフィックのウェブサイトでご覧いただけます。 中国の黄河は、世界の4大文明(エジプト、中東、インド、中国)のひとつを生み出した大河です。チベット高原の秘境にその源流をもち、中国北部の平原を流 れています。中国の人々にとって、黄河は魂のよりどころとも言うべき母なる河なのですが、いまや死の河になりつつあるというのです。 ナショナル ジオグラフィック日版5月号では、そんな黄河の衝撃的な状況について取り上げました。現在、黄河は工場や家庭の排水に汚染され、設計に問題のあるダムが次々に建設された ため、河口付近では流量が極端に減っています。1990年代には、河口まで到達せずに流れが途絶えてしまう「断流」現象が、ほぼ毎年のように起こっていました。

  • bp special ECOマネジメント/ナショナル ジオグラフィック・スペシャル - 黄河崩壊[後編] 手痛いしっぺ返し

    「何をしている?」と、警備員が詰問する。製紙工場の門の前にいた、ずんぐりした女性は「別に」と言うと、素知らぬ顔で何かをすばやくセーターの下に隠した。小型のGPS(全地球測位システム)受信機だ。女性は警備員にジロジロ見られている間、息を詰めていた。彼女は別の工場を解雇された51歳の江琳。警備員に背を向けると、GPSを出して急いで工場の位置を記憶させた。 江は、西部の都市、蘭州に拠を置く環境NGO(非政府組織)「緑駝鈴」のスタッフだ。この工場が黄河の支流に未処理の排水を垂れ流しているという情報を入手し、調査に乗りだしたのだった。かつてシルクロードの交易の要衝として栄えた蘭州は、いまでは石油化学工業の中心地となり、周辺には、こうした工場が何百と立ち並ぶ。江が事務所に戻ると、GPSのデータは電子メールで北京に送信され、インターネット上の「公害地図」に書きこまれて、世界中に公開される。 蘭州は、黄

  • bp special ECOマネジメント/ナショナル ジオグラフィック・スペシャル - 黄河崩壊[前編]

    乾ききった大地が、目の前に広がっている。ここ中国北部の乾燥地帯では、雨はもう何カ月も降っていない。空を暗くするのは、湿った雨雲ではなく、吹き荒れる砂嵐ばかり。草木などとても芽を出しそうもない、カラカラの荒野だ。 だが、黄河が蛇行するあたりで、その荒涼とした風景の果てに、目を疑うような沃野が開けてくる。緑の稲穂が波打つ水田、黄色に染まった広大なヒマワリ畑、青々とした葉を広げるトウモロコシ、小麦、クコの畑。照りつける日差しの下で、どの作物もよく育っている。 その光景は砂漠に浮かぶ蜃気楼ではない。チベット高原から渤海まで全長5460kmを流れる黄河。そのちょうど中ほどに位置する、寧夏回族自治区北部のオアシスだ。秦の始皇帝が万里の長城の衛兵たちの料を調達しようと、農民の一団をここに送りこみ、人工水路を建設させ、耕作させたのがそもそもの始まりで、2000年以上の歴史をもつ。 55歳の沈も、秦の時代

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