生活に密着した豆料理 今回は、これまで取り上げることのなかった豆料理をご紹介します。世界中で食べられている豆料理、いろいろと資料を見てみると、どこの国の料理も生活に密着した家庭料理が多いようです。今回はレンズ豆の煮込みをつくりました。欧州や中央アジアでよく食べられているようです。以前縁あってスリランカの人にダールカレー(豆カレー)のつくり方を習ったことがあり、その材料もレンズ豆で、南アジアでもポピュラーなんだなと思いました。 使用したのは仏ル・ピュイ産の緑レンズ豆。皮がしっかりしていて煮崩れしにくく、豆の素朴な香りがよく出ています。ワインやチーズの品質保証で有名なAOC認証を受けた豆で、他の外国産の物より割高ですが、仕上がりのよさを考えればこれがオススメです。 まず最初に乾燥レンズ豆を水で戻します。たっぷりの水の中に豆を入れて半日くらい浸けておきます。戻さずに煮ても食べられますが、仕上がり