塩の大地が天空の鏡に変身 ボリビア最大の都市、ラパスから南へ500キロ。アンデス山脈に囲まれた広大な塩の大地、ウユニ塩原。見渡す限り真っ白な塩の世界に立つと、聞こえてくるのは風の音だけです。ところが雨が降ると、世界は一変します。水が薄い膜のように塩の大地を覆い、巨大な鏡が出現するのです。青空を丸ごと映し出す天空の鏡。まるで空の上を散歩しているような不思議な気分が味わえます。 ウユニ塩原誕生の秘密 四国の半分ほどの広さを持つ巨大な塩の大地は一体、どうやって生まれたのでしょうか。塩を掘って暮らす地元の人たちに聞くと、塩はいくら採っても減ることはないと言います。掘った跡を観察してみると、下から濃い塩水が湧き出し、不思議なピラミッド型の塩が生まれてきました。では、この塩はどこから運ばれてくるのか。ウユニ塩原誕生の謎に迫ります。 足元に広がる満天の星空 天空の鏡が映し出すのは、青空だけではありません