プロジェクタで映像を投影する際、白いスクリーンや壁が不要になるかもしれない。JX日鉱日石エネルギーは、ガラスに貼ると、スクリーンとして映像を映し出せるようになる透明フィルムを参考展示した。 JX日鉱日石エネルギーは、薄型ディスプレイ技術の総合展示会「第25回ファインテック ジャパン」(2015年4月8~10日、東京ビッグサイト)で、透明でありながらスクリーンのように映像を映し出せるフィルム(スクリーン用透明フィルム)を参考出品した。 通常、プロジェクタで映像を映し出す場合、白いスクリーンや壁などが必要になる。だが、このフィルムを窓などのガラスに貼り付ければ、市販のプロジェクタを使って、フィルムを貼った場所に映像を映し出すことができるようになる。同社によれば、コンビニやガソリンスタンドの窓ガラスに広告を出したいというニーズがあるという。 フィルムには、ナノサイズの特殊な粒子が練り込まれている