観測ロケット「MOMO」の打上成功から何が生まれるのか、次なる挑戦は「ZERO」:だからもうホリエモンロケットと呼ばないで(1/4 ページ) 2019年5月4日、インターステラテクノロジズ(IST)は観測ロケット「MOMO」3号機の打ち上げに成功した。これまで、創業者である堀江貴文氏の名前をとって“ホリエモンロケット”とも呼ばれてきたMOMOの打ち上げ成功は、今後どのようなことにつながっていくのだろうか。 インターステラテクノロジズ(IST)は2019年5月4日、北海道大樹町の射場にて観測ロケット「MOMO」3号機の打ち上げ実験を実施、初めて高度100kmを越え、宇宙空間へ到達することに成功した。宇宙への到達は、日本の民間開発のロケットではこれが初めて。過去2回はいずれも失敗しており、3度目の挑戦での快挙となった。 MOMOは、全長10m、直径50cmほどの超小型ロケット。エタノールを燃料
北海道に新たな観光列車時代が到来する。JR北海道は、JR東日本や東急電鉄と協力して道内に観光列車を走らせると発表した。常識を覆す試みで運行を実現することになりそうだ。海外の鉄道会社も含めたオープンアクセスの第一歩になるかもしれない。 北海道に新たな観光列車時代が到来する。2月12日、JR北海道は、JR東日本、東京急行電鉄、JR貨物と協力して道内に観光列車を走らせると発表した。2019年夏にJR東日本の観光車両「びゅうコースター風っこ」を宗谷本線で運行。20年夏には東急電鉄が子会社の伊豆急行の観光車両「THE ROYAL EXPRESS」を運行する。 この話はNHKが1月24日にスクープしていた。東急電鉄の「THE ROYAL EXPRESS」を20年までにJR北海道で走らせるという内容で、JR北海道の経営立て直しの一環だという。北海道に関心のある人々にとっては、東急の観光列車が北海道を走る
ICTの活用は農業ビジネスに何をもたらすのか。生産者の課題解決のため、2000年初頭から先進的な取り組みを続けてきたのが北海道のJAめむろだ。衛星画像を使って小麦の成熟度を判定するシステムを構築。2013年にはクラウドの活用を開始し、圃場での収穫状況をリアルタイムに把握することで小麦の品質向上と受入体制の大幅な効率化を実現した。JAめむろのデジタル革新の軌跡と、農業におけるICT導入を成功に導く秘訣を探る。 生産者一戸当たりの作付面積は東京ドーム7個分 JAめむろのある北海道河西郡芽室町は、十勝平野の中西部に位置し、東西22.6km、南北35.4kmという広さを持つ。町を流れる十勝川、芽室川、美生川などの河川に恵まれ、肥沃で平坦な大地が広がり、その約42%が畑を中心とした農地だ。1戸あたりの作付面積は約33ヘクタールと、実に東京ドーム約7個分の広さになる。 JAめむろで最大の作付面積を誇る
JR北海道は2月12日、北海道で新たな観光列車を走らせることを発表した。赤字経営が続く中、豊かな観光資源を背景に経営回復を図りたい同社は、これまでも道内で観光列車を走らせ、観光客を招いてきた。ただ、今回発表した観光列車事業は、これまでとは戦略が大きく異なる。 「身の丈にあった取り組みではある」。そう話したJR北海道の島田修社長がこの日発表したのは、他社の車両を使用した観光列車事業だ。2019年7~9月の土日と祝日は、JR東日本から陸羽東線、左沢線、石巻線などで運行する「びゅうコースター風っこ」を借り受け、宗谷線の旭川~音威子府、音威子府~稚内の間を走らせる。20年5~8月のうちの1カ月間は、東急電鉄の豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」を借り、札幌~道東エリアで運行する。
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