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2020年1月6日のブックマーク (3件)

  • アルミ電解コンデンサー(5)―― 取り扱う上での注意点

    前回はアルミ電解コンデンサーの主要材料の1つである電解液の働きや成分および、再化成を中心に説明しました。以前のエッチングの説明に続いて化学薬品の列挙になってしまいましたが「化学反応を利用して作られているので温度や雰囲気に注意が必要な部品だ」という点だけは覚えておいてください。 今回はこのようなアルミ電解コンデンサーを使う上での注意点や取り扱いなどについて説明をします。 故障率λPと残存寿命 電子機器を設計する時に電解コンデンサーのドライアップ寿命とは別に故障率から決まる寿命の予測を要求されることがあります。この場合は機器の残存率ηが時間Tを変数にした関数η=e(T/MTTF)で表されることを前提にしており、どの程度の残存率η0で寿命TLifeとするかを前もって定義しておかねばなりません。 exp()=1近傍の1次近似はe-x≈1-xですから、MTTF≈TLife/(1-η0)となり残存率η

    アルミ電解コンデンサー(5)―― 取り扱う上での注意点
  • 日韓首脳会談でも続く、「誤解だらけの対韓輸出管理」

    韓国に対する輸出管理の厳格化の方針が発表されたのが2019年7月の初めだった。それ以来、メディアでは輸出管理への理解不足、知識不足から臆測記事がまん延してきた。政府がもっと分かりやすく丁寧に説明すべきだったかもしれない。私もこのコラムの連載でそれを正す解説を続けてきたつもりだ。しかし半年たってもいまだにゆがんだ臆測記事が絶えない。 12月24日に開催された日韓首脳会談を巡る今回の報道もそうだ。 「韓国への一部優遇」との臆測記事 首脳会談直前の12月20日、経済産業省はある発表をした。これまで1件ごとに個別許可が必要であった半導体関連の原材料の3品目のうちレジストについて、継続的取引をする輸出企業に対して、最長3年間の包括許可を認めることにしたのだ。 韓国向け半導体関連の3品目については行方不明が発生するなど不適切事案があったので個別許可になっていたが、問題ないことを確認できた輸出企業の取引

    日韓首脳会談でも続く、「誤解だらけの対韓輸出管理」
  • ゴムやフィルム、電子部品の加工に最適な「抜き型」とその加工技術

    ゴムやフィルム、電子部品の加工に最適な「抜き型」とその加工技術:ママさん設計者が教える「設計者のための部品加工技術の世界」(3)(1/3 ページ) 設計者でも知っておくべき部品加工技術をテーマに、ファブレスメーカーのママさん設計者が、専門用語を交えながら部品加工の世界を優しく紹介する連載。第3回は、非金属の周辺部品の加工に欠かせない「抜き型」について取り上げる。 皆さんこんにちは! Material工房・テクノフレキスの藤崎です。 前回は、金属を切断して、折り曲げや絞りを加えて成形する「精密板金」と「プレス加工」について触れました。最終的に作る形状が同じであっても、条件によっては、加工方法を使い分ける必要があるということを学びました。 精密板金加工は、少量多品種の部品や試作品の製作に適していますが、肝心の作業は人の手によるため、量産には不向きであるということがお分かりいただけたかと思います

    ゴムやフィルム、電子部品の加工に最適な「抜き型」とその加工技術