本の中の「『決められない』のは立派な個性であり武器である」という項目を読んで、「自分が決められないことをネガティブに捉えていましたが、それでいいんだと安心できた」という感想や、「一度つまずいて、過度に慎重になっていたところ、一歩踏み出せないムッタ(マンガ『宇宙兄弟』の主人公)の話を読んで、自信になった」というコメントを見て、改めて考えました。こうした声は何を意味しているのでしょう。 就活は、多くの学生にとって、「自分自身の強み」を見つけ、それを他人にアピールする初めての機会です。その際に、自分の強みを「勘違い」して、あるいは自分の本来の強みに「気がつかず」に、“理想の自分”とのギャップに悩んだり、不得手な武器を使いこなせなかったりして、苦しんでいる人が多いのではないか。そこでこの本が、その悩みを解消する役に立ったのでは。そんな印象を受けました。 「理想の自分」を求めて、苦しんでいませんか?