KDDI研究所と東京大学大学院 情報理工学研究科 浅見研究室は,周辺の実空間情報を直感的なユーザー・インタフェースで把握できるようにする携帯電話機向けのアプリケーション「実空間透視ケータイ」を共同開発したと発表した(発表資料)。 実空間透視ケータイは,3軸地磁気センサと3軸加速度センサを組み合わせた6軸センサとGPSなどの測位機能を用いて,端末の方位や傾きなどの姿勢と位置を取得する。それに基づいて,ユーザーが携帯電話機のディスプレイをかざした方向の実空間情報を高速で描画する。ユーザーが携帯電話機をかざした方向が壁などに遮られて見れなくても,実空間の情報を容易に把握することができるという。情報の描画にはOpenGL ESを用いる。 さらに,歩行や自動車,電車といったユーザーの移動状態や消費カロリーを自動推定する機能を備える。加速度センサやマイク,GPSといった携帯電話機に搭載される複数のセン