NECトーキンは, ラミネート型のLiイオン・キャパシタ2品種を2009年1月からサンプル出荷する。外形寸法が140mm×90mm×7mmで定格容量が1000Fの「HL0V108MF」と,同じく60mm×40mm×7mmと100Fの「HL0V107MF」である。サンプル価格や量産時期は未定とする。
KDDI研究所と東京大学大学院 情報理工学研究科 浅見研究室は,周辺の実空間情報を直感的なユーザー・インタフェースで把握できるようにする携帯電話機向けのアプリケーション「実空間透視ケータイ」を共同開発したと発表した(発表資料)。 実空間透視ケータイは,3軸地磁気センサと3軸加速度センサを組み合わせた6軸センサとGPSなどの測位機能を用いて,端末の方位や傾きなどの姿勢と位置を取得する。それに基づいて,ユーザーが携帯電話機のディスプレイをかざした方向の実空間情報を高速で描画する。ユーザーが携帯電話機をかざした方向が壁などに遮られて見れなくても,実空間の情報を容易に把握することができるという。情報の描画にはOpenGL ESを用いる。 さらに,歩行や自動車,電車といったユーザーの移動状態や消費カロリーを自動推定する機能を備える。加速度センサやマイク,GPSといった携帯電話機に搭載される複数のセン
関連記事 ケータイ業界の“今とこれから”を俯瞰する――CEATEC JAPAN 2008、講演の見どころをチェック 国内最大級の情報通信・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN」が、今年も9月30日に開幕する。講演には通信関連のキーパーソンも多数登場し、ケータイ市場の今後についてビジョンを語る。 ドコモ、CEATECに「セパレートケータイ」「プロジェクターケータイ」を参考出展 NTTドコモが9月30日に開幕する「CEATEC JAPAN 2008」の出展概要を公開した。「セパレートケータイ」「プロジェクターケータイ」を参考出展するほか、BlackBerryの新商品やHTC製のWindowsケータイを披露する。 KDDI、NFC携帯開発──公的ICカードとの連携も視野に KDDIは近距離無線規格「NFC」機能搭載ケータイの試作機を開発。FeliCa以外の国際標準規格に準拠した
朝,家を出たビジネスパーソンが,コンビニで雑誌を買い,通勤電車の改札を通過し,エキナカで朝食を食べる。自動販売機で買ったコーヒーを飲み,改札を出て職場へと向かう。昼食はカフェでサンドウィッチ。空いた時間で文房具を購入。残業が深夜に及び,タクシーで帰宅する――。今,このすべてのシーンで,電子マネーを使えるようになりつつある。電子マネーは,徐々に,確実に,生活に浸透している。 その種類も増えてきた。タイプとしては,カードタイプの「ICカード型」と,携帯電話に組み込む「携帯アプリケーション」がある。事業者ごとの種類で見ても,主なものだけで10種類以上あり,それぞれ特徴がある。人によって使い方も様々である。皆は,どんな電子マネーを選び,どんなふうに使っているのだろうか。そんな問題意識から,ITproでは2008年9月8日から9月16日にかけて「電子マネーに関する利用状況の調査」を実施した。2025
あなたのブログを「第3回ケータイ小説大賞」(毎日新聞社とスターツ出版が主催)の大賞作品っぽく変換します――スパイスボックスのラボが「あたしブログ」を公開した。 大賞作品は「あたし彼女」(kiki著)。改行を多用し、「みたいな」が繰り返し出てくる独特の文体で、例えば「彼氏? まぁ 当たり前に いる てか いない訳ないじゃん みたいな」(スペースで区切った部分は、改行+1行空け)という調子だ。 あたしブログは、ブログのURLやRSSのURLを入力すると、各エントリーのタイトルを携帯小説の章立て風に表示。エントリーの冒頭の文章を文節や単語で区切って改行し、ところどころに「みたいな」を挿入する、というものだ。 Webサイトでも利用できるようで、ITmedia Newsで試してみたところ、携帯電話風の細長い画面に、「第1章 さようなら、Transmeta」「第2章 Google App E(E以下は
米Appleは,特定キャリアの制約を受けずに利用できるSIMロックフリーの「iPhone 3G」を香港で発売開始した。同社香港サイトのオンライン・ストアで販売している。 価格は8Gバイト・モデルが5400香港ドル(約695米ドル),16Gバイト・モデルが6200香港ドル(約798米ドル)。これまで使用していた携帯電話のSIMロックフリー版iPhone 3Gに差し替えるだけで,「iTunes 8」経由でアクティベーションの手続きを完了できるとしている。 送料は無料で,販売対象は香港のみ。海外からの注文には対応しない。 米メディアの報道(InfoWorld)によると,香港では7月11日の世界発売以来,地元大手キャリアのHutchison TelecommunicationsがiPhone 3Gを販売している。Hutchisonと2年契約(月額188香港ドル)を結んだ場合の価格は,8Gバイト・モ
ここ数年,CEATEC JAPANでひときわ大きな人気を集めるイベントがある。村田製作所が開発した自転車ロボット「ムラタセイサク君」の実演だ。 ムラタセイサク君の活躍の場は,CEATECに限らない。いまやセイサク君は,全国の小中学校で引っ張りだこの存在だ。未来の子供たちに科学技術の面白さを伝道するため,「出前授業」という形で日本中をめぐっている。 そんなムラタセイサク君に今年,イトコの女の子がいることが判明した(Tech-On!関連記事)。名前は「ムラタセイコちゃん」。一輪車でバランスよく駆け回るその姿は,CEATEC JAPAN 2008でも大いに観客を沸かせそうだ。 このムラタセイコちゃんが生まれたきっかけの一つには,出前授業での子供たちの要望があったという。ムラタセイサク君の開発に関わり,出前授業の講師として全国を飛び回っている同社 広報部 企業広報課 ムラタセイサク君 開発スタッフ
電源プラグそっくりのUSB変換アダプタを装着すれば、家庭用コンセントが充電用USBポートに早変わりする。 USBを介したポータブル機器の充電は、いまや一般的な手段になりつつある。データ転送のための規格だったUSBを、PCとは無関係なシーンにおいても幅広く普及させたのは、こうしたUSB充電の功績によるものだろう。そして利用シーンの拡大に伴い、PCがないところでもUSB対応の機器やケーブルを使いたいというニーズも増加している。 さて、今回紹介するグリーンハウスの「eneplug(エネプラグ)」は、USBコネクタを家庭用コンセントに変換するためのアダプタだ。携帯電話や携帯音楽プレーヤーのUSB充電ケーブルに本製品を装着すれば、家庭用のコンセントに充電ケーブルを直接挿せるようになるという製品だ。 特徴的なのは、なんといっても電源プラグそっくりの外観だ。シンプルなデザインは、電気製品に疎い人であって
「ストリートビューは魔法のようだ。東京にいる今も、ニューヨークの街並みを見られる。うちの子どもも、友人の家を訪ねる際に場所を確認するのに使っている」とウォーカー氏 「既存の法規制に合わない新サービスには法的リスクやクレームが付きものだが、Googleは世界中の法律や文化を尊重している」――米Google副社長で法務責任者のケント・ウォーカー氏が来日して都内で会見し、同社のプライバシー問題に関する取り組みについて語った。 記者からの質問は「Googleマップ」の「ストリートビュー」問題に集中。ウォーカー氏は「まだ始まったばかりのサービスでさまざまなクレームがあるが、ユーザーの意見を反映して改善していきたい」と話した。 ストリートビューは、車に搭載した360度カメラで撮影した主要都市の街路の詳細な画像を、Googleマップから閲覧できるというもの。米国で5月にスタートし、日本では8月に始まった
画期的な新サービスとして取り上げられることもあるGoogleストリートビューだが、個人情報保護の観点からは、問題点を指摘されることも多い。自分にとって不都合な画像を発見した場合に、ユーザーはどのような行動を取ればいいのだろう? 検索した住所の街頭写真を360度見渡せる「Googleストリートビュー」。初めて行く目的地までの道順を事前に確認しておいたり、待ち合わせ場所をURLで指定したりと、日々の生活に活用している人も少なくないだろう。9月17日からは携帯電話での利用にも対応し、歩行者向けの道案内機能が追加された。 画期的な新サービスとして取り上げられることもあるストリートビューだが、個人情報保護の観点からは、問題点を指摘されることも多い。Googleは撮影を公道に限定し、人の顔や車のナンバープレートにはぼかしをいれることで対応していると言うが、実際には一部私道に入って撮影してしまったケース
家庭で子供とパソコンを共有して使用した結果,ファイル共有ソフトやウイルス感染によって情報が漏れた――。こうしたニュースは今でもたびたび耳にします。最近もある企業のシステム管理者から,『危険だと思って子供との共有使用をすぐ止めた。ただ,子供に個別のパソコンを与えてよいかを迷っている。子供に安全にインターネットを使用させる際の具体的な方法をアドバイスしてほしい』という相談を受けました。 “家庭での子供へのネット環境の与え方”をアドバイスすることは,企業や組織のセキュリティという観点からはちょっと外れますが,自己所有のパソコンに意図せずに格納したままになっている業務情報などが漏れるのを防ぐ策につながります。このため,自分自身の経験を含めてアドバイスすることにしました。 相変わらず多い自宅PCからの漏えい 最近でこそニュースになることは少なくなりましたが,2008年に入ってからも自宅のパソコンから
NFCケータイはFeliCaを揺るがすか 「スマートポスター」の実験が日本で始動:突撃! ユビキタス空間(1/3 ページ) 近距離無線通信規格「NFC」に対応した携帯電話の実証実験が日本でも本格的に始動した。おサイフケータイによるライフスタイルが浸透しつつある日本において、世界標準の規格を搭載した「NFCケータイ」は普及するのか。日本企業は手探り状態だ。 電子マネーを使ってコンビニで買い物をしたり、量販店で購入した商品のポイントをためたり、交通機関の乗車券として使ったり――非接触ICカード技術「FeliCa」を搭載した「おサイフケータイ」を使ったライフスタイルは日本で定着しつつある。 一方、海外を中心に注目が集まっている国際規格に「NFC」(Near Field Communication=近距離無線通信)がある。これは日本やアジアで普及しているFeliCaと、欧米を中心に展開が進んでいる
松下電器産業が10月1日、社名をパナソニックに変更した。公式Webサイトは、Flashを多用した動きのある仕様にリニューアル。社名変更に関して解説するサイトもオープンした。白物家電のパナソニックブランド変更を印象付けるキャンペーン「Hello! Panasonic」も始めた。 同社サイトにアクセスすると、従来通り石油暖房機の回収に関する告知がまず表示されるが、「松下電器からのお願いです」とあった部分は「パナソニックからのお願いです」に変わっている。 先に進むと、Flashを多用した公式サイトのトップページを表示。「社名変更・ブランド情報統一サイト」にアクセスできる。社名変更の背景などを解説しているほか、新旧社名対照表も載せた。 松下電工も社名変更し、サイトの社名ロゴを「パナソニック電工」に変更。トップページで社名変更を伝えているほか、これまでの歴史を振り返り、将来を展望する特設サイト「これ
2003年から2008年にかけて私が使用したメモ帳は20種類以上、40冊以上。そんな“浮気性”の私だが、愛情をかけて付き合ったメモ帳が4つあるのだ。 電車の中でこんな光景を見た。若いカップルが仲むつまじく寄り添っていた。2人の目の前の座席が1つ空いた。言葉を交わすこともなく、男性の“座れよ”という仕草で女性が座った。彼女はにっこりした。言葉なしで“荷物を持つわ”という仕草で、彼は手持ちのトートバッグを渡した。 何かとても大切そうなことを、とりとめもなくずっと話し合っていたようだ。男性は自分の足を女性のひざにコツコツと当てた。女性もまたコツコツし返した。たったそれだけのことが楽しいのだ、2人にとっては。やがて次の駅で2人は降りて行った。 コツコツ触れあい、語り合い、連れ添う。彼と彼女の“愛のインタフェース”の物語を、私は手のひらサイズのメモ帳に書き留めた。 プラリングノート、marble m
画面サイズは60インチと72インチの2種類で、専用のペンを使って画面に直接書き込みができる。付属の「In-Touchソフトウェア」をインストールしたWindows PCと接続して、PCディスプレイとして使用すれば、ホワイトボード代わりに使えるというわけだ。 書き込んだ画像はPCに保存できて、会議などで使用すれば図などを書き込んだ議事録を簡単に作成できる。書き込んだ手順を再生するといった操作も可能で、図形ツールやペイントツールも搭載している。 「PowerPointファイルを開いて、画面に書き込みながらプレゼンするといった使い方も効果的」(国内への輸入代理を行う三興メイビスの高本氏)。テレビ会議システム構築ソフトも付属し、In-Touchソフトウェアを使って、映像や音声に加え手書きでのやりとりができる。 サイズは164×42×112センチ(幅×奥行き×高さ)、重さは52キロ。解像度は1920
技術者を応援する情報サイト「Tech-On!」がお届けする,CEATEC JAPAN 2008の情報を残らず集積した報道特設サイトです。薄型テレビ(液晶テレビ,PDPテレビなど)や次世代光ディスク,携帯型燃料電池,カーエレクトロニクス,無線技術,電子部品など,注目のレポートをお届けします。オムロン,10mAと微小な電流を非接触で検知できる電流センサを参考出品 オムロンは,10mAと微小な電流を非接触で検知できる感度の高い電流センサを参考出品した。独自の磁気抵抗(TMR)素子を使ったのが特徴で,同程度の感度を持つ既存の電流センサが「1万円ぐらい」(同社の説明員)であるのに対して,「価格を1ケタほど安くできる可能性がある」(同)としている。 (記事を読む、10/03 18:16) TDKがGMR素子を応用した角度センサを展示,電気自動車のモーター制御に向ける TDKは,ハイブリッド車や
第148回 リクルートが上場する道、しない道 経営コンサルタント 大前 研一氏 2008年10月1日 皆さんにとって一流企業のイメージというと、「株式を上場している」ということが目安の一つにあるのではないだろうか。しかし世間的には一流とされている企業でも、実は上場していないという例はいくらでもある。例えばサントリーや竹中工務店などがそうだ。 十分に上場できるだけの条件を備えていながら上場しない企業の事情はいろいろだ。「経営に対して株主からいろいろ注文をつけられたくない」「敵対的買収の危険を避けたい」‥‥。それはそれで一つの経営判断であろうから、第三者がとやかく言うことではあるまい。 ただ、上場しないままでは企業が持っているせっかくの活力が失われるのではないかと思われるケースもあるのだ。それがリクルートである。同社もまた、皆さんの感覚では「一流企業」であろう。今回は同社を例に、一流企業
新築マンションが、本当に売れていない。完成しているのに、全100戸のうち15戸しか売れていない、30戸、40戸しか売れていないなどの話は10件や20件ではなく、ザラである。不動産経済研究所の発表によれば、首都圏の新築マンション在庫数はおよそ1万1000戸とされているが、実態は少なくともこの倍くらいはあるだろう。実は、この数字はあくまでもマンションデベロッパーの自己申告数字を足し合わせたものに過ぎない。 かなりの戸数を買い取り再販業者へ売り払うというケースも目立っている。買い取り再販業者とは、売れ残ったマンションをバルクで(まとめて)買い取り、一般ユーザー向けに転売する業者のことだ。売値の50~55%程度で買い取り、20%程度の利益を乗せて売却する。このようなビジネスモデルが常態化するとは考えにくいが、市場にはいま、溢れるほどのバルクセール物件が出回っている。 損切りする体力のあるデベロ
「僕が父から農園を引き継いだのは平成7(1995)年。すでに無農薬栽培の農産物や茶葉の市場(産地直送の会などの卸、インターネット直販など)も一般的になっていましたから、作っても売れないというようなことはありませんでした」。水車むら農園の二代目、臼井太樹さんは語る。 臼井家は江戸時代から300年以上続く農家。山林や果樹林を持ち、茶畑は「水車むら」を名乗るずっと以前の100年以上前からあった。 その茶畑で、先代の臼井太衛さんが日本茶の優良種「やぶきた」(*1)を栽培し始めたのが昭和30年代。循環型農業の復興を目指して有志とともに「水車むら会議」を設立し、農園を「水車むら農園」として活動し始めたのが昭和50年代だ。 そして、無農薬無化学肥料で栽培してきたやぶきた種で紅茶生産を始めたのが「五月紅茶」のパッケージ裏の文章(前回の記事参照)にあるように、昭和60年(1985年)からだった。 「ですから
これはB級グルメ本ではない。「エコノミストが読み解く日米の深層」という副題が語る通り、文化、政治、宗教、経済・金融にまたがる日米比較論のエッセイだ。日経ビジネス オンラインでの連載記事をベースに全面的に加筆・再編集したものだ。 本のタイトルはややキャッチーだが、本書の4割程度を占める経済・金融の議論を読むと、著者が骨太なエコノミストであることがよく分かる。ところが、その骨太なエコノミストが日米のアニメから映画まで語り、月面宙返りのような巧みさで文化論を展開する。その意外性に満ちたギャップがそのままエッセイになっている。 「米国賛美派」「サブプライムざまーみろ派」のどちらでもない ラーメンを極め、多種多様なラーメン食文化を生み出す日本人と、マクドナルドで標準化を狙う米国人という類型は、経済事象にとどまらず政治、社会現象にも、思考パターンにもあてはまる。どうやったら、こんな類型化を思いつけるの
別の理由もありそうだ。7000億ドルの投入によって、米国経済の心臓部であるウォール街が実質的に政府監視下に置かれる。民間セクターへの政府介入としては前代未聞の規模になるのだ。 米国は自由放任主義を標榜し、市場経済に立脚した資本主義世界を過去1世紀にわたってリードしてきた。いわば市場原理主義の本家本元であり、過剰な政府介入は米国的な価値観と相いれない。この文脈で金融安定化法案の否決をとらえることも可能だ。 「自由放任」から「政府介入」 欧州やアジアでは、政治家や経営者の多くがウォール街の崩壊を見て留飲を下げているようだ。無理もない。例えば1997年のアジア通貨危機の際、アジア各国で米国流市場原理主義に対する不満が噴出した。マレーシアのマハティール首相は「アジア的価値観」を唱え、米系ヘッジファンドを標的にした空売り規制の導入で株価を維持しようとした。 空売りは将来の相場下落で利益を得ようとする
2008/09/30 9月30日に開幕したIT・エレクトロニクス総合展示会「CEATEC」でNTTドコモおよび富士通は、入力デバイスと表示デバイスをそれぞれ切り離せる端末をデモンストレーション。来場者の注目を集めている。 “セパレート携帯”の商品コンセプトは、表示デバイスと入力デバイスを切り離して自由な配置で使える、というもの。切り離したデバイスは磁石で好きな方向にくっつけることができ、縦位置、横位置など配置の自由度が上がる。入力デバイスは一種のソフトウェアキーボードとし、電話、メール、ゲームなど利用目的によって適切なレイアウトのものを表示する。 富士通が展示するのはモックアップと説明図による「セパレート携帯の可能性」だけだが、NTTドコモは実際に動作する試作機も用意。表示デバイスと入力デバイスはBluetoothでデータの送受信をするという。 両者とも製品化については未定という。NTTド
風呂場のガラス窓に張り付くヤモリに驚き「俺の指先でも分子間力を操りたいぜ!」とじっと手を見るキミにちょっとだけ朗報だ。タカラトミーは、壁を走るというリモコンカー「エアロスパイダー」(4725円)を10月30日に発売する。 エアロスパイダーは赤外線コントローラーで操縦するリモコンカー。見た目は全長約125ミリの普通のリモコンカーだが、電源スイッチを「WALL」モードにするとあら不思議、壁や窓、テーブルの裏、冷蔵庫、ふすまなど、「平面で固い場所であればどこでも張り付き走行することができる」というヤモリカー、もといニンジャカーだ。 ニンニンの秘密は内蔵しているファン。「ファンを回転させて発生する空気の力」によって吸着力を得る仕組みだという。従って電池の残量などによっては突然落下する場合があるので、天井や壊れやすいものの上での走行は控えてほしいとのこと。 もちろん電源スイッチを「GROUND」にす
プロジェクター機能を搭載した携帯電話が、数年後には登場するかもしれない。NTTドコモやコニカミノルタが、携帯電話にプロジェクターを搭載した試作機やモックを、「CEATEC JAPAN 2008」で参考展示している。 ドコモは、LED光源の超小型プロジェクターモジュールを組み込んだ試作機で映像を投影するデモを行っていた。ワンセグテレビの映像やゲーム映像、映画の映像などを映し出し、周囲の人と一緒に楽しむという使い方を提案する。 携帯電話で閲覧できるコンテンツのリッチ化が進んでいるが、画面サイズはせいぜい3.5インチ。プロジェクター機能を持たせれば「どこでもみんなで大画面、が可能になる」と説明する。
1人乗り用リニアモーターカー実機が、9月30日に始まった「CEATEC JAPAN 2008」(千葉・幕張メッセ)に登場した。電子部品製造のタイコエレクトロニクスアンプ(川崎市)が、自社技術のPRのために製造したもの。多くの人が同社のブースで足を止め、車体が浮く様子に見入ったり、写真を撮ったりしていた。抽選で試乗もできる。 15メートルの直線レールの上で、長さ2メートル・重さ256キロの車体が約1~2センチ浮き、人が歩く程度のスピードで前進。レールの最後まで行くと、バックで戻る。 座席に備えたタッチパネルの「浮上」ボタンを触ると浮き、「発進」をタッチすると動きだす仕組みで操作は簡単。乗員が浮上や発進を操作できるリニアモーターカーは世界初という。 記者もリニアモーターカーに乗ってみた。まずは「浮上」ボタンにタッチ。浮かび上がる感覚はほとんどなかったが、どうやら浮上したようで、パネルには「発進
これは、家庭内の配電をすべて直流(DC)化するというもの。1000ワットアワーという大容量のリチウムイオン電池を家庭内に置き、そこに電源を集約。各電化製品に直流で電流を流す仕組みだ。 太陽電池や風力発電機が生み出す電気も、これまではいったん交流に変換して、それをテレビなどで使うときに再度直流に戻すということをやっていた。直流電化エコホームであれば、直流のままリチウムイオン電池にため、変換することなく利用できる。 白熱灯や蛍光灯は交流で動作するが、LEDは直流で動くため、LED照明には交流を直流に変換する装置が都度組み込まれている。これが小型のLED照明を作るためのネックの1つだ。直流で電気を流せばこれも解決する。 発想の元となったのは、交流から直流に変換するときに発生するロス。TDKでは変換効率を約93%と見積もっており、7%が変換のために失われていると話す。「7%というのも良いときの値。
ポケットサイズ、フォーカス調整いらずの“次世代レーザープロジェクタ”:CEATEC JAPAN 2008 重さが数百グラムの小型プロジェクタが増えてきた。携帯電話のような形状の独3Mの「Mini Beamer」や、米Dellが販売する手のひらサイズの「M109S」などだ。国内でも、海連の「X Pro920」や加賀コンポーネントの「KG-PL105S」など小型の製品が続々と発表されている。 これらのプロジェクタは、光源に高圧水銀ランプではなく、LEDを採用している。LEDプロジェクタは消費電力が低く、静音性が高く、ランプ寿命が長いといったメリットがあり、本体サイズも小型だ。これで輝度がもっと高くなれば完璧なのに……などと考えていた矢先に、CEATEC会場で“LEDプロジェクタを上回るかもしれない”「レーザープロジェクタ」を見かけた。 フォーカス調整の必要なし、色再現性も高いポケットサイズプロ
企業の情報漏洩の40%は紙の書類からだと言われる。その“紙”を暗号化する技術を、富士通がCEATECで参考出展している。 文書の一部を部分暗号化して印刷すると、暗号化された部分にモザイクがかかった形で紙に印刷できる。この紙をスキャナで読み取れば、印刷された内容から復号化が行える。 「これまでも画像の一部をモザイク状に暗号化する技術はあったが、それを印刷して、印刷された紙から復号化できるのは初めて」だと富士通の説明員。 情報の配布や回覧などは、まだまだ紙で行われることが多い。また機密の情報であっても印刷して持ち歩くことが、情報漏洩につながる。印刷された内容の一部分――例えば個人情報の部分だけを暗号化しておき、普段の利用は紙ベースだが、普段必要のない情報は暗号化しておくといった使い方が考えられるという。 1枚の紙の中で複数の部分を暗号化し、その領域によって閲覧できる権限を変えることも可能。○○
日立製作所は9月30日、デジタルサイネージ(電子看板)向け映像配信サービス「MediaSpace」に、ディスプレイやネットワークの回線工事を不要にするモバイル通信サービスなどを組み合わせた「MediaSpaceデジタルサイネージパック」を10月1日に発売すると発表した。 同サービスは、映像の配信サービスに必要なディスプレイや設置スタンドなどを組み合わせ、設置作業、配信管理サービスと一括で提供するもの。設置スタンドにはモバイル通信カードを搭載しており、電源を入れるだけで映像配信サービスを利用できる。ディスプレイにはモニター部の厚さが35ミリの超薄型テレビ「Wooo UTシリーズ」を使用。柔軟なレイアウト変更もできる。 機器の組み立てやディスプレイ設置、ネットワークの敷設、コンテンツの編成や配信管理は日立が担当。1台のディスプレイに月間100Mバイトまでのコンテンツを配信でき、コンテンツの編成
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