コンビニエンスストア大手「ファミリーマート」(東京)が販売した「直巻おむすび カリーチキン南蛮」のパッケージに、「国産鶏肉使用」と記されたシールが張られていたにもかかわらず、実際にはブラジル産の鶏肉を使用していたとして、消費者庁は10日、景品表示法違反(優良誤認)で同社に措置命令を出した。 同法の所管が公正取引委員会から消費者庁に移管されてから、初の行政処分。 消費者庁などによると、同社は今年6月11日から販売した同商品の試作段階で、具材を鶏の胸肉からもも肉に変更した際、もも肉がブラジル産であることについて、確認しなかった。 同商品は同月16日まで、全国の店舗で計約20万個が販売されたが、同社は不当表示に気づき販売を中止、翌日からホームページで告知していた。