550円だった「生レバー」は「特上焼きレバー」と名前だけを変え、750円で客に出されていた。5人が死亡した集団食中毒事件を受け、販売が禁止された牛の生レバーを提供していたとして、京都府八幡市の焼き肉店が全国で初めて京都府警に摘発された。食品衛生法違反容疑で逮捕され、当初は容疑を否認していた焼き肉店の男性オーナー(53)も「生レバーは日本の食文化。他でもやっているのになんで自分だけ…という思いから否認した」と一転容疑を認めた。噂されていた「闇レバー」「脱法レバー」の存在があぶり出された今回の事件。そもそも事件は、高校生たちの集団食中毒が発端だった。ごま油とネギときたら… 八幡市内の焼き肉店に9人の客が訪れたのは、京都府南部もうだるような暑さとなった今年8月30日の夜のことだ。 訪れたのは、中学時代に同じサッカーチームに所属していた高校1年生8人と、チームの男性コーチ(26)。一行は、まず最初