中井洽防災担当相は2日の記者会見で、チリ大地震で津波警報が出た中で東京マラソンが行われたことについて「警報を出しても意味がないということになると、次回の警報が信用されなくなる」と発言、開催の判断に疑問を呈した。 中井防災相は、東京マラソンについて「悠々とやっていた。東京都の判断なのだろう。都の担当者は(当時のマスコミ取材に)『1メートル以上は来ないので決行した』と言っていたが、津波警報は1メートル以上(の可能性があるとの予測)だ」と反論。 「やったことに文句を言っているわけではない」としながらも、開催は警報の信用性に影響を及ぼしかねないとの見方を示した。 その上で、中井防災相は「(国民や自治体などに)もう少しきちっと対応をお願いできるよう(津波予測は)さらに厳密なやり方を考えたらどうだろう」と述べ、一例として大津波警報と津波警報の間の警報レベルを設置するなどの考えを示した。 東京マラソンは