大阪市営地下鉄四つ橋線(西梅田―住之江公園)の堺方面への延伸構想を巡り、堺市の竹山修身市長が、別案として大阪市営新交通システム・ニュートラム南港ポートタウン線(コスモスクエア―住之江公園)の堺方面への延伸を大阪市に提案したことがわかった。ニュートラムの建設費は地下鉄の半分程度で財政負担を大幅に軽減できることから、大阪市交通局は技術的課題や採算性などの調査を始めた。 10月下旬、橋下徹・大阪府知事、平松邦夫・大阪市長との非公式会合で、竹山市長が示した。ルートや事業主体は未定だという。 ニュートラムは、レール上を走る鉄道と異なり、専用軌道をゴムタイヤで走る。地下鉄に比べ、建設費が格安で騒音も少ない利点がある一方、輸送力は3分の1程度にとどまる。 大阪臨海部の鉄道整備では、府と大阪市、経済界が10月中旬、大阪・南港の大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転を前提に、四つ橋