東北地方太平洋沖地震による被災者のかたがたに深甚のお見舞いを申しあげます。 地震動と津波で大変なところに加えて福島第2原発事故という3重の被災には、驚愕するばかりです。 一介の年金暮らしの徘徊老人としては、救援物資を送る仕事をしている息子を、ちょっとだけ手伝ったくらいなもので、お見舞いの言葉と節約と寄附ぐらいしか、被災者のかたがたへの対応はできません。お詫びします。 ◆ 地震動→津波→原発の順に、自然災害から人工災害の度合いが高まってくる。 特に福島第1原子力発電所事故による被災の広域拡大には、事業者が日ごろから大丈夫であると宣伝していただけに、人災の度合いが高い。 多くの人々が放射能の飛散地域から避難せざるを得なくなって、その人々の多大な損害はいくばくになるのだろうか。 そしてこれは地域だけの問題ではなく、原子力発電所のあるところは世界中のどこでも起きうる災害であり、世界の原子力政策の転