Social Capital and Income-Wealth Gap: An Empirical Analysis onJapan
ソーシャル・キャピタル―社会構造と行為の理論 作者: ナンリン,Nan Lin,筒井淳也,石田光規,桜井政成,三輪哲,土岐智賀子出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 76回この商品を含むブログ (13件) を見る 表題はカタカナで「ソーシャル・キャピタル」だが、本文中では訳語の「社会関係資本」で統一されているので、ここでもそちらを使う。 さて、「社会関係資本」とは何か。この読書ノートでもパットナムの著作などを紹介する際に取り上げてきたが、実はその定義は完全に一様ではない(おおよその意味合いは一緒だが、定義となると学者によって微妙なニュアンスの違いが出てくる)。ちなみに本書では、「目的的行為によってアクセス・動員される社会構造に埋め込まれた資源」(p.52)とされている。 大まかに言ってしまうと、ふつう資源とか資本と呼ばれるもの
先週は、出張のためにブログの更新が滞ってしまった。といっても、普通は出張先でもウェブが見えるので、環境はほとんど変わらないのだが、今回は後半、ローマに入ってからまったくインターネットが使えなくなった。ホテルには「Wi-Fi完備」という表示があり、最初はつながったのだが、3回目から何度アクセスしてもつながらない。どうもWi-Fiを接続しているテレコムイタリアのプロクシサーバが容量不足かダウンしたようで、ローマ中で同じ現象が起きているはずだから、そのうち修復されるだろう・・・と思ったのが甘かった。1日たっても直らないのだ。おまけにダイアルアップもつながらない。 現地で仕事を手伝ってもらったミカさんによれば、こんなことはイタリアでは日常茶飯事だという。日本ではNTTのIP電話が止まったら大騒ぎになるが、イタリアではだれも驚かない。ホテルや電話会社に抗議しても、何もしないことがわかっているので、
(以下、全てPDF形式での提供です) はじめに[PDF] ソーシャル・キャピタルという新しい概念[PDF] 市民活動とソーシャル・キャピタルの定量的把握 その1[PDF] その2[PDF](250kb) 市民活動事例からみたソーシャル・キャピタル培養の可能性[PDF] ソーシャル・キャピタルの培養に向けた市民活動の今後の展望と課題[PDF] むすび:豊な人間関係と市民活動の好循環を求めて[PDF] (参考文献リスト)[PDF] (資料編) 参考資料1.「ソーシャル・キャピタル」を巡る先進諸国の動向[PDF] 参考資料2.アンケート調査結果の概要[PDF](292kb) 参考資料3.図表等の基礎データ[PDF]
2010年04月13日01:20 カテゴリ本科学/文化 無縁・公界・楽 NHKの「無縁社会」という特集が、大きな反響を呼んでいるらしい。グーグルで検索すると、129万件も出てくる。私もちょっとそれにコメントしたら「変節したのか」とか、逆に「やっとお前も市場原理主義の弊害に目覚めたか」といったコメントが寄せられた。それぐらい、この問題は日本人の琴線に触れるのだろう。 人間は生物学的には個体として生まれ、個体として死ぬ「無縁」な存在だが、それは個体群のメンバーとしてしか生存できない。そこには、個体としての生存と集団防衛の矛盾という群淘汰の問題がある。このパラドックスによって多くの悲劇が生まれ、多くの文学が書かれてきた。 最近では、この問題は社会科学でもコミュニタリアニズムとかソーシャル・キャピタルなどという形で、学問的に論じられるようになった。鳩山首相の「新しい公共」円卓会議の座長になった金子
経済社会総合研究所ウェブサイトは、2021年2月20日にESRI統計情報・調査結果ウェブサイトと統合し、リニューアル及びURL変更を行いました。 恐れ入りますが、下記URLよりアクセスいただきますようお願いいたします。 The Economic and Social Research Institute website combined with the ESRI Statistics website for a revamp on February 20, 2021, leading to URL changes.Please use the following URL to access the new site. 経済社会総合研究所ウェブサイト トップページ(https://www.esri.cao.go.jp/index.html) シンポジウム・フォーラム(https://www
BLOGOSの発足にともなって、当ブログも今週の後半からライブドアに移動し、少し模様替えする。BLOGOSに「良書悪書」というコーナーを創設して、新刊や一般向けの本の書評はそちらに移し、ブログでは昔の本や専門書についての「非書評」をする。 民主党政権では「地域主権」の改革がとなえられているが、同じ公務員といっても、国家公務員と地方公務員はまったく質が違う。地方公務員は霞ヶ関でいえばノンキャリアの集団で、意思決定能力は低く、労働組合が強くて勤労意欲も低い。このままで権限と財源を地方に移譲すると、日本中が社会保険庁状態になるおそれも強い。こうした改革の先例を詳細に分析したのが本書で、民主党のみなさんにも参考になるだろう。 1970年代、イタリアは州政府を創設して地方分権化を実施した結果、州政府ごとの政治的パフォーマンスの違いがはっきりした。行政サービスや政治腐敗などの12の指標で各州を比較
派遣村についての短い記事には驚くほどの反響があり、毎日のように取材が来る。きょうもCSの番組で話したが、気になったのは私が「労働を市場原理にまかせればすべてOK」と主張していると受け取り、「市場原理主義」を批判するパターンが多いことだ。以前の記事でも示唆したように、労働サービスには普通の商品とは違う特性があり、それを無視しては派遣の問題は語れない。 本書のテーマとするsocial capitalは、ベッカーの人的資本が個人を単位としているのに対して、社会的なネットワークが資本としての価値をもつと考える理論である。その典型が日本の企業だ。トヨタがあれだけ高い効率を実現できるのは、従業員が思考様式や行動様式を共有し、命令しなくても自発的に協力するシステムができているからだ。終身雇用は、そうした社会的資本を蓄積する手段だった。 さらに大企業の周辺には下請けネットワークがあり、彼らが雇用のバッ
出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2014年7月) ソーシャル・キャピタル(英語: social capital)、社会関係資本(しゃかいかんけいしほん)とは、社会学、政治学、経済学、経営学などにおいて用いられる概念。人々の協調行動が活発化することにより社会の効率性を高めることができるという考え方のもとで、社会の信頼関係、規範、ネットワークといった社会組織の重要性を説く概念である。人間関係資本(にんげんかんけいしほん)、社交資本(しゃこうしほん)、市民社会資本(しみんしゃかいしほん)とも訳される。また、直訳すると社会資本となるが、概念としては区別される(以下参照)。 基本的な定義としては、人々が持つ信頼関係や人間関係(社会的ネットワーク)のこと、と言って良い。上下関係の厳しい垂直的人間関係でな
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