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書評に関するorionoのブックマーク (92)

  • 都市という現象 - nekotaka424’s blog

    都市の政治学 (岩波新書 新赤版 (366)) 作者: 多木浩二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/12/20メディア: 新書 クリック: 9回この商品を含むブログ (10件) を見る 全部で三章仕立てで、1.都市の現在 2.都市の政治学 3.都市の世界化となっています。個人的には1と3が面白いです。2はなかなか難しいです。特にヨーロッパに行ったことがなく、歴史にも疎い私にはイメージが湧きにくいということもあります。1の「コンビニ繁盛記」などはそこだけ読んでも面白いです。パリのパサージュ(アーケード)の出現と資主義社会の到来とを関連づけながら、欲望を刺激して消費を促すアーケード商店街の仕組みを詳説し、デパートの発生、さらにデパートからスーパーマーケットへの転換を語ります。売り子が客を誘惑しつつ物を売るような形態から、セルフサービスの形態へと変化していく様子の延長線に、コンビニ

    都市という現象 - nekotaka424’s blog
    oriono
    oriono 2012/02/06
    「パリのパサージュ(アーケード)の出現と資本主義社会の到来とを関連づけながら、欲望を刺激して消費を促すアーケード商店街の仕組みを詳説し」
  • 『「知」の欺瞞:ポストモダン思想における科学の濫用』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    アラン・ソーカル,ジャン・ブリクモン[田崎晴明・大野克嗣・堀茂樹訳] (2000年5月24日刊行,岩波書店,東京,xxviii+338+30 pp., ISBN:4000056786 → 版元ページ|正誤表) 元のハードカバー版は今から十年以上前に出版されたが,その後は品切れになっていた.書が今年2月に岩波現代文庫に入るとの情報を得て,ひそかに拍手をしている.イワナミ,えらいっ.文庫の「解説」は誰が書くのだろう? 【書評】※Copyright 2000, 2012 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 第一線の思想家たちの誤思考・迷思考・欠陥思考を指摘いわゆる「サイエンス・ウォーズ」の火ぶたを切った張人とされている、物理学者アラン・ソーカルとジャン・ブリクモンの話題の書『「知」の欺瞞』がようやく日語で読めるようになった。社会構築論を標榜するポ

    『「知」の欺瞞:ポストモダン思想における科学の濫用』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    oriono
    oriono 2012/01/03
    いいことだ。これ読まずにネット上の解説だけで読んだ気になってる人多いからね。おいら、ちょっと実証主義を相対視しただけで、この本引き合いにして知の欺瞞呼ばわりされたことあるぜ。
  • 参考書№241 山に暮らす

    『へたれ山ヤの漢気日記』 に訪問ありがとうございます。 登山の道具,ウェア,グッズ,書籍,映像などのインプレと山行記録をメインに書いています。 登山に関連するアウトドアやキャンプの道具&グッズ・書籍と幕営記録も書いています。 最近はマウンテンバイク『ROCKRIDER5.2』のポタリングやパーツレビューも書いています。 記事は全てカテゴリー別になっていますので宜しければ左サイドメニューの項目も参照下さい。 上部ナビボタンを使用すると当サイトの記事一覧や画像一覧等の検索が容易に出来ます。 追記もしくは訂正の記述が特にない場合は記事投稿時点での価格及び情報になります。 記事を参考に購入や加工等をされる場合は自己責任でお願いします(一切責任を負いません) 「IE」「Chrome」以外のブラウザ及びスマホ・携帯等では正常に表示されない場合があります。

    参考書№241 山に暮らす
  • 人類が試されている。 - nekotaka424’s blog

    の大転換 (集英社新書) 作者: 中沢新一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/08/17メディア: 新書購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (28件) を見る 「このパンフレットで、私は日人が当面している二つの重大問題に、明確な言語表現をあたえることによって、問題解決への糸口を見出そうと試みた。」と筆者が言っているとおり、今回の津波による原発の事故の意味を大きな文明史的観点から整理することができると思います。 筆者は原子力エネルギーを第七次エネルギー革命であるという考え方を紹介し、第八次エネルギー革命に移行していかなければならず、それは日から始まっていくべきだと論じます。ちなみに第五次が石炭、第六次が石油、第七次が原子力、第八次は風力や水力などの自然エネルギーの利用となります。筆者の議論が冴えているのはここからで、第六次までのエネルギーは基的に太陽から

  • 自分はどちら側か。 - nekotaka424’s blog

    排除の現象学 (ちくま学芸文庫) 作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/07/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (15件) を見る 解説によれば、著者は元々考古学的な意味での異人や境界と共同体との関係を専門とする人であり、この『排除の現象学』はその理論を現代の事件に当てはめて思考した、応用編ともいえる作品です。「現代」といっても書は1986年に初版が出版されているため、その扱われている事件は70年代から80年代に起こったものです。しかしその考察と理論の枠組みは現代でも有効です。社会的な生き物として共同体を営む存在である人間に普遍的な枠組みだと思わされます。 このは鷲田清一がその著書の中で紹介していたため手に取ることになりました。書は、鷲田の「〈わたし〉は〈わたし〉でないものを差別することによって〈わたし〉たり得る」とい

    自分はどちら側か。 - nekotaka424’s blog
    oriono
    oriono 2011/10/26
    これはいい書評。
  • 参考書№207 百名山以外の名山50

    『へたれ山ヤの漢気日記』 に訪問ありがとうございます。 登山の道具,ウェア,グッズ,書籍,映像などのインプレと山行記録をメインに書いています。 登山に関連するアウトドアやキャンプの道具&グッズ・書籍と幕営記録も書いています。 最近はマウンテンバイク『ROCKRIDER5.2』のポタリングやパーツレビューも書いています。 記事は全てカテゴリー別になっていますので宜しければ左サイドメニューの項目も参照下さい。 上部ナビボタンを使用すると当サイトの記事一覧や画像一覧等の検索が容易に出来ます。 追記もしくは訂正の記述が特にない場合は記事投稿時点での価格及び情報になります。 記事を参考に購入や加工等をされる場合は自己責任でお願いします(一切責任を負いません) 「IE」「Chrome」以外のブラウザ及びスマホ・携帯等では正常に表示されない場合があります。

    参考書№207 百名山以外の名山50
    oriono
    oriono 2011/09/16
    日本百名山よりもむしろこちらの方が読みたいな
  • 2011-08-30

    グーグルとついているが、いわゆるグーグルグーグルという企業の説明や、検索エンジンの解説)では全くない。グーグルの登場回数もわずかである。要は、日の閉塞状況を打ち破るために、どのように行動すべきかという著者の処方箋を述べたもので、グーグルはその象徴として名前を出されているだけ。要は規制を緩和し、グーグルのように法的リスクを恐れずに行動せよ、といいたいようだ。 日経の中堅記者が豊富な取材を基に書いたものなので、勉強になるところはもちろんあるが、論旨はどこかで聞いたようなものばかり。「御説ごもっとも」で終わってしまう。なぜなんだろう。著者が大手新聞社という既得権益に守られていて、評論家風にあおっているだけだからか。 われわれ日人は概して、チェルノブイリ原発について、詳しいことは知らない。それにはもちろん、情報を隠ぺいしたソ連・ロシア政府の責任が大きいが、こうした詳しいが出ている以上、読

    2011-08-30
    oriono
    oriono 2011/09/03
    「なお解説は、日本共産党の衆議院議員で、京大原子力工学科卒の吉井英勝氏。文春と共産党という組み合わせもおもしろいが、まさに適任だった」
  • 2011-08-04

    来は言語情報処理などが専門の影浦峡・東大教授が、3.11後のメディアに表れた、放射能の影響を過少に見積もる報道を、批判的に読み解く「メディア・リテラシー」の実践的書物。特に、素人には分かりにくい放射能の単位ベクレルとシーベルトの関係などについても、きちんと解説されている。最悪のことを考えてなるべく避難するべきだ、との一貫した主張が貫かれている。 著者は、インターネットを理由とする物価の下落を「ネットデフレ」と呼び、これが雇用の悪化など経済に悪影響を及ぼすと警鐘を鳴らす。確かにそうした側面はあるが、ネットデフレのおかげで一般の消費者が多大な利益をこうむっていることも事実だから、この問題の「解決」は難しいだろう。著者は、現在のネット取引が「自動販売機」的になっているとして、窓口と同じような人的サービスをネットで実現する仕組みを実際に開発する企業の経営者で、書も後半はその宣伝めいてくる。化粧

    2011-08-04
    oriono
    oriono 2011/08/15
    「3.11後のメディアに表れた、放射能の影響を過少に見積もる報道を、批判的に読み解く「メディア・リテラシー」の実践的書物」
  • いろいろと考えさせられる。 - nekotaka424’s blog

    1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8) 作者: ジョージ・オーウェル,George Orwell,新庄哲夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1972/02メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 299回この商品を含むブログ (267件) を見る 村上春樹の『1Q84』で話題になった、ジョージ・オーウェルの『1984年』です。1949年出版の作品ですが、権力や暴力、国家と個人といった、近代人に普遍的な問題を扱っているため、実に現在的です。冷戦期に突入する時代に出版されたこともあって、爆発的に売れたそうですが、冷戦体制が崩壊した今でも様々な国や状況に応用できる寓話として読めます。 過去を作り替えることで現在や未来を支配する政策などは、誇張されて書かれているものの、日歴史教科書問題を取り上げても分かるように、民衆操作や、愛国教育につながるエッセンスです。何かがおかしいと思っても、そ

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  • 参考書№197 アニマルトラック&バードトラックハンドブック

    『へたれ山ヤの漢気日記』 に訪問ありがとうございます。 登山の道具,ウェア,グッズ,書籍,映像などのインプレと山行記録をメインに書いています。 登山に関連するアウトドアやキャンプの道具&グッズ・書籍と幕営記録も書いています。 最近はマウンテンバイク『ROCKRIDER5.2』のポタリングやパーツレビューも書いています。 記事は全てカテゴリー別になっていますので宜しければ左サイドメニューの項目も参照下さい。 上部ナビボタンを使用すると当サイトの記事一覧や画像一覧等の検索が容易に出来ます。 追記もしくは訂正の記述が特にない場合は記事投稿時点での価格及び情報になります。 記事を参考に購入や加工等をされる場合は自己責任でお願いします(一切責任を負いません) 「IE」「Chrome」以外のブラウザ及びスマホ・携帯等では正常に表示されない場合があります。

    参考書№197 アニマルトラック&バードトラックハンドブック
  • 2011-05-02

    鼠の上部は臼のような形をしていますが、臼を使った字ではなく、これ全体でネズミの象形文字です。鼠を使った字は、あまり使う機会はないですが、鼢(モグラネズミ)、鼪(たいりくいたち)鼬(いたち)、鼯(むささび)、鼱(トガリネズミ)、鼹(もぐら)、鼷(アマクチネズミ)など、ネズミに類する小動物の種類を表します。 鼠と紛らわしい字に、タテガミを表す巤があります。これは、タテガミのある馬の頭部の象形文字だそうです。今ではさらに、髟を添えて、「鬣」にする方が多いかもしれません。鼠の略字が「鼡」ですが、猟のツクリはねずみではなく、この巤の方です。他によく使われる字として、蠟人形や蠟燭のロウ(これも略字は蝋)や、臘(これの略字は「臈」)がありますね。 ITジャーナリストの第一人者である佐々木俊尚氏の著作。情報が氾濫する中で、それをキュレートする役割が重要度を増すというのが骨子なのだが、その骨子を支える肉の部

    2011-05-02
    oriono
    oriono 2011/05/03
    『キュレーションの時代』の書評。
  • 参考書№166 登山の法律学

    登山に纏わるトラブルの責任問題を実際にあった判例も含めて様々な事例を挙げ解説。 以前から気になっていたこの書籍。 責任があるかと思えばなかったり、責任がないと思えばあったり・・・読んでみると驚く事ばかり。 (法律をよく知らないので偏った「人道的」視点から見ているせいだと思う) 一番気になったのは「善意が仇になる」場合があるという事(内容抜粋転載) 事例: 単独縦走Bが稜線から転落⇒数メートル下の岩壁で停止。 岩壁は急峻でBは自力で稜線に復帰出来ない(登攀道具なし) たまたま通りかかった縦走AがBを発見。Bが「すぐ助けてくれ」と救助を求める。 Aはロープを持っていなかったので急いで持っていたテントの張綱を繋いでBの所まで垂らす。 Bがそれを掴んで登っている時に張綱が切れて落下した。 Aに法的責任は生じるか? 見解: Aはたまたま通りかかっただけなので、Bを救助する法律上の義務はない。 しかし

    参考書№166 登山の法律学
    oriono
    oriono 2011/04/25
    溝手康史著『登山の法律学』の書評。これは面白そうだな。
  • ドキュメント№10 いまだ下山せず!

    1986年12月28日~1987年1月2日の年末年始行程で、中房から表銀座ルートで厳冬の槍ヶ岳を目指した「のらくろ岳友会」3人パーティーが消息を絶つ。 遭難した3人の足取りを必死に探す同会のメンバーと山仲間たちの奮闘ぶりが克明に綴られている。 警察に極力頼ることなく、自ら精力的に集めた証言により点から線へと繋いでいく。 荒天により3人が已むなく槍を諦め撤退に選択したエスケープルートとは・・・ 序盤から登場人物が矢継ぎ早に登場して少々困惑するが、パーティーが一体どのポイントで遭難したのかをパズルを組み立てるように推理しながら読める(最終的に3人の遺体は発見される) 同会員として捜索に携わった著者によるヒューマンドキュメントであるが、最後まで「赤いヤッケ」証言のい違いがあるなか、パーティーの謎の足取りを追っていくところはミステリー小説の要素も含まれているような感覚さえある。 真の山男と山女・

    ドキュメント№10 いまだ下山せず!
    oriono
    oriono 2011/04/21
    『いまだ下山せず』の書評。
  • 参考書№164 四季の山歩き

    『へたれ山ヤの漢気日記』 に訪問ありがとうございます。 登山の道具,ウェア,グッズ,書籍,映像などのインプレと山行記録をメインに書いています。 登山に関連するアウトドアやキャンプの道具&グッズ・書籍と幕営記録も書いています。 最近はマウンテンバイク『ROCKRIDER5.2』のポタリングやパーツレビューも書いています。 記事は全てカテゴリー別になっていますので宜しければ左サイドメニューの項目も参照下さい。 上部ナビボタンを使用すると当サイトの記事一覧や画像一覧等の検索が容易に出来ます。 追記もしくは訂正の記述が特にない場合は記事投稿時点での価格及び情報になります。 記事を参考に購入や加工等をされる場合は自己責任でお願いします(一切責任を負いません) 「IE」「Chrome」以外のブラウザ及びスマホ・携帯等では正常に表示されない場合があります。

    参考書№164 四季の山歩き
  • 2011-03-28

    よく「ホンマでっかTV」でいじられている門倉貴史氏の著作。さまざまな統計数字に潜むワナを解説するものだが、特にエンゲル係数の低下が必ずしも豊さと結びついていないという指摘にハッとした。確かに高齢化が進めば、老人はの細い人が多いから、豊かでなくても費の割合は下がる可能性がある。 ギャンブル学の権威、谷岡一郎氏の著作。同じ著者の「「社会調査」のウソ」はなかなかよくできただったが、書は中身が薄い。「40歳からの」とついているが、書に書いてあるようなことを知らない40歳はもはやダメなのではないか。ノウハウの中心は、野口悠紀雄氏による「時間順ファイル」であるし、社会の上層部にいるような中年層にとって、目新しい事柄はほとんどない。まあ、野口氏のような「超エリート」でなければ、エリートの好奇心を満たすようなノウハウは書けないということかもしれない。むしろ、著者が学長を務める大阪商業大学の学部

    2011-03-28
    oriono
    oriono 2011/03/29
    「特にエンゲル係数の低下が必ずしも豊さと結びついていないという指摘にハッとした。確かに高齢化が進めば、老人は食の細い人が多いから、豊かでなくても食費の割合は下がる可能性がある」
  • 参考書№155 北アルプストイレ事情

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    参考書№155 北アルプストイレ事情
    oriono
    oriono 2011/03/28
    みすず書房からこんな本が…
  • 参考書№153 白山に登ろう

    『へたれ山ヤの漢気日記』 に訪問ありがとうございます。 登山の道具,ウェア,グッズ,書籍,映像などのインプレと山行記録をメインに書いています。 登山に関連するアウトドアやキャンプの道具&グッズ・書籍と幕営記録も書いています。 最近はマウンテンバイク『ROCKRIDER5.2』のポタリングやパーツレビューも書いています。 記事は全てカテゴリー別になっていますので宜しければ左サイドメニューの項目も参照下さい。 上部ナビボタンを使用すると当サイトの記事一覧や画像一覧等の検索が容易に出来ます。 追記もしくは訂正の記述が特にない場合は記事投稿時点での価格及び情報になります。 記事を参考に購入や加工等をされる場合は自己責任でお願いします(一切責任を負いません) 「IE」「Chrome」以外のブラウザ及びスマホ・携帯等では正常に表示されない場合があります。

    参考書№153 白山に登ろう
  • 2011-03-15

    原発は以前から怖い、とは思っていたけれど、こんな深刻な事態になるとは想像もしていなかった。私たちにできるのは、なるたけ節電して、原発がなくても暮らしが成り立つようにすることしかないだろう。 フィールドワークの第一人者として知られる佐藤郁哉氏などの研究グループが、学術系出版社4社の仕事のありさまを調査したもので、有益な情報がふんだんに盛り込まれている。一人出版社のハーベスト社の話も面白いし、有斐閣がその印象と違って(純粋学術書より)実は大学教科書の出版が主と言うのも気づかなかった。有斐閣や東大出版会が、社員数を大幅に減らしている、というのも知らなかった。学術出版のあり方が、欧米と日とで大きく違い、必ずしも欧米が優れているとしていないことも好感が持てる(ところで巻末の、全米大学出版部協会加盟社一覧表の中に、ハーバード大学出版部が2回出てくるのは何かの間違いなのだろうか?)。不満を言えば、リサ

    2011-03-15
    oriono
    oriono 2011/03/24
    佐藤郁哉ほか『本を生み出す力』の書評。
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  • 『「原発」を誘致しよう!--優れた電源、地域振興で大きな成果--』 渡部行

    工業新聞社 1999/3/27 部分読み A4 ハードカバー E(奇書・怪著) \1714 *****図書館 2003/7/8 キワモノめいたに手を出してみた。一部の人達にとって、原発はファシズムと並んで悪の象徴であり、大半の原発書籍が「原発反対」の立場を取る中、こうした言説はなかなか聞く機会がない。タイトルから見てどうも、政治的バイアスを強力に感じる。なんというか、もうちょっとソフトな「両論併記の上やっぱり原発あったほうがいいよね」的方向性を目指した方が、たとえそれが偽りであれ、説得力は増すように思うのだが。 タイトルを見て分かるとおり、原発を誘致すれば税収が潤って地方が活性化する、というのがメインテーマ。「安全性は至上命令」ということであまり触れられていない。あくまでカネがテーマである。目の付け所はありきたりではあるが、悪いものではない。数十年後に起こる(かもしれない)カタストロ