能代「イオン」出店進まず 市が聴取へ 住民投票案否決から10か月(読売新聞2008年12月5日) 大手スーパー「イオン」(本社・千葉市)の大型店「新能代ショッピングセンター(SC)」(仮称)の進出をめぐり、意見が二分した能代市。今年2月、能代市議会が、出店反対の商店主たちが提出した出店の是非を問う住民投票の条例案を否決して10か月が過ぎた。だが、出店に向けた具体的な動きは、いまだに見えないままだ。市や市民の間には「出店しないのでは」との不安やいらだちも広がり、市はイオン側に対し、出店について早急に状況を聞く方針を決めた。(松本貴裕) 能代市は、新能代SCに対し、税収増や約1800人の地元雇用など、経済効果を期待している。斉藤滋宣市長は11月26日の定例会見で、急激に悪化した経済状況に触れ、「万が一、出店しないということになれば影響が大きい。経済が厳しいなかで、イオンとしても出店が難しい面も