今年、行こうと思っていた鈴鹿の綿向山。ちょうどタイミングよく例会を企画いただいたので、参加させていただいた。7合目以降のブナ林と樹氷が美しい、らしい。見てみたいなと思っていたが、あまり過度な期待はしていなかった。予想通り、7合目までは植林の単調な道が続く。踏み跡がしっかりとあり、暑くもなく寒くもなく、快適に歩みを進めた。7合目の行者コバのブナ林は確かに美しかったが、明神平界隈と比べると僕の胸を熱くさせる何かが足りない気がした。それは入道ヶ岳でも感じたことである。なんだろう、この感覚は。どうしても大好きな大峰と台高と比較してしまうのだ・・・。 それから山頂に向かうにつれ、物足りなさは少しずつ解消され、左手になだらかな稜線が見えたとき、胸が高鳴った。下りてくる若い女性に「山頂はどうでしたか?」と尋ねると「ばっちりですよ!」と簡潔で明快な答えが返ってきた。よしっ!樹氷の写真を撮っているリーダーた