仏南東部リヨンにあるブション(ビストロ)で「マション」と呼ばれる伝統的な朝食を食べる人々(2020年10月23日撮影)。(c)PHILIPPE DESMAZES / AFP 【10月28日 AFP】午前10時過ぎ、フランス南東部リヨン(Lyon)にあるヤン・ラル(Yann Lalle)さんのビストロでは、フランスの定番朝食のコーヒーとクロワッサンではなく、ゆでたソーセージと赤ワインが提供されている。 新型コロナウイルスの感染者急増を受け、今月から複数の都市で夜間外出が禁止されており、ラルさんは「時間的な制約の中で対応している」と話す。 ディナータイムの客を奪われた今、ラルさんを含めたリヨンの飲食店経営者は、酒類とボリューム満点の郷土料理を提供する伝統的な朝食「マション」を復活させようとしている。 リヨンを食の世界で有名にしたマションのメニューには、アンドイエット(ソーセージ)やマッシュポテ