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  • 日本RNA学会 - mRNAワクチン:新型コロナウイルス感染を抑える切り札となるか?

    mRNAワクチン:新型コロナウイルス感染を抑える切り札となるか? 投稿者 飯笹 久(島根大学学術研究院医学・看護学系) 最近、ニュースなどで新型コロナウイルスのワクチンとして、mRNAワクチンという言葉をよく目にする。このワクチンについて、最近何人かの医療関係者から質問をいただいた。RNA 学会でも多くの方が、このワクチンに興味と不安を持っていると思う。そこでワクチンの解説について鈴木さんと甲斐田さんに連絡をとったところ、了承を得ることができた。今回の話は偶然にも古市先生のエッセイと一部重複しているが、それぞれ異なる視点からのものであるので、2つの話を読んで総合的にmRNAワクチンを理解していただければと思う。 まずこのワクチンの新しい点を説明し、またmRNAワクチンを出しているBioNTech (ファイザー) 社とModerna社の製品の違い、最後に考えられる問題点ついても解説したい。

    • 安倍政権の酷すぎる新型コロナ対応!「金がかかる」と民間検査キットを導入せず、国内感染の広がりを隠蔽 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

      いよいよ新型コロナの国内感染の広がりが明白になった。昨日夜、日本人の感染者が新たに4人、このうち死亡者が1人出たことが発表されたのだが、いずれも、中国の渡航歴や中国人との接点がなかったと話している。しかも、死亡した80代女性は春節前の1月22日から症状を訴えていた。今日になっても、沖縄、和歌山などで新たに感染者が出ている。 これはつまり、4人はあくまで氷山の一角で、水面下では日本在住者の間での感染がかなりの規模で広がっているということだろう。これまでは湖北省渡航歴のある人に限って検査をしていたから感染者が補足できてなかっただけで、実際はもうかなり前から国内での感染が広がっていた可能性もある。 本サイトは、以前から「中国人、中国渡航者を止める水際作戦は意味がない」「それよりもすでに国内感染が進んでいることを前提に、検査や治療体制を整えるべきだ」と指摘してきたが、まさに危惧してきたことが起きて

        安倍政権の酷すぎる新型コロナ対応!「金がかかる」と民間検査キットを導入せず、国内感染の広がりを隠蔽 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
      • 周期表にない架空の原子からできているかの様に振る舞う物質、愛媛大が発見

        愛媛大学は3月10日、118種類の原子すべてをまとめた周期表に記載されていない、仮想的な原子からできているかのように振る舞う物質を発見し、その物質中では質量がゼロの特殊な電子が光速に近い速度で動き回っていることも発見したと発表した。 同成果は、愛媛大大学院 理工学研究科の内藤俊雄教授らの研究チームによるもの。詳細は、結晶学に関連する全般を扱う学術誌「Crystals」にオンライン掲載された。 現在の科学では原子番号1の水素から同118のオガネソンまで、118種類の原子の存在が確認されており、それらはすべて周期表に記載されている。研究チームは、さまざまな分子からなる伝導性物質や磁性体などを長年にわたって研究してきており、これまでも、紫外線を当てたときだけ金属に変わる有機物など、ほかの物質には見られない機能を持った新しい物質を発見してきたという。今回の研究もそうした一連の流れとして、新しい物質

          周期表にない架空の原子からできているかの様に振る舞う物質、愛媛大が発見
        • 物理の法則に反して「電気は通すが熱は通さない物質」を物理学者が特定

          by seventyfourimages 物理学の法則の中には、「よく電気を通す物質は熱も通しやすい」というものがあり、ウィーデマン・フランツの法則として知られています。しかし、このウィーデマン・フランツの法則に反して、「電気は通すが熱は伝えない物質」が発見されたことが分かりました。 Anomalously low electronic thermal conductivity in metallic vanadium dioxide | Science https://science.sciencemag.org/content/355/6323/371 Physicists Have Identified a Metal That Conducts Electricity But Not Heat https://www.sciencealert.com/physicists-iden

            物理の法則に反して「電気は通すが熱は通さない物質」を物理学者が特定
          • 日曜化学:量子力学の基本と球面調和関数の可視化(Python/matplotlib) - tsujimotterのノートブック

            最近、とある興味 *1 から量子力学(とりわけ量子化学)の勉強をしています。 水素原子の電子の軌道を計算すると、s軌道とかp軌道とかd軌道とかの計算が載っていて、対応する図が教科書に載っていたりしますよね。 こういうやつです: Wikipedia「球面調和関数」より引用 Attribution: I, Sarxos 個人的な体験ですが、予備校の頃は先生の影響で「化学」に大ハマりしていました *2。 ここから「Emanの物理学」というサイトの影響で「物理」に目覚め、そこからなぜか「数学」に目覚めて現在に至ります。そういった経緯もあって、化学には大変思い入れがあります。 特にこの水素原子の軌道の図は当時から気になっていて、自分で描いてみたいと思っていました。先日ようやく理解でき、実際に自分で描画できるまでになりました。以下がその画像です: これはタイトルにもある「球面調和関数」と呼ばれる関数を

              日曜化学:量子力学の基本と球面調和関数の可視化(Python/matplotlib) - tsujimotterのノートブック
            • ネコのマタタビ反応の謎を解明 -マタタビ反応はネコが蚊を忌避するための行動だった-

              金子周司 薬学研究科教授、宮崎雅雄 岩手大学教授、上野山怜子 同修士課程学生、西川俊夫 名古屋大学教授、英国・リヴァプール大学の研究者らの研究グループは、ネコのマタタビ反応が蚊の忌避活性を有する成分ネペタラクトールを体に擦りつけるための行動であることを解明しました。 ネコがマタタビを嗅ぐと葉に体を擦り付けごろごろ転がる反応「マタタビ反応」は、マタタビ踊りとも言われ江戸時代から知られているとても有名な生物現象の一つです。しかしなぜネコがマタタビに特異な反応を示すのか、その生物学的な意義については全くわかっていませんでした。本研究では、まずマタタビの抽出物からネコにマタタビ反応を誘起する強力な活性物質「ネペタラクトール」を発見しました。次にこの物質を使ってネコの反応を詳細に解析して、マタタビ反応は、ネコがマタタビのにおいを体に擦りつけるための行動であることを明らかにしました。マタタビに含まれる

                ネコのマタタビ反応の謎を解明 -マタタビ反応はネコが蚊を忌避するための行動だった-
              • 「ダイヤモンドより硬く割れにくい」炭素構造の生成条件が判明!宇宙には既にある可能性 - ナゾロジー

                ダイヤモンドといえば、「非常に硬い物質」として有名です。 これはダイヤモンドを構成するそれぞれの炭素原子が結び付きの強い構造で配列されているからです。 そして理論的には、この炭素原子の配列を変更することで、さらに硬い材料が作れると考えられています。 最近、アメリカのサウスフロリダ大学(USF)に所属する物理学者イヴァン・オレイニク氏ら研究チームは、スーパーコンピュータを用いたシミュレーションにより、ダイヤモンドよりも圧力に対して30%高い抵抗力を示す「BC8」と呼ばれる構造の生成条件が判明したと報告しました。 「スーパーダイヤモンド」とも言えるこの物質は、非常に高い温度と圧力の中で生成されると考えられており、他の惑星では「既に存在しているかもしれない」とのこと。 研究の詳細は、2024年1月25日付の科学誌『Journal of Physical Chemistry Letters』に掲載

                  「ダイヤモンドより硬く割れにくい」炭素構造の生成条件が判明!宇宙には既にある可能性 - ナゾロジー
                • “牛乳”でマザーボードから「金」を取り出す方法 純度90%以上金塊22カラット相当の抽出に成功

                  このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 スイスのETH Zurichに所属する研究者らが発表した論文「Gold Recovery from E-Waste by Food-Waste Amyloid Aerogels」は、牛乳を利用して古いコンピュータのマザーボードなどの電子廃棄物(E-waste)から金やその他の金属を抽出する方法を提案した研究報告である。 廃棄したコンピュータのマザーボードには、金やその他の重金属が豊富に含まれており、金を回収する需要は着実に増えている。これらの貴重な金属を回収するための方法が開発されており、現在の金回収方法には、活性炭を使用した吸着法などが一

                    “牛乳”でマザーボードから「金」を取り出す方法 純度90%以上金塊22カラット相当の抽出に成功
                  • 「ヴァセリン」が生まれてから流行り、廃れ、また流行るまでの奇妙な歴史 | 口が滑ってつい他人に教えたくなる滑らない話

                    薬局で安価に手に入るあの「ヴァセリン」を顔に塗りたくる美容法がいまTikTokを介して流行っているという。再び意外な形で脚光を浴びているヴァセリンの知られざる歴史を、アメリカ人歴史学者のスティーブン・ミームが軽妙に紹介する。 TikTok動画が流行りを示すものだとすれば、「スラッギング」(slug=ナメクジとかけた言葉)という妙な美容トレンドがメジャーになっている。 夜寝るときに「ヴァセリン」を顔に塗りたくるというこの美容法を解説した動画の数々は、1億人以上に視聴されている。翌朝起きて軟膏を洗い流せば、お肌ツルツルになるらしい。 きっとどこか遠い空の向こうで、化学者のロバート・オーガスタス・チーズブローがウンウンとうなずいているに違いない。自らの愛すべき発明であるヴァセリンの魔法の力を、新しい世代が再発見してくれたことを見て喜んで──。 このゼリー状の物質はゆうに1世紀半以上、さまざまな美

                      「ヴァセリン」が生まれてから流行り、廃れ、また流行るまでの奇妙な歴史 | 口が滑ってつい他人に教えたくなる滑らない話
                    • 理研、創薬専用スパコン開発 「RISC-V」アーキテクチャ採用、10万原子の挙動再現

                      理研の研究チームは、原子間に働く力の計算に特化したアルゴリズムと専用ハードウェアを開発。専用計算のプロセッサには、オープンソースのアーキテクチャ「RISC-V」を採用した。「RISC-Vをベースとする実用大規模システムとしては世界初」(理研)という。 これにより、汎用のスパコンではこれまで計算に1年3カ月掛かっていた10万個の原子の100マイクロ秒間のシミュレーションを、3カ月に短縮できるとしている。 創薬探索をスパコンで計算するメリットの一つは、新薬の候補となる分子を実際に合成しなくても、構造式だけでその標的となるタンパク質との相互作用や構造変化を調べられること。 しかし、タンパク質を構成する原子の数や、タンパク質に作用する新薬の分子、水分子の数は膨大で、それらのシミュレーションには膨大な計算が必要となる。 理研は、「既存の手法では、スパコン(専用計算機)の性能が上がっても、残りの計算を

                        理研、創薬専用スパコン開発 「RISC-V」アーキテクチャ採用、10万原子の挙動再現
                      • 科学研究が「誤ったシステム」によって悪い方向に進んでいるという指摘

                        by Louis Reed 科学研究の再現性が危機に瀕していることは、これまでにもたびたび指摘されてきました。バージニア大学の病理学教授であるジェームス・ジムリング氏は、2019年時点での科学研究のシステムが、サブプライム住宅ローン危機のような事態を招きかねないとして警告しています。 We're Incentivizing Bad Science - Scientific American Blog Network https://blogs.scientificamerican.com/observations/were-incentivizing-bad-science/ 2007年から2009年にかけて、アメリカではサブプライム・ローンへの投資を証券化することで銀行が利益を得ようとする動きが大きくなりました。いったんローンが投資家に売却されると、銀行はリスクを負わないため、適性の有無

                          科学研究が「誤ったシステム」によって悪い方向に進んでいるという指摘
                        • 従業員の血中から高濃度のPFAS検出 デュポン社出資の化学工場 静岡 | NHK

                          有機フッ素化合物の「PFAS」のうち有害性が指摘されている物質をかつて使用していた静岡市の化学工場で、従業員の血中から高濃度のPFASが検出されていたことが、当時の親会社が作成した内部文書で分かりました。アメリカで健康へのリスクがあるとされる指標の400倍を超える人もいるということです。 この内部文書は、アメリカの化学メーカーの「デュポン」社が出資していた「三井・デュポンフロロケミカル」が運営していた静岡市清水区の化学工場で、2008年から2010年の間に製造部門を含む24人の従業員に行った血液検査の結果を記したものです。 文書は親会社のデュポン社が作成したもので、当時、この工場ではPFASのうち発がん性などが指摘されている「PFOA」を取り扱っていました。 文書によると、従業員からはアメリカの学術団体が健康にリスクがあるとしている「血中1ミリリットル当たり20ナノグラム」という指標の最小

                            従業員の血中から高濃度のPFAS検出 デュポン社出資の化学工場 静岡 | NHK
                          • カーソンとDDTをめぐる疑惑について : 科学史趣味者の雑記帳

                            March 16, 2015 カーソンとDDTをめぐる疑惑について 世界を騙しつづける科学者たち〈上〉 (2011/11) ナオミ オレスケス、エリック・M. コンウェイ 他 商品詳細を見る 世界を騙しつづける科学者たち〈下〉 (2011/11) ナオミ オレスケス、エリック・M. コンウェイ 他 商品詳細を見る 先日、DDTという農薬の話を少し書いた。 このDDTが禁止されたきっかけは、カーソンの「沈黙の春」であるといわれている。農薬の害を世の中に広く伝えた本として、今でも版を重ねているロングセラーである。 しかし、である。この本が出たことに伴って火がついた農薬追放運動は、DDTを追放し、それによってさらにとんでもないことをやらかした、という声も一部であるのだ。というのもDDTは蚊などを退治するのに非常に有用なわけだが、蚊というのはいろいろな風土病の媒介者として機能する動物である。かゆい

                              カーソンとDDTをめぐる疑惑について : 科学史趣味者の雑記帳
                            • 「もんじゅ」液体ナトリウム抜き出し 2031年度までに終了計画 | NHK

                              廃炉作業が続く福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」について日本原子力研究開発機構は、原子炉の冷却材などに使われた液体ナトリウムを抜き出す作業を2031年度までに終えるなどとする計画をまとめ、28日、原子力規制委員会に申請しました。 日本原子力研究開発機構は、もんじゅの廃炉に向けて、ことし中に原子炉内の核燃料を使用済み燃料プールに格納する作業を完了し、来年度から原子炉の冷却材などに使われた液体ナトリウムを抜き出す作業に移る計画です。 具体的には、来年度から2026年度にかけて核分裂反応に伴って発生する中性子を原子炉の外に出さないための設備「しゃへい体」を取り出したあと、2031年度までに液体ナトリウムの抜き出しを終えるということです。 また、来年度以降、発電施設に設置されているタービン発電機や給水加熱器などの撤去を始めるとしていて、この計画について原子力機構は28日、原子力規制委員会に申請し

                                「もんじゅ」液体ナトリウム抜き出し 2031年度までに終了計画 | NHK
                              • https://twitter.com/rei_software/status/1455919822395490304

                                  https://twitter.com/rei_software/status/1455919822395490304
                                • 旭化成より特許が4年早かった三洋電機の謎を追う - 高橋真理子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

                                  旭化成の吉野彰さんが12月10日、スウェーデン・ストックホルムで晴れ舞台に立った。米テキサス大のジョン・グッドイナフさん、米ニューヨーク州立大のスタンリー・ウィッティンガムさんとともにリチウムイオン電池開発への貢献が高く評価されてのノーベル化学賞受賞である。 この3人の名前が発表された10月初め、急ぎ特許について調べた私は、旭化成よりも4年早く三洋電機が特許を出願していたことを知った。世界で最初に商品化したのはソニーであるとか、グッドイナフさんの研究室で正極を開発したのは東芝の水島公一さんだったといった情報は吉野さんの受賞決定とともに広く報じられたが、三洋電機の名はとんと報道されなかった。なぜなのだろうか?という素朴な疑問を解くのが、この記事のミッションである。 2011年にパナソニックに吸収されて消滅した三洋電機 まずは当事者に聞こうと思ったが、三洋電機はいまや存在しない。2011年にパ

                                    旭化成より特許が4年早かった三洋電機の謎を追う - 高橋真理子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
                                  • 18年前に開発された幻のシミュレーションゲーム「SimRefinery」がインターネットアーカイブに公開中、ブラウザからインストール不要でプレイ可能

                                    かつて石油会社大手のシェブロンが、都市経営シミュレーションゲームの「シムシティ」シリーズを開発するマクシスに依頼して制作された研修用シミュレーションゲームが「SimRefinery」です。このSimRefineryはさまざまな文献にのみ登場する幻のゲームでしたが、18年越しにゲーム本体が収録されたフロッピーディスクが発掘され、インターネットアーカイブに公開されました。 A lost Maxis “Sim” game has been discovered by an Ars reader, uploaded for all | Ars Technica https://arstechnica.com/gaming/2020/06/a-lost-maxis-sim-game-has-been-discovered-by-an-ars-reader-uploaded-for-all/ A cl

                                      18年前に開発された幻のシミュレーションゲーム「SimRefinery」がインターネットアーカイブに公開中、ブラウザからインストール不要でプレイ可能
                                    • 「室温で超伝導」目前 零下23度で実現、かぎは超高圧:朝日新聞デジタル

                                      極低温で物質の電気抵抗がゼロになる超伝導現象。それを「室温」で実現する研究の先陣争いが熾烈(しれつ)だ。超高圧という条件ながら、今春、絶対温度250度(セ氏零下23度)での実現が報告されるなど、一気に現実味をおびてきた。 大阪府豊中市の大阪大極限科学センター。清水克哉教授の研究室に、超高圧をかけた物質を冷却し、電気抵抗の変化などを測る装置がある。 この装置でいま、室温で超伝導になる可能性をもつ有力物質の研究がすすむ。「目指すのは絶対温度300度(セ氏27度)での超伝導の実現です」。清水さんは、そう言った。 研究の突破口を開いたのは硫…

                                        「室温で超伝導」目前 零下23度で実現、かぎは超高圧:朝日新聞デジタル
                                      • 対韓輸出規制でフッ化水素の輸出ができない森田化学が苦境、純利益が9割減

                                        官報公告で明らかになった森田化学の苦境 フッ化水素(HF)製品専業メーカーの森田化学工業が、2019年7月より開始された経済産業省(経産省)による対韓半導体・ディスプレイ素材3品目の輸出管理強化により、業績に大きな影響がでていることが2020年9月29日付の官報に掲載された同社の2020年6月期末(第83期)の決算公告から明らかになった。 それによると、2019年6月期には8億円ほどあった純利益が、2020年6月期には前年度比90%減の7800万円にまで減少していることが明らかになった。これは、2019年7月以降、同社のフッ化水素酸(半導体製造でシリコン酸化膜のエッチングに使うHFの水溶液)が長期間にわたって韓国へ輸出できなかったことが影響している。現在、経産省は同社の韓国の顧客に向けた輸出に対する許可を出しているが、すでに韓国では自国資本の化学薬品・素材メーカーであるSoulbrain、

                                          対韓輸出規制でフッ化水素の輸出ができない森田化学が苦境、純利益が9割減
                                        • 金属「食べる」細菌、米研究者が偶然見つける 長年の仮説を裏付け

                                          (CNN) 米国の細菌学者らがこのほど、金属のマンガンを「食べて」カロリーを得ている細菌を偶然発見した。そのような細菌が存在するのではないかという説は100年以上にわたり唱えられてきたが、これまで証明されたことはなかった。 米カリフォルニア工科大学で環境細菌学を専攻するジャレッド・リードベター教授は、ある実験のため粉末状になった金属元素のマンガンを使用した。実験の後、同教授はマンガンにまみれたガラス容器を水道水で満たし、研究室のシンク内に放置。そのまま学外での活動に出かけて数カ月戻らなかった。 数カ月ぶりに研究室に戻ったリードベター教授は、ガラス容器が黒ずんだ物質に覆われているのに気が付いた。最初はそれが何なのか見当もつかなかったが、かねて探し求めていた細菌によるものかもしれないと思い、系統立ったテストをして確かめることにしたという。 その結果、容器を覆った黒ずんだものは酸化マンガンで、新

                                            金属「食べる」細菌、米研究者が偶然見つける 長年の仮説を裏付け
                                          • 箱根名物・黒たまごはなぜ黒い? 中学生の疑問が覆した「定説」 | 毎日新聞

                                            箱根温泉(神奈川県箱根町)の源泉地・大涌谷の名物「黒たまご」。地熱と火山ガスの化学反応を利用し調理される=木村凜太朗さん提供 箱根の景勝地・大涌谷(神奈川県箱根町)には、湧き上がる温泉でゆでて蒸した名物「黒たまご」がある。卵の殻はなぜ黒くなるのか。長年にわたり信じられていた「定説」を、一人の中学生の疑問と熱意が覆した。 町立郷土資料館によると、黒たまごの詳しい歴史は不明だが、1956年発行の岩波写真文庫(岩波書店)に、すでに当時名物だったとの記載がある。 黒たまごを製造販売する奥箱根観光(同町)によると、大涌谷の標高約1400メートルにある約80度の温泉池「たまご池」で、生卵を約1時間ゆで、湧き上がる約100度の蒸気で15分蒸すと、殻が真っ黒な黒たまごができあがる。大涌谷には複数の温泉池があるが、ゆでると黒くなるのは、たまご池だけだという。 大涌谷の蒸気には、二酸化硫黄や硫化水素などの火山

                                              箱根名物・黒たまごはなぜ黒い? 中学生の疑問が覆した「定説」 | 毎日新聞
                                            • 鋼鉄より硬くプラスチックのように軽い新物質を「不可能」といわれた手法で開発

                                              密度が鋼鉄の約6分の1しかないにもかかわらず、強度は鋼鉄の約2倍。軽量で、簡単に製造でき、さらには液体を完全に通さない可能性も秘めた新素材「2DPA-1」が作成されました。 Irreversible synthesis of an ultrastrong two-dimensional polymeric material | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-021-04296-3 New lightweight material is stronger than steel | MIT News | Massachusetts Institute of Technology https://news.mit.edu/2022/polymer-lightweight-material-2d-0202 マサチューセッツ工科大学のYu

                                                鋼鉄より硬くプラスチックのように軽い新物質を「不可能」といわれた手法で開発
                                              • 皮膚から出る微量ガス映し出す装置開発 東京医科歯科大 | NHKニュース

                                                皮膚から出る極めて微量なガスを検知して、画面に映し出す特殊な装置を東京医科歯科大学の研究グループが開発しました。血液中の成分の一部がガスとして放出されるのをリアルタイムで見ることができ、アルコールの検知のほか、糖尿病やがんなどの早期発見に活用できる可能性があるとしています。 装置は、東京医科歯科大学の三林浩二教授の研究グループが開発しました。 グループでは、血液中の一部の成分が揮発し、極めて微量のガスとなって皮膚から放出されることに着目し、微量なガスと結び付く特殊な酵素などを使ったセンサーを開発しました。 センサーはガスを検出すると、LEDから出される紫外線に反応して青色などに光るようになっていて実際にアルコールを飲んだ人の手のひらから出ている微量なガスを検知し、リアルタイムで画面に表示できたということです。 グループでは、この装置を使えば、糖尿病や一部のがんの患者の皮膚から放出されている

                                                  皮膚から出る微量ガス映し出す装置開発 東京医科歯科大 | NHKニュース
                                                • 物理学も化学も生物学もぜんぶ数学になるが、数学は数学じゃなくなるので気をつけろ「自然界を理解するための道具」

                                                  Mu @mmtcc0731 物理学に気をつけなさい。それはいつか数学になるから。 化学に気をつけなさい。それはいつか数学になるから。 生物学に気をつけなさい。それはいつか数学になるから。 英語には気をつけなくていい。それはいつまで経っても数学にはならないから。 2022-01-04 22:52:56

                                                    物理学も化学も生物学もぜんぶ数学になるが、数学は数学じゃなくなるので気をつけろ「自然界を理解するための道具」
                                                  • これは一大事…!化学分析してたら「青緑」だと思ってた光が実は「紫」だった→原因はこれでした「そんなことあるんだ…」

                                                    京都光化学研究所【新刊頒布中!技術書典15オンライン、~11/26】 @KPcL_adv い…今衝撃を受けています…今日も今日とて発光スペクトルを測定しているのですが、ずっと「青緑」だと思っていた発光が、実は「紫」でした…デジカメで映しても緑。しかし、たまたま眼鏡をはずして裸眼で見ると、「紫」だったのです…そう、短波長側の発光帯がレンズにカットされていたのです…!! 2023-11-23 19:47:08 リンク Wikipedia スペクトル分析 スペクトル分析(スペクトルぶんせき、スペクトラル分析とも)とは、信号の特徴を周波数領域で解析する手法である。すなわち、時系列データをそれを構成する周波数の異なる周期的な波 (三角関数) の和 (スペクトラム) に変換し、その特徴を分析する手法である。 もとの時系列データの値と、周期および強度(振幅)の集合の間には恒等的な関係があるため、時系列変

                                                      これは一大事…!化学分析してたら「青緑」だと思ってた光が実は「紫」だった→原因はこれでした「そんなことあるんだ…」
                                                    • ワインをアルミ缶に詰めると悪臭がする原因が判明

                                                      by Gnawme ワインといえばガラス製のボトルに詰められているイメージがありますが、近年では紙パックやペットボトルに詰められて販売されるケースもあります。しかし、ビールやカクテルのようにアルミ缶に詰めると異臭が発生する問題があるため、ワインが缶入りで販売されるケースはあまり多くありません。コーネル大学のゲイヴィン・サックス教授とジュリー・ゴダード教授が率いるチームが、缶入りワインの品質問題を解決するための研究を発表しました。 Hydrogen Sulfide Formation in Canned Wines: Variation Among Can Sources | American Journal of Enology and Viticulture https://www.ajevonline.org/content/75/1/0750003 Research team ide

                                                        ワインをアルミ缶に詰めると悪臭がする原因が判明
                                                      • 「第3の消毒薬」として注目を集める次亜塩素酸を、化学者が両手を挙げて容認できないワケ « ハーバー・ビジネス・オンライン

                                                        これまでに高濃度のエチルアルコール(エタノール)などの消毒用アルコールと次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター) という古典的な消毒薬についてご紹介してきました。本来、エタノールの安価且つ潤沢な供給が行われれば、これら二つの一般的な消毒薬で事は足ります。 しかし、水回り以外で広汎に使えるエタノールが、国内には莫大にあるにもかかわらず本質からかけ離れたくだらない理由で市中から姿を消してしまっていることはシリーズ第5回と第6回で指摘したとおりです。 このため市民は、消毒用アルコールに代わり手指消毒にも使える消毒薬を探して右往左往しているのが現状です。優れた有資格技能者として徹底的に訓練され、職場も手洗いに最適化されている医師や看護師ならともかく、市民に日常生活、仕事のなかで「手を洗おう」(BBCによれば少なくとも20分に一回の頻度)などと呼びかけところで安普請のスローガンでしかありません。なお

                                                          「第3の消毒薬」として注目を集める次亜塩素酸を、化学者が両手を挙げて容認できないワケ « ハーバー・ビジネス・オンライン
                                                        • キヤノン、有機ELテレビに新素材 希少金属使わず脱中国 - 日本経済新聞

                                                          キヤノンはレアメタル(希少金属)を使わない有機ELパネル素材を開発した。都市鉱山のリサイクル原料から調達しやすい鉛を使っており、2020年代半ばに量産技術を確立するとみられる。中国など一部の国に産出地が偏るレアメタルを使わないことで、地政学リスクに影響されずに安定生産が可能になる。新素材は「量子ドット(QD)」と呼ばれる直径ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの小さな半導体微粒子。光を照射

                                                            キヤノン、有機ELテレビに新素材 希少金属使わず脱中国 - 日本経済新聞
                                                          • 草津温泉にはごく薄い『硫酸』が入ってるので、タオルを洗わずそのまま乾かすと粉々になって朽ちる

                                                            フワヌイ @damdamsukisuki 硫酸って、ごく薄い濃度で草津温泉に入っているんだけど、草津温泉で使ったタオルを洗わずに乾燥させると硫酸は揮発せずにどんどん濃縮されてタオルに残るんだよね。そして2週間もすればタオルが粉々に自然に帰ってるので笑うよ。 2023-10-09 21:19:53 フワヌイ @damdamsukisuki 草津温泉で使ったタオルは、濡れたまま洗濯するときまでビニール袋で密閉しろ。 袋から出したらすぐに洗濯しろ。粉洗剤なら確実に中和されるのでタオルは無事だ。 2023-10-09 21:24:17

                                                              草津温泉にはごく薄い『硫酸』が入ってるので、タオルを洗わずそのまま乾かすと粉々になって朽ちる
                                                            • ほうれん草やチンゲンサイに含まれる「硝酸塩」が筋力をブーストするという研究結果

                                                              ほうれん草やチンゲンサイなどの葉物野菜に豊富に含まれている硝酸塩という化学物質に、筋肉に作用して筋力をブーストする作用があるという研究結果が報告されました。 15N‐labeled dietary nitrate supplementation increases human skeletal muscle nitrate concentration and improves muscle torque production - Kadach - 2023 - Acta Physiologica - Wiley Online Library https://doi.org/10.1111/apha.13924 Supercharge Your Workouts: Active Molecule of Beetroot Juice Significantly Increases Muscle

                                                                ほうれん草やチンゲンサイに含まれる「硝酸塩」が筋力をブーストするという研究結果
                                                              • 第6回 恐竜が絶滅した「瞬間」の化石が見つかった!

                                                                昔は愚鈍とされていた恐竜。だが今は、鳥や哺乳類のような温血動物で、羽毛が生えていたものもいたことがわかっている。そこで、日本を含めた恐竜研究の変遷や、最新のトピックスを教わりに、日本の恐竜研究のパイオニアで国立科学博物館の特別展「恐竜博2019」の監修を務める真鍋真さんの博物館に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之)

                                                                  第6回 恐竜が絶滅した「瞬間」の化石が見つかった!
                                                                • 日本企業の技術は別に優れてはいない - シートン俗物記

                                                                  サムスン、韓国産フッ化水素を使用 日本の輸出厳格化で https://www.asahi.com/articles/ASM944J0LM94UHBI019.html 韓国半導体業界の関係者は4日、日本政府が7月に韓国向けの輸出手続きを厳格化した半導体関連3品目のうち、半導体洗浄に使う「フッ化水素」について、半導体世界大手の韓国のサムスン電子が製造工程の一部で国産品を使い始めたことを明らかにした。 フッ化水素の対韓輸出、日本政府が許可 サムスン注文分 日本の輸出手続きが強化されて以降、韓国の半導体大手が国産の素材で代替を行うのは初めてとみられる。日本以外の外国製品の使用も始めているという。別の業界関係者によると、半導体大手のSKハイニックスも、日本製以外の製品を工程で使えるかどうか試験を繰り返している。 韓国貿易協会によると、韓国のフッ化水素の日本製への依存度は4割超に上り、半導体の洗浄に使

                                                                    日本企業の技術は別に優れてはいない - シートン俗物記
                                                                  • 東大、理論上の存在だった「ダイアモンドの双子の弟」の合成に成功

                                                                    東京大学(東大)は2月8日、ダイアモンドの双子の弟「ポルクス」を化学合成により合成することに成功したことを発表した。 同成果は、東大大学院 理学系研究科の福永隼也大学院生、同・加藤昂英大学院生、東大大学院 理学系研究科 化学専攻の池本晃喜講師、同・磯部寛之教授らの研究チームによるもの。詳細は、米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。 ダイアモンドの構造は数学的には、三次元空間を「完全対称性」と「強等方性」を有するように炭素原子を充填した物質であることが提唱されており、そうした数学的アプローチから、その2つの要素を有する炭素性物質が、ダイアモンド以外に、もう1つ存在する可能性が指摘されていた。その「ダイアモンドの双子の兄弟」とも言われる物質の持つ、独特のネットワーク構造の歴史は古く、1932年に最初の提唱がなされて以来、たびたび理論研究の対象となり、さまざまな名称が与えら

                                                                      東大、理論上の存在だった「ダイアモンドの双子の弟」の合成に成功
                                                                    • ミトコンドリアに次ぐ新たな細菌を「人工的に細胞内に共生させる」研究が進行中 - ナゾロジー

                                                                      細胞内に新規の「共生細菌」を保持させることに成功細胞内に新規の「共生細菌」を保持させることに成功 / Credit:Canva動物や植物の細胞の中には、ミトコンドリアや葉緑体など、かつて独立した生命であった存在が共生体として住み着いています。 かつて動物と植物の祖先(真核生物)には、酸素呼吸能力も光合成能力もありませんでしたが、ミトコンドリアの取り込みによって細胞は酸素呼吸が可能になり、葉緑体の取り込みによって光合成が可能になりました。 ミトコンドリアや葉緑体は独自の遺伝子を持ち、動植物に新たな能力を与えています。 そこで近年の生物学では、細胞内部に有用な細菌を共生させる試みが続けられています。 新たな共生生物を得ることができれば、ミトコンドリアや葉緑体が与えてくれたような劇的な変化を細胞に起こすことが可能となるからです。 今回、ミシガン州立大学の研究者たちはマウスの免疫細胞(マクロファー

                                                                        ミトコンドリアに次ぐ新たな細菌を「人工的に細胞内に共生させる」研究が進行中 - ナゾロジー
                                                                      • 化学反応におけるDeep learningの適用 - Preferred Networks Research & Development

                                                                        近年様々な分野に対してDeep learningの応用が研究されてきています。 化学の分野でも物性値の予測モデルや、化合物の生成モデルの研究などが盛んになってきています。最近では、有機化合物の合成を行う際に必要な化学反応の予測をDeep learningで行うという試みが行われてきているのでその先行研究サーベイをしました。 サーベイ資料はこちらのSlideshareにアップロードしています。 問題設定:反応予測および逆合成経路探索 化学反応で、反応物 (reactant) AとBを触媒 (reagent) Cの下で反応させたときに 生成物 (product) D ができたようなプロセスは Reaction SMILES を用いると “A.B.C>>D” というように表すことができます。 ここで、 AとBとC から何ができるか? (答えはD)を予測する問題を順方向の反応予測問題と呼び、Dを作

                                                                          化学反応におけるDeep learningの適用 - Preferred Networks Research & Development
                                                                        • 梅干し干してたら偶然にも美しすぎる結晶が大量に出来てて感動した「見えてる世界が揺らぐ」

                                                                          リンク Wikipedia 結晶 結晶(けっしょう、英: crystal)とは原子や分子が空間的に繰り返しパターンを持って配列しているような物質である。より厳密に言えば離散的な空間並進対称性をもつ理想的な物質のことである。現実の物質の大きさは有限であるため、そのような理想的な物質は厳密には存在し得ないが、物質を構成する繰り返し要素(単位胞)の数が十分大きければ(アボガドロ定数個程度になれば)結晶と見なせるのである。 この原子の並びは、X線程度の波長の光に対して回折格子として働き、X線回折と呼ばれる現象を引き起こす。このため、固体にX線を当 3 users 1

                                                                            梅干し干してたら偶然にも美しすぎる結晶が大量に出来てて感動した「見えてる世界が揺らぐ」
                                                                          • 【研究成果】太古の昔、生物がどのように増殖する能力を獲得したかを実験で解明~生命起源における「化学」と「生物学」の溝をうめる世界初の成果~

                                                                            太古の地球で、原始生物につながったとされる分子の集合体がどのように増殖するようになったかという生命起源の長年のなぞを世界ではじめて実験的に解明 新たに設計・合成されたアミノ酸誘導体(エサ)からペプチドの集合体(コアセルベート液滴)が自発的に形成 エサと刺激を繰り返し与えたところ、コアセルベート液滴が増殖を開始 ペプチド材料の大量生産に応用できると期待 肝生命起源において生物の先祖がどのように増殖能力を獲得したのかという長年の謎を、新規アミノ酸誘導体をエサとして増殖するペプチド液滴(コアセルベート液滴)を創製することで実験的に解明しました。 新規に設計・合成したアミノ酸誘導体を水中に添加すると、アミノ酸が縮合しペプチドが生成されました。生成されたペプチドはコアセルベート液滴を自発的に形成し、これにエサと刺激を繰り返し与えると、液滴は増殖し続けました。さらにこの増殖コアセルベート液滴はRNAや

                                                                              【研究成果】太古の昔、生物がどのように増殖する能力を獲得したかを実験で解明~生命起源における「化学」と「生物学」の溝をうめる世界初の成果~
                                                                            • 宇宙空間でラップに抗菌作用 酸素が衝突、ギザギザに:朝日新聞デジタル

                                                                              食品包装にも使われるラップフィルムに酸素原子を衝突させると、抗菌作用が現れる――。そんな研究結果を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と「クレラップ」で知られるクレハが発表した。酸素原子はもともと、宇宙で人工衛星に傷をつける「邪魔者」だったが、発想の転換で思わぬ結果がもたらされた。 宇宙はほぼ真空だが、国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星が回っている高度数百キロでも、ごく薄く大気がある。なかでも酸素は、分子のO2が太陽の紫外線で分解され、Oだけの原子として秒速約8キロの猛スピードで飛び交っている。あまりに速いため、原子のような粒でも外装のプラスチックなどが削られ、耐熱性が下がったり、電子機器がショートしたりする恐れがあった。 削られたプラスチックは、高さ1マイクロメートル(1千分の1ミリ)の剣山のようにギザギザになる。この構造が何かに利用できないか。宇宙技術の活用を考える会議で、クレハか

                                                                                宇宙空間でラップに抗菌作用 酸素が衝突、ギザギザに:朝日新聞デジタル
                                                                              • 世界初 アルツハイマー病を「治す薬」が日本でも承認申請へ|日刊ゲンダイヘルスケア

                                                                                昨年末、アルツハイマー病の進行へ直接介入することを目的に開発された「アデュカヌマブ」が、米国などに続き日本でも承認申請された。承認されれば、アルツハイマー病の世界初の根本治療薬(疾患修飾薬)となる。日本認知症学会理事長で、東大大学院医学系研究科脳神経医学専攻神経病理学分野教授の岩坪威医師に話を聞いた。 アルツハイマー病で従来承認されている薬は症状を緩和させるが、病気の進行は止められない。しかも、効果がある期間は限定的だ。 「一方、アデュカヌマブはアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβの脳内レベルを下げる働きがあります」 アミロイドβは健康な人の脳にもあるタンパク質で、通常は短期間で排出される。ところが何らかの原因でアミロイドβが脳内に蓄積するようになると神経変性が起こり、神経細胞が死んで脱落。アルツハイマー病の症状が出てくる。アミロイドβの蓄積は、アルツハイマー病と診断される20年前

                                                                                  世界初 アルツハイマー病を「治す薬」が日本でも承認申請へ|日刊ゲンダイヘルスケア
                                                                                • 韓国は対岸の火事ではない 日本でも尿素水不足で「物流が止まる」の声(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                  ディーゼル車や工場の操業などに必要な「尿素水」の不足が韓国で大問題になっているというニュースは、10~11月ごろから日本でも頻繁に報じられている。 これまで韓国は、尿素水の元となる「尿素」を中国からの輸入に頼ってきた。 2013年ごろまでは、韓国にも尿素を生産する企業があったが、中国産などに比べて価格競争力が低いなどの理由から国内生産を中止。やがて、韓国の中国尿素の依存率は97%にまで及ぶようになった。 ところが今年10月、中国は尿素の輸出を事実上制限。韓国の物流や工業に甚大な影響が生じたのである。 一方、日本においては「国内生産されているから影響はない」と、対岸の火事のような報道が目立ったが、それとは裏腹に、11月中旬ごろから筆者周辺のトラックドライバーや運送企業経営者たちからは「どこに行ってもアドブルー(尿素水)が手に入らない」「年末トラック走れるのか」「このままでは物流が止まる」とい

                                                                                    韓国は対岸の火事ではない 日本でも尿素水不足で「物流が止まる」の声(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                  新着記事