前記事より続き。 ■なんで武装組織ばっかだったんだよ!■ ここで一点、疑問に思われる方が、おられるかもしれません。なぜ、ワイマール共和国は、武装勢力だらけになったか。 詳細は分かりませんが、ドイツ義勇軍(フライコール)の存在が大きかっただろうことは間違いありません(以下、Wikipedia「ドイツ義勇軍」の項目参照)。 ドイツ義勇軍というのは、第二次大戦後にドイツの復員兵が作った民兵組織のこと(総称)です。 「多くのドイツ退役軍人は市民生活に馴染むことができず、軍事組織の中に安定を求めて義勇軍に入隊」します。 そんな「復員兵の多くは彼らの目から見て『突然起きた、どう見ても不可解な敗戦』とその後の社会の混乱に憤りを感じていた。彼等は、その憤懣を晴らすために入隊し、混乱の元凶と思われた共産主義者を鎮圧」したわけです。共産主義者が、敗戦のスケープ・ゴートとなります。 しかも重要なことに、「彼らは