行政代執行により、公園内に残された生活用品などを撤去する作業員ら=24日午前10時6分、東京都渋谷区、遠藤啓生撮影宮下公園の前に設置されたゲートを挟んで、区職員らに詰め寄る反対派の人たち(左)=24日午前11時12分、東京都渋谷区、遠藤啓生撮影 東京都渋谷区の渋谷駅近くにある区立宮下公園の命名権(ネーミングライツ)を取得したスポーツ用品メーカーの費用負担で整備する施設の着工に向け、同区は24日、公園内のテントなどを強制撤去する行政代執行を始めた。民間企業がかかわる施設整備をめぐって、自治体が行政代執行に踏み切るのは極めて異例だ。 宮下公園は渋谷駅近くのJR山手線沿いに1948年につくられた約1万平方メートルの細長い公園。 この日午前10時、区の土木部長が「違法占有物件の除去に着手します」と代執行の宣言文を読み上げて、区職員数十人や警察官らを動員した撤去が始まった。これに反対するホ