【ワシントン=黒瀬悦成】米海兵隊は11日、アフガニスタンに駐留する海兵隊員が、旧支配勢力タリバンの兵士の死体に小便をかけている様子を撮影したとされる映像が動画投稿サイトのユーチューブに掲載されていたとして、調査を始めたことを明らかにした。 事実とすれば、イスラム世界で反米感情が再燃する恐れもある。 問題の映像は、海兵隊の戦闘服を着た4人が、地面に横たわる血まみれの3死体に並んで小便をかけ、「黄金のシャワーだ」などと叫んだり、はしゃぎ声を上げたりしている。 米国のイスラム系市民団体は、「国際法規にも抵触する非道徳的行為だ」として非難する声明をパネッタ国防長官に送付。海兵隊は声明で「映像の行為は、海兵隊の価値観とは一致しない」と強調した。
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2010年8月10日 アメリカのマスコミは、アメリカによる介入の残忍な特質を隠蔽するため、タリバンの残虐行為にまつわる一方的プロパガンダを用いて、増大しつつあるアフガニスタン戦争に対する大衆の反感を抑圧するための本格的な取り組みを開始した。タリバンである夫によって顔を切断された若い女性を載せたタイム誌の表紙から始まったマスコミ攻勢は、金曜日、北東部のバダフシャン州における、10人の医療援助活動家殺害に集中している。犠牲者10人のうち6人はアメリカ国民だった。 こうしたできごとはいずれも、確かに、人間の恐ろしい悲劇だ。しかし、この悲劇、完全な過半数の国民が今や敵意をもって戦争を見つめ、迅速なアメリカ軍の撤退を支持しているという状況の中、アメリカ人を脅して、アフガニスタン戦争の無限継続を受け入れさせようとする実に皮肉な形で利用されつつあるのだ。 “もし我々がアフガニスタンから去ったら何が起きる
昨晩、ツイッターを見ていたら、「アフガン戦争の米軍機密書類が大量に公表された」「内部告発サイト、ウィキリークス(Wikileaks)が暴露」といったつぶやきが、ガーディアンやチャンネル4などのアカウントから続々と流れてきた。 何でも、9万2000点という大量の米軍機密書類が、数週間前に米ニューヨークタイムズ、独シュピーゲル、英ガーディアンにウィキリークスを通じて渡され、26日に(月曜日付けに直しました)各紙が一斉公開したという。 アフガン戦といえば、2001年に開戦したものの、タリバン勢力を制圧どころか、一人また一人とゲリラ戦で米英兵士が命を落としているのが現状の、にっちもさっちも行かない状態。参戦している政府側にとっては、さぞ自国民から隠したい情報が多いだろうと思わせる戦争である。 さて、日本のメディアはどう報じるのだろうと楽しみになった。今朝、新聞社の電子版を見ると、ワシントン発のいく
【ワシントン=黒瀬悦成】政府機関や企業の内部告発情報を公開する米民間ウェブサイト「ウィキリークス」は25日、アフガニスタン戦争に関する米軍や米政府機関などが作成した機密文書約9万2000点を公表した。 文書には、米国の同盟国であるはずのパキスタン軍情報当局が裏で旧支配勢力タリバンを支援している実態などが記載されているとされ、米世論のえん戦機運に拍車をかける恐れもある。 公開された文書は、2004年1月から09年12月までの6年間にわたるもので、事前に同サイトから文書を提供されたニューヨーク・タイムズ紙などによると、タリバンがアフガンで作戦行動中の北大西洋条約機構(NATO)軍機に対し、高性能の熱線追尾式対空ミサイルを使用しているなどの「新事実」も含まれているという。 ジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は同日、「機密情報の開示は米国の安全保障を脅かす」として、同サイトを強く非難す
前の記事 『iPhone』ロック解除等が合法に:米当局判断 内部告発サイトが新公開した機密文書、その意味 2010年7月27日 国際情勢 コメント: トラックバック (0) フィード国際情勢 Spencer Ackerman Photo: Noah Shachtman 内部告発サイト『WikiLeaks』は25日(米国時間)、アフガニスタン紛争に関連する大量の米軍機密文書を公開した。情報源は不明だが、米国中央軍(USCENTCOM)のデータウェアハウス『CIDNE』(Combined Information Data Network Exchange)から引き出されたものと見られるものだ。 米紙New York Times、英紙Guardian、独週刊誌Spiegelの3社も同日、今回公開された情報について報道した。3社は、1カ月前にWikiLeaksから機密文書を受け取り、同サイトが情報
↑ 史上最大規模の秘密文書を暴露したWikiLeaks http://wikileaks.org/wiki/Afghan_War_Diary,_2004-2010 WikiLeaksと言えば、今年の4月に、米軍のアパッチ・ヘリが2007年に行った地上のイラク人たちへの無差別攻撃映像を暴露したことでも知られている内部告発サイトだ。創設者のひとりジュリアン・アサンジ記者らの地球規模でのラディカルな活動ぶりは、既成ジャーナリズムの退潮を尻目に、金儲けビジネスとは袂を別った<ジャーナリズム精神>が果敢に生き続けていることを示したと言っても過言ではない。大体、あの米軍ヘリからの攻撃映像を、既成のメディアは紹介することさえビビったのだから。 そのWikiLeaksが7月25日の夜に、アフガニスタン戦争に関する9万1731点(2004年1月~2009年12月)に及ぶ米軍の秘密文書を入手し、サイト上で公開
アフガニスタンへの米軍の駐留を続けるべきかどうか、さらにはこの戦争に勝てるのかどうかについて疑いを抱くアメリカ人が増えつつある。 我々は、単にこの戦争に勝てるというだけでなく、他に選択肢はないと確信している。我々はアフガニスタンで勝利しなければならないのだ。 -リンゼイ・グラハム(米共和党上院議員)、ジョセフ・リーバマン(米民主党上院議員)、ジョン・マケイン(米共和党上院議員):ウォールストリートジャーナル誌への共同寄稿から抜粋 「我々は歴史から学ばねばならないが、他方で、歴史上の出来事にはそれぞれ違いがある。同じ河に二度入ることはできない。つまり、アフガニスタンはベトナムではないのだ。」 -バラク・オバマ大統領、2009年9月15日付NYタイムズ紙インタビューでの発言 今回は、トム・エンゲルハートの2009年9月8日付コラム『Afghanistan by the Numbers』から、ア
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