英単語の間であっても自動改行されるように、word-breakプロパティーでbreak-allを採用しているウェブサイトが地味に増えているような印象だ。コスメティックな理由で見出しやサムネイルの付記などに使うのは悪くない妥協だと思うが、本文にもわりと気軽に使われていてかなり気になる。 日本語では特に単語の切れ目という論理的な箇所は存在せず、ブラウザーではどこでも自動改行される。せいぜい句読点が行頭にならないように制御されるくらいだ。word-breakプロパティーではこの自動改行における単語の禁則処理を制御できる。値としてbreak-allを指定すると禁則処理が解除され、現在のブラウザーの実装では以下のような事象が起こる。 英単語の間で改行される 行頭でも記号が許可される 前者がわかりやすく、これを目的としていることが多い。こうすることによってタイポグラフィーでいうところのflush le
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