「満員電車ベビーカー論争」を読んでみた。 甲論乙駁あるようで、抜けている視点がある。 ピークロードプライシングだ。 満員電車といっても、乗車率が150-200%にもなるのは、朝夕の合計6時間くらいで、他の時間帯は空いている。ベビーカーを載せても、どうということはない。つまり、ピークを平坦化できれば、何も問題ない。 時間帯別料金を設けて、混雑路線のラッシュアワーだけ高額料金を取ることにすれば、ピークは平坦化することができる。 混雑料金による余剰収入は、他の時間帯の料金の値下げに回せば、オフピーク時乗客の消費者利益を増やすし、需要が喚起されて、オフピーク時間帯の乗車率が上がれば、設備の稼働率向上と同じ効果がある。 昨年から検討されている、電力ピークシフトと全く同じ話だ。ピーク電力の限界費用はとても高いが、ベース電力の限界費用は安いので、ベース電力を使うように消費者を誘導すれば、全体のコストを抑