「アジアの統合こそが僕の夢」。大阪の会社員を痴漢の犯人にでっち上げた大学生の男は、自身のブログで日米関係やイラク戦争を批判するなどして“憂国の士”を気取っていた。一方、ガールフレンドの女に被害者を演じさせ、示談金をせしめようとした今回の悪質な手口。取り調べに対し、会社員への謝罪の言葉はないという。昨今、相次ぐ大学生による犯罪。「大学全入時代」とはいえ、大学生のレベルの低さは嘆かわしい限りだ。 今回、大阪府警に逮捕された大学生、蒔田文幸容疑者(24)=京都市山科区、虚偽告訴容疑で逮捕=は、神戸市東灘区にある甲南大学法学部の4年生。同大は受験偏差値では、関西で「関関同立」(関西大、関西学院大、同志社大、立命大)に次ぐランク。昔からおしゃれな学生が多いとされ、人気は高い。 蒔田容疑者は自身のブログでプロフィルを紹介。趣味としてスポーツ、カラオケ、バンド、ショッピング、アウトドア、旅行、語学、読書