大型タービンの方が費用対効果が高いため、技術的にはタービンの大型化が進んでいる。1995年には直径50m程度だった羽根のサイズが、126m以上と倍以上になった。この結果、平均タービン出力は、2000年の555kWから、2009年は1299kWまで向上した。2000年には2MW超の風力タービンの新設は無かったが、2009年は37基になっている。1MW~2MWの風力タービンも20基の設置から、106基の設置に増えている。逆に1MW未満の小型タービンは2001年に127基、2005年に102基の設置があったものの、2008年は6基と激減している。 大型タービンが可能になったのは、素材の改良により軽量化が可能になったためだ。技術的に低コスト化は進んでいる。ただし、鋼材価格などの上昇もあり、2004年以降はシステム価格は上昇している。 2. 大規模ウィンドファームによる発電コストの低減 タービン大型
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