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ブックマーク / gep.hatenablog.jp (3)

  • 国連中心か、貿易交渉型か(続) - 「地球環境政治」と「学」の間

    baya さんに頂いたかコメントを受けて、もう少し考えてみた。かなり間が空いてしまったけど。 「2国間/地域間の積み上げ」方式のどういう部分がだめなのか。 前にも書いたように、それが全部駄目だとは思わない。特に、今の様に、交渉がやたらと複雑化していて、まるで多次元方程式になっているかのような状況では、「出来るところからコツコツと」ということは、ひょっとしたら堅実なのかもしれない。 例えば、現状でも一部進んでいるREDD(森林減少・劣化からの排出量削減)についての協力などはそうだろう。協力が可能であるという具体的な事例を作り出すという役割を果たすと同時に、REDDのように比較的新しい分野にとっては、世界的なルールを作ってしまう前の知見や経験の蓄積という側面もあるだろう(そんなに時間的猶予がある訳ではないので、せいぜい、ルール作りの予行演習ぐらいにしかならないだろうが)。 REDDに限らず、最

    国連中心か、貿易交渉型か(続) - 「地球環境政治」と「学」の間
  • 排出量取引制度の「試行的実施」 - 「地球環境政治」と「学」の間

    昨晩、福田前総理の時に設置された「地球温暖化問題に関する懇談会」が開催され、排出量取引制度の試行的実施と日の温室効果ガス削減に関する中期目標についてちょっとだけ議論がされたようだ。後者については、どうやら中期目標検討委員会というのが設置される模様。朝日とかの報道によれば、座長が福井俊彦前日銀総裁になるらしいが、それ以外の詳しいメンバーについては発表がない。 続いて、今朝は「地球温暖化対策推進部」が開かれ、排出量取引制度の試行的実施の開始が正式に決まった。近日中には具体的に参加企業の募集が始まるらしい。 今回は、その試行的実施の内容について個人的に考えたところを書いてみたい。 まず、率直な感想として、評価が非常に難しい。 というのは、一方で、試行される制度の中身を見た場合、とても中途半端な感じなのだ。他方で、何はともあれ「やってみる」という感じで議論が一歩でも半歩でも前に進むきっかけにな

    排出量取引制度の「試行的実施」 - 「地球環境政治」と「学」の間
  • 「福田ビジョン」の政府「低炭素社会づくり行動計画」 - 「地球環境政治」と「学」の間

    当は前回のサミット評価の続きを書こうと思っていたのだけれど、それは明日に回して、今回は時事ネタをとりあげようと思う。やっぱりこういうのはそれが出た早い段階で、少し考えておくのがよいだろうし。 今朝の新聞各紙(朝日、読売、毎日、日経)で、先月発表された福田ビジョンを実行に移すための政府「低炭素社会づくり行動計画」の案が25日にあきらかになったという報道がされている。正式な閣議決定はどうやら29日らしい。 この行動計画については、以前から7月内に完成させるという話があって、最初聞いたときは「そんなに短い期間で一体何を作るんだ?」と正直気なのか疑問に思っていた。それっきり、特に何も発表がなかったのでどうしたのかなあと思いつつも、G8にかまけて放ったらかしだったのだが・・・。 以下では、具体的に、どうやら柱となっているらしいいくつかの点について、メディアに出ている範囲で考えてみたことを書いてお

    「福田ビジョン」の政府「低炭素社会づくり行動計画」 - 「地球環境政治」と「学」の間
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