金属活字、ていうかオリジナルのほう。いまも世界中で使われている書体 Caslon のもとです。 ウイリアム・カスロンが1720年に活字の製造を始めて、最初に出した書体見本が1734年で、そのときは所在地が Ironmonger-Row となっていたけど、これは Chiswell-Street になってからもので、1741年の見本シート (525x390mm)。 私がイギリスで勉強していたときに知り合った本屋がこれを最近入手して、私のところに連絡が来て即注文。先週届きました。 いちばん上、A SPECIMEN と組まれた部分の A と、その2行下の ABCD の A とが全然違う。どちらも Five Lines Pica(現在の72ポイントに相当)の活字なのに。SPECIMEN の C は ABCD の C と同じだけど、A は別の活字みたい。並び線も合ってないし。 前から持っている方の、1
2010年02月13日、名古屋で開催された「DTPの勉強部屋 第16回勉強会」で話させていただいた際の前半部、字体・字形関連の話の流れを要約し、関連する当ブログ内へのリンクを……*1。 - ●配付資料→ 名古屋100213_配布資料.pdf (アイコンをクリックするのがベター) ●オマケ→ 名古屋100213_01.pdf (アイコンをクリックするのがベター) ※当頁の配置画像などの元 ※Google docs での表示は粗いですが、ダウンロードしていただくと鮮明です。 - まず、色々な意味で問題になりそうな文字群を例示し、その文字群に普段使っているスクリプトを利用して字形置換テーブルを適用するデモ。 表外漢字を正字に変換するテーブルを適用結果*2 次に人名漢字を旧字体に変換した結果 最後に常用漢字をも旧字体に変換した結果 何故、このようなアホなことをしているのかという理由および「いわゆる
(第5回からつづく) 常用漢字表と固有名詞 人名用漢字追加表の内閣告示により、法務省は、人名用漢字の拡大を自由におこなえるようになりました。これに対し、国語審議会は、昭和53年6月30日の総会で、「子の名に用いる漢字及びその扱いについて」の審議を実質的にあきらめ、人名用漢字については法務省にゆだねることを決定しました。さらに国語審議会は、常用漢字表案(昭和54年3月30日中間答申)に、以下の一文を含めることを決めました。 固有名詞に用いる漢字のうち、子の名に用いる漢字については、当用漢字表に関連するところもあり、広く国語の問題にかかわるものとして従来国語審議会も関与してきたが、この問題は、戸籍法等の民事行政との結び付きが強いものであるから、今後は、人名用漢字別表の処置などを含めてその扱いを法務省にゆだねることとする。 現在、文化審議会国語分科会がおこなっている常用漢字表の改定においても、も
やはり、進行中の事柄を連載するというのは、かなりアヤウイ部分があって、特に最終回の以下の文章は、結果的に未来を予言するものとなってしまった。 この文章を書いた時点では、今月の法制審議会に「人名用漢字に関する見直し」が諮問されるだろうと予想していたのだが、しかし現実には、2月5日の法制審議会総会にはその諮問はなかった。したがって、人名用漢字部会もまだ組織されていない。「痩」や「龍」の問題があるので、いつかは諮問しなきゃいけないはずなんだけど、あるいは、「玻」の最高裁決定を待ってから諮問するという路線もアリなのかもしれない。うーむ、でも、それで間に合うんだろうか?
建築学会パンフレットは、当代の建築家、研究者、実務家たちが最新の建築技術や海外の建築事情などを平易に紹介する内容で執筆された単行書をシリーズ化したものである。そのシリーズの初版は、昭和2年(1927年)に発刊されて以来版を重ねて、順次新たな内容のパンフレットが出版された。その中には、当時の海外建築の写真や建築技術に関する規準などが、数多く掲載されており、昭和初期における日本の建築技術の変遷を理解する上で貴重な文献である。 AIJ Pamphlets AIJ Pamphlets are a series of monographic books written by architects, researchers, and engineers of the time to introduce the cutting-edge architectural technologies and fo
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