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ブックマーク / works014.hatenablog.com (65)

  • 凸版文久見出し明朝:その使用(仕様)上の注意点 - なんでやねんDTP・新館

    モリサワパスポートに新たに加わった「凸版文久見出し明朝 EB」について、少し気をつけなければならないことがあるので、備忘的に記しておきます(主に己の必要性から)。 まずは、右記のリンク先をご覧ください。→ 凸版文久見出し明朝について 上記リンク先には 「文」「公」「延」などのように、文字セットには含まれないデザイン差のある文字を、フォント単位で切り分けて収録していることです。「凸版文久見出し明朝 EB」が準拠するAdobe-Japan1-3は、こうしたデザイン差のある文字を十分に収録することができませんが、[Std]フォントと[StdN]フォントに、それぞれ異なるデザインの文字を割当てることで、この問題を解決しています。 とあり、「[StdN]と[Std]で文字のデザインが異なる75字」として画像が掲げられています。 ここにも同様な一覧を掲げておきます。 つまり、一般的なStdとStdNの

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  • Illustrator上のアポストロフィーについて簡単に…… - なんでやねんDTP・新館

    Illustrator上のアポストロフィーの挙動について、簡単に説明した動画を作成した(後ろの方でInDesign上でのことにもほんの少しだけ触れている)。 もっと詳しく知りたい方は、以下の各リンク先をよく読んでいただければ、より理解は深まると思う(いずれもid:NAOIさんのページ)。 InDesignにおける引用符の謎の挙動についての文字コード的なまとめ ●引用符が全角かプロポーショナルかは、フォントによって異なる。Adobe-Japan1-5以降のCMapを採用しているフォントなら(レパートリはAdobe-Japan1-5でなくても)プロポーショナル、そうでなければ全角である。 InDesignにおけるシングル引用符の縦組み ※[ ]内は引用者の補足 ●日語組版において調整文字コンマや調整文字アポストロフィを使いたいというケースはあまりないだろう。インプット・メソッドで「かっこ」な

    Illustrator上のアポストロフィーについて簡単に…… - なんでやねんDTP・新館
  • 私の基本的な設定 - なんでやねんDTP・新館

    先日のInDesign組版教室でちょっと紹介したのだが、私が段落スタイルなどを作成する際に気をつけていることを(おおまかに)ザッと紹介しておく。何らかの参考になれば幸い(画面は InDesign CS4)。 ※より新しい環境で、ほぼ同内容の記事を動画も交えてよりわかりやすく、より詳細に纏めた記事は以下を参照ください(2013.07.28追記)。 →“InDesignの「段落」「文字」などのカスタマイズ例” ●まず、環境設定…… デフォルトでチェックの入っている「スマートテキストのリフロー処理」(CS4以降)は、チェックを外している チェックを入れる場合は、扉頁が入ることが多いので「見開きページスプレッドを保持」にもチェックを入れる CS4からの設定項目…なので、当初はエライ目に遭わされた…左頁の扉が右頁に来たり… 「組版」の部分は以下の通り(私の場合は異体字を使用することが多いので、目視確

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  • Illustratorの異級数混植での設定 - なんでやねんDTP・新館

    以下(画像の文面)のようなことを言うと「なんで?」と思われるかもしれない。 ●「文字揃え=欧文ベースライン」の場合(欧文基準の行送り) 誤解されるといけないので確認しておくが、テキストの文字サイズが何種類でも、基となるサイズとより小さいサイズの組み合わせなら何の問題もない。下揃えにしたければ「文字揃え=仮想ボディの下」とすればイイだろう。 ※「平均字面の下」でもイイかもしれないが、その数値情報はフォント制作者に依存し、また同サイズであっても書体によって天地位置が移動することになり、意図しない結果になることもあると考えられる。参考 では「文字揃え=仮想ボディの下」で基サイズより大きな文字が混じっている場合はどうなるのか…… ●「文字揃え=仮想ボディの下」の場合(欧文基準の行送り) 問題点が判りづらいが*1、別の例をお見せすればすぐ判る。 欧文ベースラインは一般的な和文フォントの場合、仮想

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    satoschi
    satoschi 2011/06/23
    ちょうどここで躓いてました…
  • Illustratorの文字組みアキ量設定の優先度 - なんでやねんDTP・新館

    ちょっと調べることがあってIllustratorの文字組みアキ量設定を触っていて気付いたことを……。 ※環境は Mac OSX上のIllustrator CS4 まず、Illustratorでは手を加えることの許されない行長調整の優先度を簡単に調べた。 文字組みアキ量設定はデフォルトで用意されている「行末約物半角」を使用し、禁則調整方式は「追い込み優先」 1行目はベタの状態 2行目以降は行末に読点を追加し半角分のツメが必要な状況をつくり、約物を変更…… この結果から、ツメル場合の優先度は 中点類>読点類>括弧類>句点類 の順であると判断できる。 次に、以下のように半角分の延ばし処理が必要な状況を作成した。 現状は頭揃えの状態 文字組みアキ量設定はデフォルトで用意されている「約物半角」 但し「約物半角」でも何故か中点類は半角とはならない(5行目) それを頭末揃え(ジャスティファイ)に変更する

    Illustratorの文字組みアキ量設定の優先度 - なんでやねんDTP・新館
    satoschi
    satoschi 2011/06/22
    未解決問題が見事に解明された。
  • 困った組み指示データの例 - なんでやねんDTP・新館

    InDesign CS3で作成された、何ともしようのない文字組み指示の例を支給データに見つけたので、ダメな例として曝しておく。 行頭禁則和字を何と心得ておられるのか…… 禁則処理方式で「追い込み優先」を選択されているが……追い込めるワケがない…… ほぼ全ての部分で「最小値=最適値=最大値」となっており、調整可能と設定されているのは「句読点」に続く「始め括弧類」の組み合わせのみ ほぼ「追い出し優先」の挙動と同等となり、未検証ながら、(例えば括弧類の内側など)アキを入れたくない部分にもアキが割り振られるのではないかと思う 他にも色々問題点はあるのだが…… で、文ツメ組み部分にも同じ「文字組みアキ量設定」で、文字ツメ カーニングに「オプティカル」を指定してあった……*1 関連する詳細設定は以下の通り……50%に固定してある…… 文ツメ組みに「オプティカル」を使用すべきではないという好例ではあ

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  • 不等号と山括弧 - なんでやねんDTP・新館

    「書体と遊ぼう!! へるべちたん」というHPに混同しやすい約物類という記事が挙がっている。 少し記述に間違いがありコメントしたいのだが、末尾に「コメントは受け付けていません。」とあり、ご連絡のしようもないので記事にしておく。 ※現在では修正されており、メールフォームも設置された*1。 以下がその記事の冒頭部分(無断引用、乞寛恕)。 例示画像の直後のテキストに“まずは、「山カッコ(<>)」と「不等号(< >)」だよ。”と書いておられるのだが、これは両方ともU+003CとU+003Eの組み合わせでしかない(コピペしてコードを調べた)。 一方、例示画像は(使用フォントは不明だが)上が不等号 U+003CとU+003Eの等幅半角字形を使用し*2、下は全角不等号であるU+FF1CとU+FF1Eを使用しているに過ぎないと思われる。 これでは「くろうと」としては「ちょっと違います」と言っておかざるをえな

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  • 学参書体_ご参考までに - なんでやねんDTP・新館

    twitter上で話題になっていた学参書体について、各社の3種類についてベースになった一般書体との比較を3頁のpdfフォント埋込)にしておきましたので、ご興味のある方はダウンロードしてご覧ください。 一覧の内訳は、ひらがな、カタカナ、常用漢字(1,945字)、および常用漢字と共通な部品をもつ表外字の一例 ※もちろん自由に拡大して細部まで比較可能なハズです。 ダウンロード → 学参_一般比較.pdf ファイルネームよりもアイコンをクリックした方が幸せになれるハズ 3種類とはイワタ【I-OTF明朝Pro-B/I-OTF-G明朝Pro-B】、モリサワ【A-OTF リュウミン Pr6-B-KL/G-OTF リュウミン Pro-B-KL】、フォントワークス【FOT-スーラ Pro-M/FOT-学参丸ゴ Pro-M】で、こんな感じ…… 下部の2行には、表外字との字体差を例示してあるのだが、ココでの説

  • 写研とJISの関わり - なんでやねんDTP・新館

    先日の記事に関連して、『文字に生きる〈写研五〇年の歩み 51〜60〉』*1に「写研とJISの関わりを記した部分がある」とコピー資料をいただいた。 以下に全文を掲載させていただく*2。 JIS制定に参加 ところで、コンピュータによる情報処理も今では漢字を用いた普通の日文が常識になっているが、全国的に共通に、高度な情報処理の利便を受けられるようにするための国家的な基準の役を果たすJISの制定にも、写研は参加している。 その主なものの一つは、昭和五十三年に制定された(昭和五十八年改訂)JIS C6226「情報交換用漢字符号系」である。これは、漢字六三五三字(第2水準二九六五字、第2水準三三八八字)のほか仮名、数字その他通常の通信文程度に用いられる欧字、記号約物類等合計六八七七字(改訂後)を選定し、それぞれ文字をコンピュータの情報として相互に交換し合うさいのコードを定めたものである。昭和五十年代

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    satoschi
    satoschi 2010/09/10
  • 写研の字体変更など_手動機・電算 - なんでやねんDTP・新館

    写研の手動機および電算出力機の実装字形について必要があってちょっと調べていたところ*1、ある資料を入手した。で、それらの資料から判ったことをメモ的に記しておく。 入手した資料は以下のようなモノで、電算出力機のユーザーに対する字体説明用のものであるらしい。 【資料1】 ’78字体と現手動機字体との比較表: 81改訂の手動機用文字盤と電算’78フォントとの字体差比較 【資料2】 SK・SC/’78 配列変更字種一覧: SK・SCフォントから’78フォントに改訂した際にコード位置を入れ替えた字種例 【資料3】 配列変更字種の例外的な字体(SCフォント): 上記の書体による例外 【資料4】 字体相違比較表: SK・SCフォント(旧)と’78フォント(基)との字体差比較(上記入れ替え含む) これらが、おもな書体毎に一覧にされている。 これとは別に、他所から入手していた基的な情報を参考までに羅列す

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  • 写研の記号文字盤_説明書き - なんでやねんDTP・新館

    写研の記号文字盤の説明部分 ※twitter上で話題の端っこに出てきたので……ついでにココにも。 『写研文字盤見帳 No.21 特殊』(1988, 改訂23版1刷)より メインプレート上にも括弧類など基的なモノは収容されていたが、3分数字など特殊な記号類はサブプレート2枚に収容されていた*1。上の画像はLM(石井細明朝体)の例だが、下部に注記してあるように、書体により配列が異なっており、収容字種にも差があった。 以下の画像、左:DNAG(ゴナD)、右:SHM(秀英明朝体)*2 *1:小さく添えられている数字は全角(1em)の16分の幾つかをあらわしたモノ。中央上部に4分のパーレンが見える……私には使用経験はないが *2:SHMの従属欧文は評判が悪かった

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  • イラレの「文字組みアキ量設定」例 - なんでやねんDTP・新館

    DTP TransitさんにIllustratorで文章を扱うとき(文字組版)と題して、イラレの文字組版の基がエントリーされていた*1。ちょっと触発され、ちょうどタイミングもイイので私も記事にしておこうと思う(19:00頃加筆)。 ※別に Illustratorの文字組みアキ量設定について と題して、動画でデフォルト設定からカスタマイズまで、全般的に説明していますので、そちらもご参照ください。(2013.04.13追記) ※設定済みファイルダウンロードへのリンクも… ●さらに左欄にリンクバナーを置いてある「+designing」さんのダウンロード頁にも… 文字組みモノにはInDesignを使うことが多く、llustratorを使うにしてもツメ組みがほとんど。 現状ではllustrator CS2を使っており、「文字組みアキ量設定」はカスタマイズしてあるのだが、新たにCS3上でイジってみた

  • 「DTPの勉強部屋 第16回勉強会」フォロー - なんでやねんDTP・新館

    2010年02月13日、名古屋で開催された「DTPの勉強部屋 第16回勉強会」で話させていただいた際の前半部、字体・字形関連の話の流れを要約し、関連する当ブログ内へのリンクを……*1。 - ●配付資料→ 名古屋100213_配布資料.pdf (アイコンをクリックするのがベター) ●オマケ→ 名古屋100213_01.pdf (アイコンをクリックするのがベター) ※当頁の配置画像などの元 ※Google docs での表示は粗いですが、ダウンロードしていただくと鮮明です。 - まず、色々な意味で問題になりそうな文字群を例示し、その文字群に普段使っているスクリプトを利用して字形置換テーブルを適用するデモ。 表外漢字を正字に変換するテーブルを適用結果*2 次に人名漢字を旧字体に変換した結果 最後に常用漢字をも旧字体に変換した結果 何故、このようなアホなことをしているのかという理由および「いわゆる

  • 漢字施策とJIS漢字など - なんでやねんDTP

    ツッコミを期待してとりあえず貼ってみる。 (後日修正の可能性有り。100205 最終更新済み) ※参照先 文化庁の国語施策情報システムのHP『国語施策沿革資料11:漢字字体資料集(諸案集成1)』及び『国語施策沿革資料12:漢字字体資料集(諸案集成2)』 安岡孝一氏の人名用漢字別表の変遷 など多数 ※画像は幾度か差し替え済み (100201 18:22/23:20/23:56, 100202 14:40頃など。100205 最終更新)

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    satoschi
    satoschi 2010/02/01
  • 「愽」のJIS78字形の? - なんでやねんDTP・新館

    ちょっと必要があってJIS78字形とJIS83字形の相違を調べていて気付いた細かいこと。 78JISの後の83JISであるから当然JIS78字形には90JISで変更されたJIS83字形が含まれる。 で、JIS83字形からJIS78字形との重複を除いたのが以下。 上がJIS78字形、下がJIS83字形を適用したモノだが、「愽」以外は83JISで変更され、90JISでさらに変更されたコード位置の文字。 83JISで変更されたハズの「愽」はJIS78字形を適用してもなぜか標準字形=JIS90字形(CID4882)のママ。 ※コメント欄に答えが……参照されたし。 使用したのは小塚明朝 Pro-VI Rだが、リュウミンでも同じ。 JIS90字形(上)とJIS04字形(下)は以下の通り。 以下、メモ的に追記(100127) ●ついでに判ったこと 小塚明朝R及びProVI-Rは「溢」のJIS78字形とし

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  • 旧字体で気にかかること_04 - なんでやねんDTP・新館

    ちょっと確認したいことがあって調べているた。 ●漢字整理案(大正8年、文部省普通学務局国語調査室) 凡例には (一)案は尋常小学校の各種教科書に使用せる漢字二千六百余字に就きて、字形の整理を行ひ其の標準を定めたるものなり。 (二)案の整理方針は簡便を主とし、慣用を重んじ活字体と手書体との一致を図るに在り。 (三)案は康煕字典の字形をとして整理を行ひたるものなり。 と記されており*1、また、解説には 一般に「漢字整理案」に掲げられている字体が小学校の国語教科書(国語読)に用いられたとされるのは、次のような事情によっている。すなわち、大正14年11月に常用漢字表の字体を整理した「字体整理案」が臨時国語調査会から発表されるが、同案の整理方針がこの「漢字整理案」におけるものとほぼ同様のものであり、それが採用されたということである。 とある(大字は標準体、小字は字典体)。 「篇」の字典体は

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  • 漢字要覧(明治41年5月〈国語調査委員会〉) - なんでやねんDTP・新館

    ちょっと調べることがあって、文化庁の国語施策情報システムのHPからダウンロードして置いたままにしてあった『国語施策沿革資料11:漢字字体資料集(諸案集成1)』の「1. 漢字要覧(明治41年5月〈国語調査委員会〉)」を読んでいて、漢字に関して特に系統立てて学んだ経験のない私には面白かったので紹介しておく*1。 書は解説によれば「漢字について、その一般常識(同書の凡例によれば、専門の学者を対象としたものでなく、中等教育程度において必要な範囲)を知らせる目的で編纂されたものである」。 ●その凡例部分(切り貼り) 目次は、 第一 漢字の創製及び構造 第二 漢字の変遷及び字体 第三 字音及び字訓 第四 熟字 第五 邦仮借字 第六 邦製作字 第七 邦転用字 からなり、巻末に歴代変遷の字体を図示してある(旧字+片仮名書きを改めた、以下同)。 以下、内容の一部を紹介する。 ●「第二 漢字の変遷及び

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  • 再び「次」について - なんでやねんDTP・新館

    文化庁の国語施策情報システムの国語施策沿革資料12_41ページ(当用漢字字体表_一一頁)には以下の字体が掲げられている。 左:当初の当用漢字表の字体 これでは曖昧で判断に困るが、その付録の「国語審議会第十四回総会における安藤主査委員長の報告―当用漢字字体表について―」と題する文書は、一部「平/来」など旧字体は残っているものの、意図的に新字体で表記されたと思われ、そこに現れる「次」は以下の通り:国語施策沿革資料12_56ページ(当用漢字字体表_二六頁)。 この当用漢字字体表を受けて新聞協会が制定した字体は以下の通り。 (社)日新聞協会「新聞活字字体統一に関する資料」の当用漢字字体表(対照活字字体)より。*1 現行の常用漢字表も同様の字体である。「次」の「にすい」様の部分は実は「にすい」ではなく「二」が元になっていることは旧字体を見れば判るが、私もこちらの方が好きだ。 JISの例示字形が常用

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  • 旧字体で気にかかること_02 - なんでやねんDTP・新館

    昭和27年刊行の旧字体を使用した歌集の全文と昭和50年刊行の新字体を使用した歌集の抄を一冊として文庫化する案件があった。新字体の方も旧字体で……という出版社からの意向だった。 27年刊行の歌集は解説部分もということだったが、ここで少し判断に悩むことが発生したのでメモ的に。 ●文(歌部分)は仮名および「瓦/像」などの字形から判断して明らかに築地系の活字であり、解説部は別系統の活字を使用してあるので、字形に微妙な差異があったが、「微」のみ私の置換リストとは別処理とした。 ●解説部分は「涙」も含めてほぼ私の置換リスト通りの字形だったのだが、両部分とも「月/秘/双/鴉/吸/糸/晩/瓶/並/意/痴」は新字体が使用されていた。結局、字形差の大きい「秘/双/糸/瓶/並/痴」のみそれに従った。 (出版年にもよるのだろうが、少なくとも「瓶/並/痴」に関しては康煕別掲字ではあるが置換リストから外した方がいい

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  • 写研の採字法の手引き - なんでやねんDTP・新館

    先の写研の文字盤の記事が意外に反響があった。 メインプレートの画像もアップしてあるので、文字を探す酔狂な方もおられるかも知れない。 私などは体に染み付いているのですぐに探せるのだが(それもネガの方が慣れている)、写植の経験のない方にはちょっと面倒だろう。 なので、その際の手助けとなる写研の印刷物もついでにアップしておく*1。 今ご覧になっている画像では読みづらいだろうが、72dpiで9.19MBあり、画像をクリックして別窓に拡大表示すれば十分に読めると思う。 並びは、 「一寸の幅、鍋蓋しんにゅうは匣、刀抜く人、雁は山さと、 大小の女子、口言い心に手、弓と片戈、四目糸草、 虫の羽竹の里、辛車臼門、犬の足馬の骨、七曜」 と覚える。これはモリサワも同じだったと思う。 *1:これは偶然見つけたBAサイズのモノ。部分毎にスキャンして合体し、リサイズした

    写研の採字法の手引き - なんでやねんDTP・新館