このたび専門外にも関わらず、『解放社会学研究』35, (2022) pp. 7-32に標記の論文を(査読を経て)掲載していただきました。こちらの論旨が伝わる程度にはなんとか論文の字数制限内に入れることができましたが、書き残したこともかなりあるので、いくつか補足説明をします。 まず、最初に問題にしたいのは、2014年に公刊された的場光昭による『アイヌ民族って本当にいるの?金子札幌市議「アイヌ、いない」発言の真実』(展転社、2014)に「五 これだけの科学的証拠、“アイヌが先住民族”のウソ」という章が設けられていることです。そもそも先住民族というのは人権問題における用語であり、政治的なイッシューです。歴史によって規定されるため「科学」が入り込む余地は本来ありません。近現代における蝦夷地・北海道でのアイヌ史を概観するだけで先住民族に該当することは明白です。つまり、問題設定から詭弁を用いているとい
https://twitter.com/Furuya_keiji/status/1500394514196103168 神武天皇の実在性とか、その後に続く欠史八代、さらに言えばその後の記紀神話の中で天皇とされた人物、生み出された人物みたいな話になると泥沼なんで触れませんが、とりあえずは下記の部分についてだけでも。 神武天皇と今上天皇は全く同じY染色体であることが、「ニュートン誌」染色体科学の点でも立証されている。近代の男女同権という価値観とは次元が異なる。 そんなわけない、の一言で済むんですが一応はこの手の言説であっても無から生まれてくることは中々ないのでこの話を見ていきます。たとえば類似のY染色体と雑誌ニュートンの組み合わせでは下記の様なツイートがあります。 https://twitter.com/takeuchikumiffy/status/1406217698514653188 これ
調べてみたら、昨年あたりからやたらと「男性脳女性脳」をうたった「男女共同参画講演会」が開催されてるんだけど、やばくない? https://t.co/BMy74xvpwj
2018年07月20日23:34 カテゴリ 赤さびの出た水道管を管の外からなおせるという「NMRパイプテクター」という商品 赤さびの出た水道管を管の外からなおせるという「NMRパイプテクター」という商品があります。 日本システム企画株式会社という会社の製品です。 田園都市線の車内広告(ドア脇)にも掲載がありました。 たまプラーザ団地はインフラの整備が必要な時期ですが、 この商品を絶対に受け入れないようにしていただきたいと思います。 特にお年寄りや科学的知識の無い方が価格だけで話しに乗りそうなので気になってしかた有りません。 この商品を絶対に導入してはいけません。 何故導入してはいけないかといういろいろなお話しです。 昨今話題のブログでは400万円らしいけど、私のマンションの場合の見積もりは450万円だった。 もう10年位前かな。私の知る限り、動作原理に関する説明は何回か変わってます。 当時
栄養情報も流行には要注意、話は単純化され盛ってある 佐々木敏・東京大学大学院医学系研究科教授インタビュー(1) 食品に関する情報があふれている。テレビでは料理研究家が「この食品は○○がいっぱい。夏バテに効きます」などと紹介し、SNSには「××で痩せました」というたぐいの話が大量に書き込まれている。がんなどの病気を克服する食事を医師が指南している。 これらの情報をどこまで信じてよいのか? 私たちはどのような食生活を送るべきか。東京大学大学院医学系研究科の佐々木敏教授に話を聞いた。佐々木教授の専門は栄養疫学。人が日常生活の中で自主的に食べている食べ物の種類や量を調べたり、食事の内容を意図的に変えてもらい、体への影響を調べたりする学問だ。日本の栄養学の専門家に医師はほとんどいないのだが、数少ない医師の一人で臨床経験もあり、現在は日本人の食生活の実態を第一線で研究し論文として世界へ発表し続けている
私の勤務する国立国際医療研究センターは、感染症の高度専門機関と位置付けられているナショナルセンターのため、何か感染症の問題がニュースになるたび、報道や一般市民の方から「これってどうなんですか?」という問い合わせが増えています。 最近は健康情報について検討を促すような啓発や報道記事もあるためか、自分で調べたり確認したりする人も増えているからかなと思います。 情報発信者やその責任者は、医療や健康について正確な情報か、誤解から実害が生まれないかを考える必要がありますので、個人の思いつきで記事が掲載されることは大手の媒体ではありません。 しかし、今月に入ってびっくりした記事があります。それは、かつての愛読書である「クロワッサン」という雑誌が、おにぎりについて石けんで手洗いせず素手で握るように勧める記事を掲載していたことです。 手塩にかけたおにぎりは、おいしい発酵食?その記事は、「腸に効く、発酵食と
【悲報】 謎水装置の購入が決定してしまいました。 ただの磁石に400万円払わされます。 集会は怒号と誹謗中傷が飛び交い、住民は「反対したら危険」という恐怖心が先に立ってしまった様子。 当マンションの自治は完全に崩壊してしまいました。 擬似科学は恐ろしい。
2018年4月16日,休暇をとって上京し,いくつかの私用をこなした。そのうちの1つが,本件訴訟(平成26年(ワ)第29256号)の第一審勝訴の報告会に出席することだった。 報告会の後の懇親会で,篠原常一郎さんと同席した。篠原さんは元共産党の職員である。その話によると,福島原発事故のあと,ナノ銀除染に嵌まった小沢一郎さんから,板橋でナノ銀批判をしている共産党区議をどうにかかしてほしいと言われ,志位さんと小沢さんを引き合わせた。それで,松崎さんについては共産党として指導することになり,その顔合わせがきっかけとなって野党共闘の話が始まったとのことだった。 松崎さんが,阿部ホタル博士の一連のインチキ話を批判したとき,科学のことは科学者にまかせろなどと言って松崎さんに査問のようなことをし,あげくに松崎さんを共産党から除籍したのは,野党共闘に目がくらんだ共産党トップが小沢一郎の求めに基づいて指示した結
原発を危険視する方向性のデマを主として批判していたらしいサイトが、批判を受けて内容の見直しをおこなうと宣言していた。 http://fukushima.factcheck.site/article/1720 「Fact Check 福島」は福島とその住民に対する不当な攻撃は許しませんが、そのために他の差別を利用する意図は一切ありません。今回、辛氏に批判的な人、とくに排外的な思想をもつ者が、当記事を利用するかたちで攻撃を加速させたこと。そこに加担することになったのは不本意であると同時に、強い反省を抱くものです。 まったく状況を把握していないので、ファクトチェックそのものについては、事実性を判定するだけの簡単な作業ではないという一般論くらいしかいえない。 ただ、見直しにいたらしめた批判へ反発するような人々が、しばしば批判の妥当性を裏づけてしまっていることは、周辺の出来事であっても注意したい。
謎の水装置問題(2018年) http://www.geocities.jp/gimni300/2018fraud/ 先日注目を集めた「NMR更生機」なるものが2018年3月15日付の北海道新聞朝刊にて新技術として紹介されていた 記事によると「JRタワービル」や「新千歳空港ターミナルビル」をはじめ、道内では約620の施設に導入されているようだ 私はこういった技術には明るくないので真偽は判断できないが、ネットの情報を見る限り、疑惑に対しメーカー側が真摯に対応する気がなさそうだと感じた これだけの施設に導入されていて問題が起こっていないのだから、効果はあるのかもしれない しかし科学的根拠が不十分であるとの指摘に対しまともな回答をしていないことも事実である 実際に効果があったとしても、この態度では残念ながら疑惑を深めてしまうばかりである 効果があるのならばメーカーと消費者双方の利益になることは間
日本人の大便の量が激減しています。大便は単なる「食べ物のカス」ではありません。食べ物のカスは約5%で、固形部分の大半は「腸内細菌」の死骸。つまり腸内細菌が減っているのです。その結果、腸に穴があいて、下痢になる人が増えています。その原因は周囲にあふれる「抗菌グッズ」にあるのです――。(第2回) ※本稿は、藤田紘一郎『手を洗いすぎてはいけない』(光文社新書)の第4章「マスク大好き日本人の愚」を再編集したものです。 腸内細菌が激減すると大便の量も激減する 私たちの腸には、およそ200種類100兆個もの腸内細菌がすんでいます。重さでいえば、およそ2キログラムにもなります。 その腸内細菌は、腸粘膜細胞と協働して、人が生きるために必要な多くの仕事を行っています。主な腸内細菌の働きは、以下のとおりです。 ・食べ物の消化、吸収、便の形成 ・免疫機能の維持 ・有害物質の排除 ・ビタミンの合成 ・必須アミノ酸
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