老朽化に伴い昨年10月から大規模改修工事を行っていた静岡市立中央図書館が5日、リニューアルオープンした。城北公園の景色を眺められる読書席やふた付きの飲料の持ち込みが可能なスペースが新設され、初日から多くの市民らが訪れた。 読み聞かせなどで読書を楽しむ来館者=静岡市葵区の市立中央図書館 同日開かれた記念式典では、田辺信宏市長らがテープカットでリニューアルを祝った。田辺市長は「中央図書館と城北公園が生涯にわたり心の公共財として市民に寄り添った施設であり続けることを願う」と期待した。 新図書館は、乳幼児や小さな子ども連れも気兼ねなく利用できる時間帯「コアラタイム」を毎週木曜午前に設けた。来館者にも子どもの話し声などにおおらかな対応を求めていく。 公園との行き来をしやすくするための出入り口も設置し、両施設の利便性向上も図る。 初日は来館者が子どもに絵本の読み聞かせをしたり、木漏れ日の差す窓際の席で