ジュースやガム、うどんなど新旧様々な自動販売機を展示する「わくわく自販機ミュージアム」(前橋市粕川町中之沢)が、12月27日に閉館する。2012年に開館し、マニア心をくすぐってきたが、規模が縮小する自販機業界の変化にのみ込まれた。 ミュージアムがあるのは赤城山のふもと。自販機や自動車部品の大手サンデングループの事業所が入る「サンデンフォレスト」の一角にある。 紀元前後のエジプトで考案され、世界で最初の自販機と伝わる「聖水自販機」のレプリカや昭和30年代に流行した「噴水型ジュース自販機」、そば・うどんの自販機など15台ほどが並ぶ。懐かしい昭和の自販機だけでなく、液晶画面を使った最新鋭の機種なども展示されている。 ミュージアムは自販機の歴史を紹介するとともに、省エネ技術や災害時の飲料提供などの社会貢献をPRする目的で設立された。所有する日本自動販売システム機械工業会(東京)によると、オープン前