立命館大学ゲーム研究センターの保管庫。国立国会図書館と同様、一定の室温と湿度で、家庭用ゲームのソフトやハードを保管している=京都市北区の立命館大で2023年9月21日午後3時21分、野原寛史撮影 家庭用ゲームのハードやソフトを「モノ」として図書館や博物館に並べるだけでは不十分だ。 例えば、40年前の「ファミコン」のコントローラーはどう操作して、キャラクターはどう動いたか。それを未来に伝えるのも保存の役割だろう。 プレーできる状態、つまりプレーアブルの保存についても議論が始まった。 【関連記事】廃棄された「あの頃のゲーム」の開発資料 知的財産として守るには 迫る「寿命」 保存が進まない企業の論理 「カセットやフロッピーなどはもちろん、CDやDVDのゲームソフトでさえ10年後、20年後には(劣化で)プレーが難しい状況になっていく」 自民党の赤松健参院議員は、危機感を抱く。赤松氏は2023年5月